ホーム > 「ダメージデニム」ってどんな生地!ダメージデニムについての魅力を解説!
2019.1.8
普段使いできる王道ファッションアイテムと言えば、デニムパンツ。
トレーナーやTシャツと合わせてカジュアルにも着れるし、綺麗めのシャツやブラウスと合わせてオフィススタイルにすることもできますよね。
そんなデニムパンツですが、ここ数年で「ただのデニム」ではなく「ダメージデニム」の人気が上昇してきました。
そう、穴の空いたデニムパンツのことです!
よりカジュアルに、そしてワイルドに見せてくれて、さらに穴の空き方によってはセクシーさも垣間見せてくれるダメージデニム。
今回はダメージデニムがどんな加工なのか、そしてダメージデニムのコーディネート集をご紹介します!
目次
「ダメージデニム」と言われる穴あきジーンズが登場する前は、普通の藍染めしたジーンズが愛用されていました。
そこからどういう経緯で、わざわざ穴の空いたデニムを履くことになったのでしょうか?
通常、穴の空いた服=ボロボロでみっともないと思われがち。
それなのに、ダメージデニムは今や世界中でファッションの一部として取り入れられています。
まずはダメージデニムが登場した歴史を振り返ってみましょう。
ジーンズに使われるデニム生地が生まれたのはフランスですが、そこから「ジーンズ」や「ジーパン」と呼ばれるものの原型が完成したのはアメリカです。
19世紀半ばごろ、アメリカの西部では多くの労働者が「丈夫な作業服」を必要としていました。
そこで登場したのがジーンズで、もともとは労働者の仕事着として使われていたんですね。
とても履きやすく丈夫なことから、ジーンズブランドも登場しました。
そして映画で俳優が不良の青年を演じた際、映画の中でジーンズを履きました。
若者達に人気の俳優だったため、彼をマネしてジーンズを「仕事着」としてではなく「普段着」として履き始めた若者が増えたのが、ジーンズがファッションアイテムとなるきっかけです。
モッズやヒッピー、パンクなどのファッションスタイルを経て、ジーンズはおしゃれのひとつとして世界中に広まりました。
高級ブランドもジーンズを作り始め、デザイナーズジーンズも登場していったのです。
こうしてジーンズは、ただの仕事着から現代でも欠かせないファッションアイテムとして世界中で愛されてきました。
穴の空いたジーンズが登場したのは、実は1980年ごろ。
有名な女優や俳優、モデル、アーティストなどが穴の空いたデニムを履き始めたことから、じわじわと大衆に広まってきました。
当時はやはり「長年ジーンズを愛用するのはいいけど、穴が空いてボロボロでダサい」という声も多かったようです。
それでも有名どころが取り入れていることから、「ダサい」という声は年々減っていき、今では「おしゃれ」だとされています。
ダメージデニムはいろいろな呼び方があり、先ほども出てきた「穴あきデニム」の他に「ダメージパンツ」「クラッシュデニム」また「ボロボロジーンズ」とも言われています。
英語ではRipped Denim(リップド=引き裂かれた)と呼ばれることが多いです。
これらの呼び名から、とにかくダメージデニムは
・穴が空いたもの
・ダメージのあるもの
・破れたもの
・引き裂かれたもの
という特徴があることがわかりますよね。
それでは、どんな加工方法があるのかをご紹介しましょう。
ダメージデニムはもともと大衆の間で広まったため、最初から「ダメージデニム」として製造・販売されたわけではありません。
流行が始まった当時は、自分でデニムに加工を施していたことになります。
デニムへのダメージの与え方は様々で
・何度も洗濯する
・ヤスリやナイフで傷をつける
・ハサミで切る
・尖った岩に擦り付ける
・ショットガンで撃つ
など、大胆な方法で穴を空けることもありました。
自分の好きな場所に穴を空けたり、あえてランダムで空けてみたりなど、完成までの道のりも楽しめますよね。
「ダメージデニム」として製造されるようになると、ケミカルウォッシュ加工で漂白剤と砂利を一緒に入れて洗ったり、レーザーを当ててダメージを加えたりする加工方法が増えました。
デニムパンツを持っていれば、誰でも自宅でダメージデニムにリメイクすることが可能です!
リメイク方法をご紹介します。
【準備するもの】
・はさみ
・カッター
・ダンボール
・サンドペーパー
・ピンセット
【手順】
①ジーンズを後ろ側も傷つけないように、内側にダンボールを入れる
②カッターでザックリと切り込みを入れる(もしくはハサミでザックリと切り込みを入れる)
③ヨコ糸をほぐし、ピンセットで縦糸を地道に引き抜いていく
④サンドペーパーでダメージ部分の周りをほぐして、自然に仕上げる
他にもおろしがねでガシガシ擦ったり、カミソリで細かく小さなダメージを入れることも可能!
