ホーム > 高機能&高品質なワークウェアの生地とは?現場の作業着も生地で差別化しよう!
2020.2.18
凍えるほど寒い日でも、灼熱の太陽の下でも、たくましく働く土方のお兄さん。
もしくは、工場の中で重い荷物を軽々と持ち上げるかっこいいおじさん。
体力勝負の現場で働く人たちを支えるのが作業着=ワークウェアです。
「作業着は破れるから安いものでいい」
「どうせ汚れるんだからその辺の服でいい」
…なんて思っていませんか?
現場のワークウェアに求められる性能は、実は普段着やスーツよりもたくさんあるのです。
最近は無骨ながらもおしゃれなワークウェアが増えており、働く人のモチベーションアップにもなっているんですよ。
今回はそんなワークウェアの性能や使われている生地についてご紹介しましょう!
目次
ワークウェア(作業着)とは、体や体力を使ったさまざまな作業・労働をするときに着る労働着のことです。
営業マンやOLがスーツを着て、料理人がエプロンを着るように、あらゆる現場で働く人も専用の服を着るのです。
しかし、現場で働く人は他の職業と比べるとかなり体を使っており、場合によっては屋外で長時間作業することも。
よってワークウェアに求められる機能性もそれなりに多いのです。
まずはワークウェア選びにおいて、検討材料に入れておきたい機能性をご紹介しましょう。
ほぼ毎日着て頻繁に洗濯するものなので、耐久性がないと困ることがしばしば。
仕事中に破れてしまって集中できなかったり、頻繁に買い換えて余計にお金がかかったりしてしまいます。
だからこそワークウェア選びで一番最初にチェックしたいのが、耐久性なのです。
走ったり、屈んだり、背伸びをしたりするため、ワークウェアにストレッチ性は欠かせません。
縦横2Wayに伸縮するワークウェアであれば、動きの邪魔にもならないのでオススメ!
ババシャツのように体にフィットするインナータイプでは特に伸縮性があるものを選びましょう。
寒い屋外で作業することが多い人は、防寒性のあるワークウェアを選ぶといいですね。
ただ生地を厚くするだけでは動きにくくなってしまうので、中綿のものが暖かくて軽量でオススメです。
暑い真夏日でも外に出て働かなければならないのが、現場作業員の辛いところ。
太陽の下でよく作業するという人は、通気性がよく、着ていても涼しいワークウェアを選ぶようにしましょう。
たくさん動けばたくさん汗をかきますし、洗濯したらなるべく早く乾いてほしいもの。
そこで、吸水速乾性が高いワークウェアをとても重宝するようになります。
汗をかいてもベタつかず、洗濯で水分を吸ってもすぐ乾く素材を選んでみましょう。
汗をかくと体臭も強くなるため、気になる人は消臭加工されたワークウェアがオススメです。
実は強いにおいは洗濯しても落ちないことも多いので、普段からあまりにおいがつかないような工夫も必要になります。
冬は問題ないかもしれませんが、真夏日など長時間の屋外作業はかなり日焼けします。
日焼けすると肌がヒリヒリして痛む人は仕事にも支障が出やすいため、UVカットされたワークウェアがオススメ。
紫外線を吸収するものと紫外線を反射するものの2種類がありますよ。
以上がワークウェアに必須の機能ですが、人や作業内容によっては次のような機能も欲しいところです。
・ファン付き
衣服内にこもった熱を外に放出し空気を入れ替えるファンが付いたもの
・ポケットの多さ
たくさん物を持ち歩く人には欠かせない機能
・軽量
よく動く人はワークウェアが邪魔にならないような軽さも必要
・ユニセックス対応
男女共に着られるデザインや、メンズライン・レディースラインのあるもの
どんな人がどんな作業をするために着るものなのかを考えて、必要な機能性を選ぶようにしましょう!
続いてワークウェアに使われている生地や素材をご紹介します。
生地や素材がワークウェアの品質を左右するといっても過言ではないので、ワークウェア作りには生地・素材選びからこだわりやいですね。
需要と供給が安定しているポリエステル製のワークウェアは、もっともオーソドックスなタイプだと言えるでしょう。
コストも安くて扱いやすいので、どんな作業着にも取り入れやすいです!
あくまでポリエステルなのでそこまで高品質は求められませんが、破れても気軽に買い換えられるのが良いところでしょう。
メリット
・軽量で涼しい ・シワになりにくい ・速乾性がある ・耐久性が高い ・リーズナブル
デメリット
・静電気が起きやすい ・色落ち、色移りしやすい
こちらは程よい肉感・ハリ感があり、静電気もシャットアウトしてくれる便利な生地です。
コットンはポリエステルよりも耐久性は劣るものの、肌触りがよく、肌が敏感な人にもオススメできる素材です。
アウターやパンツはもちろん、Tシャツやタンクトップなどのインナーにも使いやすいですよ。
メリット
・やわらかな肌触り ・通気性がある ・実は火に強い
デメリット
・乾くのに時間がかかる ・シワになりやすい ・洗濯により縮みやすい
こちらは上品なツヤのある生地。ソフトな肌触りで、快適な着心地を実現できます!
