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【日焼けから守る】UVカットに適している生地・適さない生地とは?

2021.9.8

「夏だからきちんと紫外線対策をしよう」

「紫外線は夏だけ対策しておけばOK」

……そう思っている人も多いのではないでしょうか?かくいう筆者も、同じように考えていました。

しかし、確かに夏の紫外線は1年の中で最も強いですが、紫外線自体は1年中降り注いでいるもの。年間を通してしっかり対策しておきたいですよね。

そこで今回は、日焼けから守るUVカットに適した生地について解説します。

 

紫外線が強いのは夏だけじゃない!?

夏は暑く、また肌も焼けることから、夏の紫外線が強いことは誰もがご存知の通り。しかし、紫外線が強いのは夏だけではありません!

 

紫外線はもっと早くから対策が必要

5月頃からじわじわと紫外線数値(別名UVインデックス)が高くなり、7月〜8月頃がピーク。9月10月と低くなって行きますが、完全になくなることはありません。

特に紫外線対策に気を抜きがちなのが、3月〜6月。春が来て暖かくなり、気分は開放モードで半袖や薄着に。しかも6月は梅雨時期で曇り空も多いため「日焼け止めはいらないだろう」と思ってしまうんですね。

ピーク時だけでなく、もっと早くからの紫外線対策が必要です!

 

紫外線の健康への影響

中には「焼けるだけなら気にしない」という人もいるかもしれません。しかし、紫外線は見た目だけでなく健康にも影響するので要注意!

紫外線に長時間当たると、皮膚に炎症が起こり赤くなります。日焼けは言い換えれば「ヤケド」の一種。酷い場合だと赤く腫れ上がったり、水ぶくれになったり、皮がむけたりと、痛い思いをするハメに。

また紫外線は眼にも影響を及ぼし、角膜炎になることもあります。

長期的に見ると、紫外線により皮膚がん・白内障などの発生率が高くなることも。皮膚が乾燥してしわができる、年齢を重ねると一気にシミが増えるなど、美容にもあまり良くありません。

 

とは言え、紫外線は悪い影響ばかりではありません。紫外線に当たることで、体内でビタミンDが生成されカルシウムの吸収を手助けします。また「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されやすくなり、気分が良くなったり、ストレスが減少したりなど、良い影響も与えます。

紫外線は人体に良くも悪くも影響するため、うまく付き合っていくことが大切です。

 

紫外線対策の方法

紫外線対策には、次のような方法があります。

この中でも、今回は日常から手軽に取り入れやすい、「日傘や帽子」「長袖やアームカバー」の使用・着用がオススメ。

UVカットに適している生地のものを選ぶことで、たとえ日焼け止めを塗り忘れても安心して出かけたり、屋外で過ごしたりできますよ。

 

UVカットに適している生地

では、UVカットに適している生地にはどんなものがあるのでしょうか?

 

ポリエステルなど合成繊維

ポリエステルなどの合成繊維は、繊維そのものに紫外線を吸収する機能があります。「紫外線を吸収する」と言うと肌に悪そうなイメージですが、もっとわかりやすく言えば「紫外線が肌に届く前に生地繊維が吸収し、届かないようにする」のです。

つまり、合成繊維は紫外線を透過しにくいため、ある程度は安心して利用できるということ。

さらに言えば、合成繊維はプラスαの機能性を持たせることも可能なので、UVカット加工や遮熱加工なども施せます。

 

厚手の生地

「紫外線は窓を閉めていても届く」と言われるように、物質を透過して肌に届きます。なるべく透過させないためには、薄手よりも厚手の記生地を選ぶのがポイント。

とは言え、真夏に厚手のシャツやジャケットなんて着られませんよね。選ぶとしたら、まだ肌寒さの残る3月〜5月の紫外線対策アイテムとしてがオススメです。

クーラーの効いた部屋が寒くて苦手という人は、さっと羽織れる厚手のアウターとして選ぶのも良いでしょう。

 