家にあるさまざまな器具で、自分好みのダメージデニムを作ってみてくださいね。
ダメージデニムをゲットしたら、どんなコーディネートにするか迷いませんか?
普通のデニムとは違い、ダメージ加工の大きさによってコーディネートを変えないとダサく見えてしまうかもしれません!
続いて、おしゃれインスタグラマーが投稿しているダメージデニムコーディネート集をご紹介しましょう!
ダメージデニム初心者であれば、まずは控えめなダメージから始めてみてはいかがでしょうか?
いつものジーンズと変わりなく履けるため、スタートにはぴったりです!
シャツやパーカーなど、いつも着るアイテムと合わせてみても良いでしょう。
スキニーデニムはピチッと感が特徴で、スリムに見せてくれます。
ダメージ加工したスキニーデニムは、上をダボとした大きめのトップスにすることでちょうど良いバランスが取れますね。
ダメージなしのデニムよりおしゃれに見せてくれるでしょう。
デニムのどの部分にダメージ加工すれば良いのか迷っている人は、王道のヒザ部分への加工がオススメです!
ヒザ部分なら歩いたときやヒザを曲げたとき肌が見えやすい位置にあります。
デニムの内側にチラ見えする肌もおしゃれの一部となっているので、ぜひ肌見せをしてみてください!
慣れてきたら、全体的にダメージ加工がされたデニムに挑戦してみてはいかがでしょうか?
一気にカジュアルダウンしますが、最近は全体がボロボロだと言えるほどダメージのあるデニムも流行しています。
お上品に見えるトップスでも、クラッシュデニムと合わせることでカジュアルに着れますよね。
ワイドサイズのデニムをダメージ加工したものは、ワイルドに見せてくれるアイテムになります。
特に男性が着ると、カッコよさを引き出してくれそうですよね。
雰囲気を作りたいときは、トップスにもワイルド感のあるプリントシャツを持ってくると良いでしょう。
実はダメージデニムであっても、合わせるトップスやジャケット、小物、ヘアスタイルによって上品に着ることも可能です!
ピッタリとしたハイネックトップスにベルト、ヒールを組み合わせることで、レディな仕上がりになっていますよね。
自分のコーディネートに自信がない人は、インスタグラムのコーデを丸ごと真似してみてもOKです。
ヒザの部分に大きく穴の空いたデニムは大胆で、初心者は挑戦しにくいかもしれません。
ですが一度その魅力にハマると、何度もいろんなコーディネートで試したくなるのです。
ライダースジャケットに黒のダメージデニム、さらにサングラスを合わせて、ちょい悪風に挑戦してみてはいかがでしょうか?
キッズにもダメージデニムの流行がきています!
ダメージデニムなら男の子も女の子も取り入れやすく、親子でおしゃれを楽しむこともできますよね。
ただ、キッズデニムの場合はあまりたくさんダメージ加工せず、ワンポイント程度にする方が安全でしょう。
ダメージデニムを作るために必要なのがデニム生地です。
最後に、YAMATOMIでオススメのデニム生地をご紹介しましょう。
厚手デニムの定番14ozセルヴィッチデニム。耳付きのセルヴィッチデニムはおしゃれアイテムの定番です。
なんと22ozのセルヴィッチデニム。かなり厚手の生地を使って、目を引く印象強いダメージデニムを作ってみませんか。
コットンでできたやや厚手のデニム生地なので、ダメージデニムも作りやすい生地となっています。
やや硬めの素材が好きな人は、こちらのリネンデニムはいかがでしょうか?
はき心地を重視したストレッチデニムならこれ!色展開もあるので、好みの色でダメージ加工してみてください。
摩擦による色の変化やダメージ加工のしやすさを重視するなら、こちらのデニムはいかがでしょうか?ストレッチがきいているのもいいですね。
誰でも一枚は普通のジーンズを持っているはず。
でも、着回しのきく王道アイテムだからこそ飽きてしまうときってありませんか?
そんなときこそ、ダメージデニムを取り入れてみましょう!
「ダサい」と思っていても実はおしゃれに着れますし、いろいろなカジュアルコーディネートにも合わせやすいです。
さらに、自分でデニムをリメイクできるのも取り入れやすいポイント!
ぜひダメージデニムに挑戦してみてくださいね。