ホーム  >  メリノウールの魅力5つ!アウトドアシーンでも大活躍の理由とは?

メリノウールの魅力5つ!アウトドアシーンでも大活躍の理由とは?

2024.4.16

登山、ハイキング、キャンプといったアウトドア愛好家たちの間で今話題の素材、メリノウール。

ウールというと、ニットやセーター、マフラーといった秋冬アイテムに使われるイメージですが、メリノウールは体を動かして汗もかくアウトドアシーンにこそぜひオススメしたい素材なのです。

そこで今回は、メリノウールの魅力をまるっと解説!本記事を読んだら、あなたもメリノウールのアイテムをワードローブに加えたくなるかもしれません。

急成長企業も取り入れている!メリノウールとウールの違いとは?

一般的に「ウール」は羊毛素材全体のことを指します。メリノウールは3,000種もある中の1つ「メリノ種」と呼ばれる品種。ウールの中でも高級品とされています。

ウールライクな素材はたくさんありますが、あくまで「ウール“風”」であり、メリノウール特有の天然素材を再現できる化学繊維はいまだに開発されていません。

メリノウールは、実はワークマンやユニクロといった急成長企業も先陣を切って取り入れた素材。

画像出典:ユニクロ公式

ユニクロでは「エクストラファインメリノ」というハイゲージニットのアイテムが人気。上質な光沢感に加え、15回洗っても風合いがほとんど変わらないという特徴を持っています。

メリノウールという高級品種を使用すると価格が高くなりがちですが、ワークマンの「メリノウールインナー」は、なんと価格が1,900円とリーズナブル。気にせず使えて買い足しやすい、ということから、あっという間に完売になりました。

どちらのアイテムも一見すると普段着用アイテムに見えますが、登山やハイキングといったアウトドアシーンでこそ大活躍です!

アウトドアで本領発揮!メリノウールの魅力5つ

では、なぜアウトドアなのか?メリノウールの魅力を見ていきましょう。

保温性により体温を適度に保つ

羊がとても暖かそうな見た目の通り、メリノウールにも保温性があり、体温を適度に保ってくれます。

縮れたウールの繊維は空気を内部に閉じ込めやすく、保温効果を発揮。特に標高の高い山の上などは寒さとの戦いですので、暖かさをキープしてくれるメリノウール素材のアイテムは重宝します。

暖かいので秋冬向けと思われがちですが、夏のインナーやアウトドアグッズにもメリノウールが取り入れられています。暑いときには汗を素早く吸収して放出するため、ドライな手触りがずっと続くのです。

寒いときは暖かく、暑いときは涼しく、その場に適した体温調整が1枚のインナーでできるのは便利ですね。

吸湿性が高く汗冷えしない

メリノウールは体から発せられる湿気や水蒸気を吸着します。メリノウールの繊維はウロコ状になっているので、化学繊維や他の天然繊維と比べると吸湿性が抜群に高いのです。

吸湿した水分は大気中に発散されるため、サラッとしてドライな状態を保つことも可能。

登山をすると汗をかきやすく、汗冷えしたり蒸れたりするといった経験がある人も多いのではないでしょうか。メリノウールならば汗冷えを防げるので安心してアウトドアを楽しめます。

また、夏場に着ても蒸れずに涼しく感じるため、季節を問わず大活躍してくれる素材です。

抗菌・防臭効果で洗濯回数も最小限に

天然の抗菌作用を持つことも、メリノウールの強みの1つ。素材に雑菌が付着しにくいので、長時間着ていてもにおいが残りにくいのが魅力です。

ウール素材はどうしても洗濯するほどダメージが蓄積されていくので、洗濯回数を減らすことは、アイテムを長持ちさせることにもつながります。

また「汗をかいてもにおわない」という点は、友人やグループで長時間登山やハイキングを気兼ねなく楽しみたい人にとっては嬉しいポイントにもなりますね。

肌触りが良くてノンストレス

ウール素材といえば、肌に触れるとチクチクしてかゆい、というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?ウールがチクチクする理由は、その繊維の太さにあります。

メリノウールは羊毛の中でも肉眼で見えないほど繊維が細くて柔らかく、チクチクしないのが特徴。肌触りが良いので、直接肌の上から着てもストレスがありません。

天然素材のため、肌が弱い人でも安心して着れるという魅力も!

