ホーム > 夏のオススメドライタッチ素材!肌離れの良い生地ってどんな特徴の生地なの?
2021.8.30
真夏は汗のベタベタが気になる季節。
そんな夏に向けた快適な衣類もたくさん販売されていますが、中でもドライタッチ素材の着心地は格別。汗をかいていることすら忘れるくらい、涼しげな素材です。
今回は、夏場には欠かせないドライタッチ素材の魅力やYAMATOMIオススメの生地をご紹介します。
目次
最近アパレルショップでもよく聞くようになった「ドライタッチ」。日本語で言うと「指触乾燥」で、カラッと乾いた(ドライ)ような触り心地という意味です。
触り心地の感覚としては、「さらさら」「さらり」という表現がわかりやすいかもしれません。「乾燥」とは言っても、必ずしも「ざらざら感」があるわけではありませんが、表面に凹凸やきしみ感を感じることも。
ドライタッチの秘訣は断面にあります。生地によって製法は異なりますが、たとえば側面に細かな凹凸や孔を作って異形断面状にすることでドライタッチ素材になります。
ドライタッチ素材の最大の特徴と言えるのが、その独特な肌触り。表面をなでると「さらさら」としており、とても清涼感があります。
平たくいえば「涼しげ」。まさに夏向けの素材ではありますが、快適に過ごすためにインナーに使われることもあり、実は年中使われる素材です。
ドライタッチ素材は汗を吸いやすいですが、それと同時に水分を素早く拡散させる吸汗速乾性があることも特徴。
生地や衣類は細かく見れば元は繊維の集まりなので、湿度が高いと「湿気ているな」と感じることはありませんか?特に洗濯後、生乾きの状態がわかりやすいかもしれません。
ドライタッチ素材は、その湿気さえ感じさせない素材だとも言えます。
ドライタッチ素材のほとんどは通気性が高いです。繊維と繊維の間が大きく空いているメッシュのような素材は高通気性だとわかりやすいですよね。
逆に繊維が詰まっていても、異形断面にすることで目に見えない小さな孔が無数に空いていることになります。小さな孔が空気の通り道となり、高通気性を実現するのです。
絹やレーヨンのドライタッチ素材は、それぞれ「シルクドライタッチ」「レーヨンドライタッチ」と言って、ぬめり感やきしみ感があるのが特徴です。
最も流通が多いのはポリエステルのドライタッチ素材。異形断面になっていたり、ちりめんのように表面が凹凸していることがポイントです。ぬめり感はありませんが、肌との接触面積が少なくなって快適に着用できます。
リネンには元来から清涼感のある生地だということもあり、上記の素材が登場する前まではドライタッチの主流素材でした。
ドライタッチ素材は近年注目を集めている素材です。特に気温も湿気も高い日本では、今後ますますドライタッチ素材の種類が増えていくはずです。
そんなドライタッチ素材を取り入れるメリットを4つご紹介しましょう。
ドライタッチの生地は触り心地がさらさらとしており、とても清涼感があります。こうした特徴から、さらりと軽やかに着れるのがメリット。
さらりと1枚で着るワンピースやアロハシャツをイメージしてみてください。見た目も着心地もとても涼しげで、暑い夏には何着か持っておきたいですよね。
夏っぽいファッションや雰囲気を楽しみたい人にぜひオススメしたい素材です。
ドライタッチ素材は機能性のある素材だと言えます。通気性が高く空気が出入りしやすいだけでなく、吸った汗をすぐに拡散してくれるため、汗だくになるような真夏でもベタベタしないのが嬉しいポイント。
夏場でもシャツの下に肌着を着ている人が多いと思いますが、ドライタッチ素材なら肌着がなくても直接肌の上に着用可能です。肌のさらさら感が続くため、1日中快適に過ごせるでしょう。
意外なメリットかもしれませんが、ドライタッチ素材を選べば肌荒れを防げることも。
ニキビは汗により毛穴に皮脂が溜まることが原因、赤みは肌が擦れることが原因で起こりますよね。ドライタッチ素材は汗を拡散させますし、肌との接地面が少ないため擦れる心配もありません。結果として、肌荒れを防ぐのです。
特にたくさん汗をかきやすい子供は、あせもになりやすいです。子供のためにドライタッチ素材を選ぶ親御さんも増えていますよ。
ドライタッチ素材には速乾性があるため、洗濯後はすぐに乾いてくれるというメリットもあります。
夏場の晴れた日ならだいたいの洗濯物は乾いてくれますが、雨・曇りの日の室内干し、冬場などはなかなか乾きませんよね。そんな真冬の中でも、ドライタッチの生地で作ったものはあっという間に乾くのです。
そのため、夏場のファッションアイテムの他、年中使える肌着やハンカチなどにもドライタッチ素材を活用できますよ。
さまざまなメリットを持つドライタッチ素材は、どんなアイテムに活用するのが良いのでしょうか?
