ホーム > 可能性は無限大!ワンポイント刺繍が可愛い小物や洋服におすすめの生地
2018.9.20
20代〜60代、70代の幅広い世代の女性に好まれるデザインと言えば、刺繍があしらわれた小物や洋服。
プリント(印刷・印字)とは違う繊細さがあるため、その魅力にハマる女性が多いです。
また、手先が器用であれば自分で針と糸を使って刺繍を施し、オリジナルのアイテムにリメイクする人も!
今回はそんな刺繍デザインの魅力と生地との相性について取り上げました。
ワンポイントで可愛い小物や違った表情を見せてくれるお洋服、そして刺繍におすすめの生地などをご紹介します。
目次
刺繍は小物や洋服にワンポイントでついていることが多く、実は私たちの生活の中に刺繍デザインのアイテムは溶け込んでいます。
しかし何気なく見ているだけだと、そのワンポイントが刺繍だと意識できないもの。
まずは私たちの生活の中に溶け込んでいるワンポイント刺繍のアイテムをご紹介しましょう。
これから寒くなる時期にはカーディガンを着る人も増えてくるでしょう。
この画像のようなシンプルなカーディガンであっても、どこかにワンポイント刺繍を施すことでさりげない可愛さを演出してくれます。
カーディガンならどの世代の女性も着るため、デザインによって20代、40代と好まれそうなターゲットを変えられるのもポイントです。
生まれたばかりの赤ちゃんに着せる肌着。
無地でシンプルなものが多いですが、ワンポイント刺繍があったら可愛いと思いませんか?
赤ちゃんの肌着は柔らかい生地のものが多いので、刺繍しやすいという特徴もあります。
実は100円ショップで見かけるようなこういった靴下も刺繍です。
刺繍なら元々の生地の色やデザインに左右されることなく、自由な発想でアイテムそのものの表情を変えることができます。
やはり刺繍の魅力が一番発揮されるのはシンプルな小物。
シンプルでちょっと味気ない小物をワンポイント刺繍で可愛く変身させた例を紹介します。
こちらのガマ口の小物入れは猫の柄の刺繍が施されています。
ですが、もし刺繍が無かったらちょっと寂しいグレーの小物入れになりますよね。
刺繍はシンプルなアイテムに命を吹き込んで、癒されるアイテムに変身させてくれます。
シンプルアイテムの王道、エコバックにも刺繍をするだけでオリジナルバックに変わります。
布を使った小物は意外と多く、刺繍できる生地も多いため身近な生地から試してみるといいでしょう。
刺繍デザインの良いところは「凛」とした表情と「優しい」表情を同時に合せ持つことができるところ。
なぜ「凛」と「優しさ」が共存できるかというと、
・刺繍のデザインによってアイテムの表情を変えられる
・生地と刺繍のデザインの組み合わせは無限大
という特徴があるから。
柔らかい生地に大人っぽいデザインの刺繍を施せば緩すぎず、締めすぎずでちょうど良い。
硬めの生地にふんわりとした刺繍なら、ボーイズライク中に女の子らしさが垣間見える。
そんな「微妙なライン」のデザインが刺繍には可能なのです。
このデニムはそのままだと普通のジーンズですが、ポップで女の子らしい刺繍がワンポイントになっています。
それがデニムという「凛」とした印象を少し和らげ「かっこいいけど可愛い物を着たい」という女性の欲求を満たしてくれています。
刺繍で使われる生地は柔らかい生地であることが多いのですが、それだと「ちょっと子供っぽすぎる…」と感じることもあります。
そんな悩みは刺繍のデザインを大人っぽいものに変えることで解決できます。
ミドル世代の女性も着れる、大人っぽくて上品なデザインのブラウスも刺繍ならでは!
透け素材に刺繍を施し、セクシーさを演出することも可能です。
ただの透けた生地だといやらしさが出てしまい気になるのであれば、刺繍をして上品な色っぽさを引き出しましょう。
ここまで紹介してきたように、刺繍の可能性は無限大!
様々なタイプの生地と組み合わせることでどんな演出も表情もできるようになりますよ。
刺繍に使われるのは柔らかい生地というイメージが多いですが、柔らかい生地の中でも合うもの・合わないものは分かれてきます。
基本的にどんな布でも刺繍は可能なのですが、問題になるのが「刺繍しやすい布」かどうか。
刺繍しやすいかどうかは刺し手の技術に大きく左右される面もあるため「刺しにくい布」=「刺繍できない布」というわけではないことも覚えておきましょう。
まず、刺繍しやすい布として
・図案が写しやすい
・薄すぎず厚すぎない
・伸縮しない
・織りが均等で織り目が詰まって揃っている
といった条件があるようです。
しかしこれは人の手で刺す場合の条件のため、最近の優れた刺繍ミシンであれば上の条件は関係ないとも言えます。
それでは実際に刺繍におすすめの生地をご紹介しましょう。
刺繍に一番使いやすいのがローン生地です。
ロングセラーの60Sの糸を使用した薄手のローン。一般的な60Sローンと比較するとキメが細かく、透け感が抑えられたソフトな肌ざわりが特長の素材です。刺繍を施すのにど定番といえる生地です
80ローンはやや薄手で柔らかいです。このようにすでに刺繍されている生地もあります。
シルクの繊細な光沢感とコットンの清涼感が合わさった、高級感のあるシャツブラウス素材。
程よい透け感とさらっと肌離れのよい風合いで、暑い夏でも気軽に使える、お家で洗える素材です。
メーカー一押しのウォッシャブルシルク素材です。
発色性も良く綺麗な色のアイテムにオススメ。シルクなのにデイリーにも使いやすい素材です。
麻生地も薄すぎず厚すぎないため刺繍におすすめです。
吸水性・発散性に優れたリネン100%のやや中肉厚の素材。さらっとしたやさしい肌ざわりが特徴です。目付けも甘めなため刺繍を施すにはピッタリ。中肉厚なので小物からワンピースなど幅広く活躍してくれそうです。
デニムにしては厚すぎないため、刺繍にぴったりの麻生地です。洗いかければさらに柔らかくなります。
表情感のあるワッシャー仕上げにこだわった、ナチュラルな風合いを楽しめるリネンダンガリー。
洗ってもシワに対してはノンストレスで着心地の良い素材となっています。
コットン88、麻12の混合生地ですが中肉厚なのが刺繍がしやすく、最近の若者に好まれる素材・手触りになっています。
上記で紹介した生地以外でも、様々な生地を使って刺繍を施すことは可能です。
「この生地じゃないとダメ!」ということはないので、まずは使いたい生地があれば一度刺繍を試してみてください。
生地+刺繍の組み合わせでどんなアイテムもおしゃれに変身させることができるでしょう。