天然のUVカットで屋外も安心

主に南半球の高山で育つメリノ種は、常に紫外線を浴びながら暮らしています。そんなメリノウールだからこそ、天然のUVカット効果も期待できるのです。

紫外線を反射してくれるため、肌まで届く紫外線の量を大幅にカット。日焼けが気になる春ごろ〜夏はもちろん、紫外線の影響を受けやすい場所、長時間紫外線に晒され続けるイベントなどにもオススメです!

メリノウールの注意点と洗濯方法

メリノウールには天然繊維だからこそのデメリットもあるもの。ここでは、メリノウールを長く使い続けるための注意点と洗濯方法をお伝えします!

毛羽立ちや毛玉ができやすい

メリノウールに限らず、ウール素材のアイテムは毛羽立ちしたり、毛玉ができやすかったりという欠点も。とはいえ繊維が細いので、繊維が太い他のウール生地よりかは毛羽立ちが目立ちにくいです。

なるべくキレイな状態をキープするなら、着用した後は羊毛専用のブラシで優しくブラッシングしてあげましょう。

また虫食いに遭う可能性もあるので、保管時は防虫剤も活用してみてください!

値段は高めだけどコスパ良し

メリノウールは高級品のため、値段が高めになる傾向も。しかし、1枚の使用頻度や耐久性を考えたら逆にコスパが良いと感じる人も多いです。

正しく洗濯してメンテナンスをしてあげれば、1枚のニットやインナーを10年愛用し続けることも可能。

妥協して安いものを買ってすぐに消耗するより、お気に入りの1枚を長持ちさせることがサステナブルな楽しみ方にもなるのではないでしょうか。

洗濯とメンテナンスのひと手間で長持ち

メリノウール素材は化学繊維ほどラフな扱いはできませんが、少しだけメンテナンスの手間をかけることで長持ちに!ここでは洗濯方法や保管方法を解説します。

①中性洗剤を入れたぬるま湯につけ置き洗い。家庭用洗濯機で洗いたい場合は、裏返した状態で洗濯ネットに入れて洗う。

②洗ったら濡れたまま長時間放置せず、すぐにやさしく形を整えてから、風通しの良い場所に吊るして乾かす。

③保管時は防虫と防湿に注意。防虫剤や乾燥剤を活用するのがオススメ。

アウトドアシーンにぴったりのメリノウールアイテム

アウトドアシーンにメリノウール素材のアイテムを取り入れるなら、まずは次の3種類から始めてみましょう!

取り入れやすいTシャツやインナー

メリノウールのチクチクしないなめらかな肌触りは、Tシャツやインナーにオススメ!保温性・吸湿性を持つので、長時間着ていても快適です。何枚持っていても困らないアイテムですよ。

 

この投稿をInstagramで見る

 

THE NORTH FACE+ ららぽーとTOKYO-BAY(@tnf_tokyobay)がシェアした投稿

より温度調節しやすくするために、メリノウール素材の重ね着も最近人気。特に季節の変わり目は朝晩の寒暖差が激しかったり、登山で標高が変わるごとに寒暖差が出てきたりするので、そんなときに備えて薄手を2枚持っておくと便利ですね。

1枚あると使い回しやすいアウター

メリノウールのアウターは軽量で保温性が抜群に高いものが多いです。そのため、インナーに薄手のものを着ていても寒くならば1枚さらっと羽織るだけでOK!

 

この投稿をInstagramで見る

 

Woolpower日本正規輸入代理店(@woolpowerjp_official)がシェアした投稿

さらに、メリノウールは難燃性、難溶性、帯電防止といった機能も持っているため、アウトドアはもちろん作業着としても優秀。さまざまなシーンで着回しできる1枚を探してみてください!

冷えを防げる靴下

どこからメリノウールを取り入れたら良いのか迷う人は、とりあえず靴下から始めてみるのはいかがでしょうか?靴下なら、アウトドアをする人もしない人も誰もがトライしやすく、かつメリノウールの魅力を直に感じることができます!

 

この投稿をInstagramで見る

 

maco ikawa(@152_ikmk)がシェアした投稿

メリノウールの靴下はただ足元の冷えを防げるだけでなく、抗菌・防臭効果があるのがポイント!裏がパイル編みのものを選べば、より保温性が高く、クッション性も出て履き心地快適になります。

YAMATOMIオススメのメリノウール生地

生地問屋YAMATOMIでは、メリノウール生地も多数取り揃えております!