ドライタッチの生地を使ったアイテム・製品例をご紹介します。
やっぱり最初に取り入れたいのは、ファッションアイテムですよね。夏向けのファッションアイテムに取り入れている人が多いです。
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1枚は持っておきたいドライタッチ素材のトップス。裾が長く横にスリットが入ったタイプは、近年のトレンドでもあります。
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きちんと感のあるパフスリーブトップスとテーパードパンツ。これくらいキレイ目の洋服なら、オフィスカジュアルとして着て行けそうですね。仕事中も快適に過ごせるはず!
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働くメンズにはドライタッチ素材のシャツがオススメ。最近はベビーブルー・レモンイエロー・ラベンダーピンクなど、夏らしい柔らかいカラーがモテるのだとか!?ベタつき知らずで、爽やかメンズを目指せます。
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メンズのオフスタイルには、こちらも最近トレンドのカラーシャツを。オーバーサイズを前開きにして着るのがポイントです。重ね着でも快適なのが嬉しいですね!
快適に着られるのでファッションアイテムとして人気のドライタッチ素材ですが、UVカット効果はありません。涼しげで快適だと思っていても紫外線の影響は受けてしまうため、真夏は日焼け止め必須ですよ。
作業服を着用して行う仕事は、とても体力を消耗するもの。仕事内容そのものだけでなく、ベタベタして重い作業服の不快感で疲れてしまうのです。
そんな労働者の疲労やストレスを軽減してくれるのが、ドライタッチ素材で作られた作業服。軽量で動きやすく、ベタベタしないので快適に仕事ができます。
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春夏の作業着を選ぶポイントは、「軽量」「程よいストレッチ性」そして「ドライタッチ」!1日中着ている服だからこそ、自分が快適に過ごせる作業着を選びましょう。
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実は炎天下での作業こそ、長袖がオススメ。ネックラインから手首まで、余すところなく体の汗を吸い取ってくれるためです。しかし普通の長袖は暑さに負けるため、ドライタッチ素材のメッシュ生地を選ぶようにしましょう。
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作業用のポロシャツにもぜひドライタッチ素材を取り入れてみましょう!上半身のベタつきを抑えるだけでも、作業がしやすくなるはず。こちらはシルエットがきれいなので、作業着としてはもちろん普段着としても使えそうです。
衣類以外にもドライタッチ素材を活用可能!その他の小物やインテリア類などの活用例もご紹介します。
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リネンハンカチはまさにドライタッチの素材感を感じられるアイテム。ナチュラルだけど高級感があり、使えば使うほど馴染んでいくのが素敵ですね。
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夏場のマスクは蒸れて肌荒れの原因にも。それを解消してくれるのが、ドライタッチ素材のマスクです。通気性が良く呼吸もしやすいですよ。
「ドライタッチ」といっても種類は豊富で、それぞれ風合いや雰囲気が異なるもの。生地問屋YAMATOMIでは、真夏にピッタリのドライタッチ生地を揃えています。
そんなYAMATOMIオススメのドライタッチ生地をピックアップしました!
筆者もドライタッチ素材のトップスを着て海に行ったところ、潮風と汗による肌のベタベタ感が気になりませんでした。着心地がとても良いのはもちろん、真夏でも1日中快適に過ごせる便利な素材。
あなたも、ドライタッチ素材を1度着てみれば、明日もまた着たくなること間違いなし。
暑い夏の季節を快適に乗り越えるための素材として、ぜひドライタッチ素材を選んでみましょう。
薄くて軽く、適度なハリコシがあります。ドライタッチなだけでなく、接触冷感機能も。トップスや肌着などにお使いいただきたい生地です。
やや薄手でシャリ感のある手触り。キレイめなアイテムとの相性が良く、セットアップやワンピースなどに向いています。真夏のオフィススタイルに!
斜めの畝が見え、キレイめにもカジュアルにもお使いいただけるツイル生地です。ストレッチ性やドライタッチ性があるので、パンツなどで快適に着られます。
中空糸を使用したツイル。マットなルックスに対しドライな風合いが特徴です。夏場のアウターや、クールビズジャケットなどにもおすすめ!