ホーム > 生地で包む!大切な人への贈り物に使えるファブリックを使ったラッピングとは?
2020.2.4
誕生日、クリスマス、バレンタインデーから「〇〇の日」…日本には様々なイベントがあり、大切な人にプレゼントを贈る機会も多いです。
あなたは普段、プレゼントをどのようにラッピングして贈っているでしょうか?
お店でラッピングしてもらう人も多いですが、大抵の場合、おしゃれな柄の紙で包むことが多いですよね。
そこで今回紹介するのは、紙ではなく布を使ったラッピング「ファブリックラッピング」です。
ファブリックラッピングの特徴や、おしゃれなラッピングアイデアなどをご紹介します!
目次
ファブリックラッピングとは、その名の通り布を使ったラッピング方法全般のことです。
通常ラッピングは紙を使いますが、ファブリックラッピングは布なので折り目ができづらく、包んだ布は別の用途に使いまわすことも可能。
実は「ファブリックラッピング」というおしゃれな名前が付いているものの、“布で物を包む”という文化は数百年前からありました。
例えば袱紗に包んでお祝儀を渡しますし、風呂敷で荷物を包んでカバンとして持っていくこともあります。
家の中なら、陶磁器などを布に包んで大切に仕舞う過程も多いでしょう。
ファブリックラッピングも同じで「大切なものを包むこと」を目的としているのです。
ファブリックラッピングには、紙のラッピングのように「ラッピング専用の布」は不要です。
手芸で使った布の切れ端、着なくなったシャツ、または入らなくなったデニムパンツなんかもラッピングに使えるのです。
大きめの布や服の布ならちょうどいいサイズにカットできますし、布が小さくてもいくつか縫い合わせて、パッチワークのようにしてもおしゃれです。
このように、紙にはない使い方ができるのがファブリックラッピングの魅力だと言えるでしょう。
しかしファブリックラッピングに合う布・合わない布があります。
まず厚すぎたり、硬すぎたりする布は、物を包むのには扱いづらいので不向きです。
厚み・硬さの目安は、柔らかめのツイル生地くらいまでいいでしょう。
物を包むのにオススメの生地はオックス、ブロード、ガーゼなど、ほどよい柔らかさの生地やハリのある生地です。
また薄手だとレースやチュールなども、中身が見えるように物を包んだり、ワンポイントに使ったりと便利ですよ。
リネン生地やキュプラ生地はシワができることもありますが、そのシワもナチュラルな雰囲気に仕上げてくれるのでオススメです。
基本的には厚すぎる生地・硬すぎる生地じゃない限りどんな生地でも使えるので、実際に触ってみて生地を選びましょう!
贈り物に使うものですから、ラッピングに使う生地の質だけでなく、その生地のデザインも大切です。
柄がプリントされた生地もおしゃれですが、柄が出るように糸を織り込んだジャガードも高級感がありますよね。
無地を選ぶ場合でも、色味によって雰囲気がガラリと変わります。
贈る相手によって柄物を選んだり、無地を選んだりしてみてください!
ファブリックラッピングには紙のラッピングにはないメリットがあります。
それぞれのメリットをご紹介しましょう。
ファブリックラッピングに使った布はそのまま使いまわせるのが特徴!
物を包んだ後は小物を作ったり、また誰かにプレゼントするときに繰り返し使ったりできるのです。
紙のラッピングの場合、破れてしまったら捨てないといけないですし、他にこれといった使い道も思い付きませんよね。
ファブリックラッピングは使いまわせて環境に優しい(エコ)ので、「エコラッピング」とも言われるほどです。
実は手先があまり器用でない人や、ラッピング初心者の人ほどファブリックラッピングがオススメです。
物を包むときに難しい技術は必要ないですし、紙のように折り目がつかないので、何度でもチャレンジができるんですよ。
不器用な人はプレゼントを真ん中に置き、4つの端を持ってリボンでくくるだけでもOK!
実際にプレゼントを贈るときはもちろん、ラッピングの練習にも最適です。
紙のラッピングには出せない、ファブリックラッピングの魅力。
それは、使う布の種類によってまったく異なったラッピングができるということです。
チュール生地を使えば、中身が透けて見える繊細なラッピングに。
ファー生地を使えば、中のプレゼントだけでなく、ラッピングのふわふわした触感も楽しめます。
異素材の生地を2枚重ねてみたり、リボン部分にはまた違った生地を使ったりするのもオススメですね。
難しいラッピング方法がわからなくても、柄と生地の組み合わせて、ラッピングの幅が広がるのです。
ファブリックラッピングでは、紙のラッピングと同じ包み方から、布だからこそできる包み方まであります。
それではどんな包み方があるのかご紹介しましょう!
こちらでは不織布を使った基本のラッピング方法を紹介しています。
オックスやブロードなどでも同じ手順でラッピングできるので、ぜひ試してみてください!
四角い箱を包みたいときには、こちらで紹介されているラッピング方法がオススメ。
フェルトのぬくもりある風合いが、まさにクリスマスにぴったりですね。
こちらの動画では、少し小さめの布でもおしゃれにタッピングする方法を解説しています。
リボンの作り方も紹介されており、新しいラッピングの仕方を覚えたい人にオススメです!
洋服、マフラーなどのアパレルアイテムを贈るとき、あえて箱や袋にそのまま包んでみるのもいいですよね。
柔らかく変形しやすいアイテムだからこそ、ファブリックラッピングならおしゃれに仕上がるのです。
日本の伝統、風呂敷を使ったギフトの包み方も覚えておきたいもの。
お中元やお歳暮などのお届け物をそのまま紙袋で渡すよりも丁寧な印象を持ってもらえますよ。
こちらは上記の風呂敷包みよりもおしゃれな、ななめリボン包み。
可愛い柄の風呂敷を選べば、友達へのプレゼントにもオススメです!
生地問屋YAMATOMIで扱っている生地は、アイテム作りや資材はもちろん、ファブリックラッピングにもお使いいただけます!
今回は数ある生地の中から、特にファブリックラッピングにオススメしたい生地をピックアップしました!
プレゼントを贈る相手に合わせ、好みの質感・デザイン・色などをお選びください★
薄手で透けており、程よいハリ感と柔らかさが特徴の生地です。
生地を重ねることで色の濃淡ができるので、華やかに見せたいときにオススメ★
コットンとリネン特有のナチュラルな風合いが引き立つワッシャー生地です。
すでに馴染んだような風合いを持っており、優しげなラッピングに仕上がることでしょう。
光に当たることで透ける生地ですが、中身が見えるほどではないのでラッピングを解く楽しみがあります。
ふくらみのある優しい風合いを持ち、カラー展開も豊富です!
風呂敷用に和柄が欲しいときはこちらがオススメ!
男女共に使える大人の和柄で、風呂敷はもちろん、洋風なラッピングにも意外と合う優れものです★
他にもファブリックラッピングに使えそうな生地をピックアップしました!!
紙を使ったラッピングもおしゃれですが、布を使うとどこか高級感や特別感がありませんか?
布ならラッピング以外にも使い回せてエコですし、意外と紙と同じように物を包むことができます。
大切な人に贈り物をするときは、ぜひファブリックラッピングにも挑戦してみてください!