中でも特に質が良く、オススメの生地をピックアップしました。

 

ぺコラムカシミアーナ ファインメリノ ダブルビーバー

ウールの中でも最高級であるメリノウールに上質なホワイトカシミアをブレンドしたアウター向きの厚みのある生地。

綾組織の二重織に、両面ビーバー仕上げをしてしなやかな膨らみと光沢感を醸し出し、他にはない高級感でアウトドアシーンを演出してくれます。

 

ダイヤモンドルミナリーミルド

良質なウール原料を使用し、スケールオフ加工を施すことによりチクチク感のない肌触りなめらかなミルド天竺に仕上げました。

上品な光沢、適度にハリのある風合いでシルエットを美しく引き立たせます。

アウトドアシーンでは、長時間着ていても不快感のない快適なアイテムになってくれること間違いなし!

 

Grandich Wool フライス ~High Quality Super120’s Wool~

こだわりの上質原料スーパー120’Sメリノウールを使用したフライス素材です。

繊維の平均直径が17.5μmと非常に細い原料のため、ソフトでしなやかなタッチが特徴。

なめらかな肌触りで着心地よく、上品な光沢が高級感を醸し出します。

素材からとことんこだわる本物志向の人のための上質素材で、アウトドアシーンを盛り上げましょう!

 

Grandich Wool クリアミルドスムース ~High Quality Super120’s Wool~

こちらもこだわりの上質原料スーパー120’Sメリノウールを使用したスムース素材。

極細繊維によって出来上がるソフトでしなやかな肌触りと優れた吸湿性で、ずっと快適に着られます。

上品な光沢があるため、高級感のあるトップスにオススメ!

 

2/72 パンデーラ クリア ウォッシャブル 天竺

2/72細番手ウール糸を使用し、使いやすい薄手の肉感と、キメ細やかでコンパクトな表情に仕上げました。

糸を甘撚りのし、斜行を極力少なくした素材です。

メリノウール100%ですが、ウォッシャブルなのでお手入れも簡単!

美しい光沢とストレッチ性の良さも特徴の差別化商品です。

 

天然の機能性を備えたメリノウールでアウトドアライフを楽しもう!

メリノウールの魅力を知れば知るほど、Tシャツや靴下を持ってアウトドアに行きたくなったのではないでしょうか?

「ウールといえばざっくりニット」の時代は過ぎ、最近はキレイ目で普段使いにもアクティブなイベントにも使えるメリノウールのアイテムが増えています。大企業もこぞって取り入れるほど注目されているので、この波に乗らない手はありません!

保温性、吸湿性、UVカットなど、天然の機能性を備えた優秀素材・メリノウールであなたのアウトドアライフを全力で楽しみましょう!


一覧へ戻る

山冨サイトへ戻る
  • facebook
  • twitter
  • instagram

PICK UP
  • 【FABLIC∞LIFE】ALAGAMO〜国内製造にこだわったサウナハットを製造している「ALAGAMO」川名様〜

  • 【FABRIC∞LIFE】Woo縫製様〜「気軽に着られてカジュアルすぎない大人服」をコンセプトにしたアパレル製作販売「woose 」西出様〜

  • 【FABRIC∞LIFE】日ノ目スタヂオ様〜福岡県朝倉市の伝統工芸「甘木絞り」という絞り染めの制作をされている日ノ目スタヂオ・西村様〜

  • 【FABRIC∞LIFE】ぽぽねこ様〜常に猫ファーストな商品を世に送り出している、ぽぽねこ栗山様〜

  • 【生地問屋YAMATOMIの新サービス】撥水加工を承ります!

人気の記事
    • 冬ランに最適なランニングウェアは?肌寒い朝晩でも快適に走る方法

    • ウールのチクチクがかゆい!その原因と6つの解消法とは?

    • 身の回りにある生地の種類と名前を一覧で解説!服に使われる生地は?

    • ジャガード生地とは?特徴や作り方など上品なジャガード織りの魅力

    • デニム生地の「オンス(oz)」とは?自分に合うデニムの見分け方


Copyright © YAMATOMI All Rights Reserved.