UVカット加工が施された生地

やはり1番安心できるのが、UVカット加工が施された生地ではないでしょうか。

UVカット加工は過剰な紫外線の透過を防ぐだけでなく、製品そのものの変色や退色も防止し、結果として長く使い続けられる製品になります。

UVカット加工済みの生地は「UVカット率95%以上」などと表記されていることがほとんどなので、お店で選ぶときにぜひ探してみてください。

参考:UVカット加工|生地辞典サイト Fabric Summary

 

UVカットされている生地についてはこちらでも解説しているので、合わせて読んでみてください。

参考:UVカットされている生地ってどんな生地?紫外線カットの秘密とは

 

UVカットに適していない生地

逆に、UVカットに適していない生地もあります。「長袖だからOK」と思って着て行ったら、なぜか焼けていた……ということも起こり得るのです。

 

コットン100%などの天然繊維

コットン(綿)100%はお肌にも環境にも優しい生地。しかし残念ながら、紫外線からお肌を守ってくれません。

コットンは紫外線を透過しやすく、たとえ長袖のシャツを着ていたとしても、紫外線がシャツを通りぬけて肌にダメージを与えてしまいます。

コットン以外にも、リネンやシルクなども紫外線対策としては力不足。ポリエステルと合繊したものや、UVカット加工が施されたものを選ぶようにしましょう。

 

薄手の生地

ここまで何度も出てきたように、紫外線は衣服すらも“透過”します。薄手の生地は紫外線のバリアにはなってくれず、服の上からじわじわと焼けてしまうでしょう。(服で覆われていない部分はなおさら焼けるので、もちろん覆われていないよりも覆われている方が多少マシですが……)

特に、コットン製の薄いペラペラTシャツはなおさら透過しやすいので注意。女性の場合、透け素材(シースルー)は可愛らしくて人気ですが、紫外線対策が難しいです。

どうしても薄いシャツが着たい、コットンの着心地が良いという人は、日焼け止めや日傘、帽子などで対策を!

 

YAMATOMIオススメのUVカット生地

生地問屋YAMATOMIでは、紫外線からお肌や健康を守UVカット生地を揃えています。

思いっきり野外で遊びまわりたい人。日焼けを気にせずアウトドアを楽しみたい人。日焼け止めをうっかり塗り忘れがちな人……。

そんな人は、ぜひUVカット生地で紫外線から身を守りましょう!

 

TWINCOT UV(ロイカCF使用)

パキッとしたカラーが見ていると楽しいUVカット生地です。

吸水速乾、消臭機能もあり、カラーも豊富なのでスポーツウェアにいかがでしょうか?

 

CAT‐LIGHT 30Sコーマバーバリー

上質なコーマ糸を使用した、落ち着いた光沢感のある生地です。

柔らかくて肉感があり、UVカットのジャケットやアウターなどにオススメ!

 

CM60 スムースシルケット加工

とてもなめらかで心地よい肌触りのUVカット生地です。

繰り返しの洗濯に強く早く乾いてくれるため、インナーや肌着に向いていますよ。

 

シャインクール40リバーシブルメッシュ

メッシュで涼しさを確保しつつ、UVカットもしっかり機能している生地です。

その他、抗菌、消臭、吸水速乾など嬉しい機能もあるため、スポーツウェアやアウトドアウェアに適していますよ★

 

室内でも気を抜かず紫外線対策を!

まとめると、UVカットに適している生地の特徴はこちら。

この3つの条件をすべて満たさずとも、2つ、1つ満たしていればんある程度の紫外線をカットできるでしょう。

そして紫外線カットが必要なのは野外だけでなく、室内も同じ。「焼いた覚えがないのに焼けている」と感じるのは、室内でも日焼けしているためです。

普段からUVカットの衣服を身に付けるようにし、紫外線から自分のお肌や眼、健康を守りましょう!

 


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