ポリエステルとコットンの良いとこ取りをしたT/C素材は、それぞれのデメリットを補っているため、ほとんど欠点がありません。
アウター、パンツ、インナーどんなアイテムにも使いやすいオススメの生地です。
メリット
・吸水速乾性が高い ・通気性がある ・耐久性が高い ・ポリエステルと綿のいいとこ取りで扱いやすい
デメリット
・種類が少ない
コットンとポリエステルの良さが詰まった生地。やや厚めで、アウターやボトムに向いています。
合成繊維であるナイロンはポリエステルよりも耐久性が高い優れた素材ですが、ナイロンだけでは伸縮性が足りず、ワークウェアには不向き。
そこでウールと似た特徴を持つポリウレタンと混紡することでストレッチを持たせ、ワークウェアに使える生地に仕上げます。
メリット
・伸縮性があり破れにくい ・吸水速乾性が高い ・体にフィットするアイテムが作れる
デメリット
・火や熱に弱い ・吸湿性が低い
本格アウトドア仕様の極めて高い機能性を持つ素材です。生地の軽さとナチュラルストレッチ性が着用時のストレスを軽減。落ち着いた配色、反発感とパウダータッチ等々、魅力の詰まった生地です。
普段着として履いているジーパンも、元々はアメリカの作業着として誕生したもの。
デニムというと固い素材のイメージですが、最近はストレッチ性のあるデニムも多く、作業着として活用しやすいんですよ。
メリット
・耐久性が高く破れにくい ・見た目がおしゃれ ・着るほど肌に馴染む
デメリット
・色落ち、色移りしやすい ・ストレッチがないと動きにくい
こちらはストレッチ性があるので履きやすく、カジュアルな風合いも楽しめます!
コーデュラ(CORDURA)はとても丈夫で耐久性が高い生地のため、まさに頑丈さが求められるワークウェアにぴったり。
無骨な見た目も男女問わず人気で、ファッション性・機能性ともにかなり高品質な生地だと言えます。
メリット
・見た目がおしゃれ ・防水、撥水性が高い ・かなり耐久性が高い
デメリット
・厚みがあると動きにくい ・価格が高い
ソフトな風合いからは感じられない耐久性の高さが魅力!アウターやボトムス、何でも使えますよ。
ワークウェア=現場で働く人の作業着
…なのですが、最近はそのカジュアルさやかっこよさから、ファッションにそのスタイルが取り入れられるようになりました。
逆に、今まで味気なかったワークウェアもさらにかっこよく、おしゃれに進化しており、「作業着」と「普段着」の境界線がぼやけてきているのです。
そこで、おしゃれなワークウェアのスタイルを見ていきましょう!
「え?これって普段着?」と思うような、かなり普段着に近いワークウェアを着ている人もいますね。
デニム素材は特に“普段着感”が強いので、ワークウェアと普段着の両方で使えます。
ウェアの中に空気を溜め込むことで保温性を上げるという画期的なワークウェアです。
空気なので軽くて動きやすいですし、薄着でも十分暖かいんですよ。
ベストの腰のあたりについているのが、ウェア内の空気を循環させるファンです。
冬でも動いていれば暑くなるため、ファンが付いているだけで1日中快適でいられるでしょう。
こちらは汗のベタつきを押さえてくれるインナーウェアです。
これ1枚着て作業しても良いですし、上に軽くアウターを羽織るだけでも温度調節がしやすいですよ。
しっかりとした厚みと大きくて豊富なポケットが仕事の手助けをしてくれるワークウェア。
レディースラインも揃えて女性の体に合ったワークウェアも一緒に用意すると良いかもしれませんね。
YAMATOMIでは現場で作業するみなさんを応援しています!
そんなワークマンなみなさんを支えるための、YAMATOMIオススメワークウェア向け生地をご紹介しましょう。
クールマックスの名前通り、吸水速乾性・通気性に優れています。
長時間着ていても蒸れにくく、まさにワークウェアにおすすめの生地です!
しっかりとしたハリがあり、抗菌作用や洗濯耐久性のある高機能生地です。
チノストレッチなのでワークウェアから普段使いのアイテムにもお使いいただけます!
ユーズド品のようなシワはカジュアルな雰囲気を出すだけでなく、着心地を柔らかくしてくれるもの。
厚みがあるため、作業用アウターやボトムス、つなぎなどに良いですね。
ハイテンションならではの優れた全方向ストレッチと快適なフィット感を体感できる生地です。
従来のデニムプリントよりもリアルさにこだわったデニム柄もポイント★
ワークウェアは制服のようなものですが、最近はおしゃれなワークウェアが増えてきていますね。
現場でも、仕事中でもおしゃれに働きたいという人のために、かっこよくて高機能、そして高品質なワークウェアを準備してあげてみてはいかがでしょうか?
またワークウェアのスタイルが普段着にも取り入れられているため、ワークウェア風アパレルアイテムなんかもオススメですよ★