ホーム > “かけて”楽しむインテリア★部屋の雰囲気を変える便利&おしゃれな生地
2021.4.28
日常生活の中で「ここにちょっとした布を“かけたい”な」と思ったことはありませんか?たとえばソファにブランケットをかけたり、棚に目隠しカーテンを付けたり、あるいは壁に絵画のように布をかけたり……。
布やテキスタイルといえば、洋服や枕カバーといったアイテムの素材になるもの、という認識が強いかもしれません。
しかし「布そのもの」をインテリアとして活用することができるのです!それが本記事で紹介する「“かけて”楽しむインテリア=布」のこと。
今回は布を“かけて”使う楽しみ方や、オススメの生地をご紹介します!
インテリアを変えたい、模様替えをしたいと思っても、家具を買い替えるのは大きな出費。ちょっとした小物を変えるのでも、数が多くなればそれなりに出費もかさみますよね。
そこで、簡単に部屋の雰囲気を変えられるのが布です。布をソファやテーブル、ベッドなどに“かける”ことで、まるで違う部屋のようにイメージチェンジできるんですよ。
北欧の人たちは、どんな部屋にも馴染むようなオーソドックスな家具を揃え、布を変えることでイメチェンを楽しんでいるのだとか。ある意味、賢いやり方かもしれませんね。
日常生活を送っていると、部屋の中にはどうしてもホコリや汚れがたまりがち。特に口をつける食器やコップなどは、棚の外に出していると舞い上がったホコリをかぶってしまうのです。
また日常的に使うソファやイスも、人の汗や皮脂、洋服にくっついてきた汚れが付着しやすいです。
布を“かける”ことは、そうしたホコリや汚れが付着するのを防ぐことでもあります。もちろん布なので、布についた汚れは洗濯で落とせますよ。
突然の来客に、慌てて部屋を掃除した……という経験がある人も多いのでは?しかし散らかった部屋は、ほんの数分で片付けられるものではありませんよね。
急な来客時にも布は大活躍してくれます。出しっぱなしの食器やカゴに放り投げただけの小物たちの上にさっと布を被せれば、目隠しになるのです。
おしゃれな布を使えば、目隠しさえもインテリアに見えちゃいますね。
では“かけて”楽しむインテリアにはどんな布を使えば良いのでしょうか?
ここでは、空間を彩ってくれる『布』の種類をご紹介しましょう!
『生成り』とは簡単に言えば生地に手を加えていないそのままの状態のこと。具体的には、漂白や染色などの加工を何もしていない状態の生地です。最近は、生成りっぽい色に染めた生地のことも『生成り』と呼ぶことがあります。
この生成りはナチュラルな雰囲気を持っており、その飾り気の無さから、特に韓国や日本の若い女性に人気。肌触りが柔らかいものからハリのあるものまで種類も豊富です。
生成りはウッドやブラウン、植物との相性が良く、ナチュラルな空間作りにオススメ!
湯通しすることで柔らかな風合いに仕上げられています。コットン100%のナチュラルな色味もポイント!
カーテンクロスやキッチンクロスなどにオススメです!
手に取ったり、ときにはブランケットとして使ったりすることの多い生地には『コットン』『リネン』『ウール』など天然繊維を素材にしたものを選びましょう。
コットンはとてもソフトは肌触りが特徴で、オーガニックコットンは赤ちゃんも使えるほどお肌に優しいです。
リネンは独特のシャリ感が特徴で、コットンよりも硬めですが通気性に富んでいて、清涼感あふれる素材。
ウールは暖かみがあるため、ニットのブランケットなど秋冬向けのアイテムにオススメ。
それぞれ手に取ってみると違うがよくわかりますよ。
ハリがありつつソフトな触り心地のコットンシーチング。カラー展開も豊富で、特にニュアンスカラーが部屋のアクセントにもなってくれます!
テーブルクロスやカーテンクロスなどにオススメです。
中肉厚のキャンバス生地で、ハリ・コシのあるしっかりした風合いです。ナチュラルな見た目と深みのあるカラーもおしゃれですね。
食器や棚の目隠し用布として、あるいはイラストを描いたりプリントしたりして壁に飾ってみるのも良いですね。
2/48の糸を使った艶感とストレッチを持ち合わせたボタニー素材です。
斜めに走る畝がおしゃれでスタイリッシュ!
暖かみがあるので、秋冬のソファカバー、クッションカバーなどに向いていますよ。
無地も良いけど、色や柄で空間をデコレーションしたい!そんなときには、プリントや先染めによって色柄を表現した生地を選んでみましょう。
先染め生地は原料から染めたり糸を染めたりしてから生地にしたもの。深みのある色が出やすく、味わい深くなります。また“かける”布は洗う機会も多いですが、色落ちしにくいのも先染め生地の魅力です。
一方でプリント生地は、生成りの表面に染料を吹き付けて定着させた生地のもの。やや色落ちはしやすくなりますが、その代わり複雑なグラデーションやおしゃれな柄など、表現できる色柄の幅が広がります。
先染めもプリントも、自分の好みだと思えるデザインの生地を選ぶことが大切です!
オーソドックスなチェック柄で、インテリアや小物、アパレルなどにも使いやすい生地です。
ソフト加工がしてあり柔らかな手触りがポイント★
先染め生地だからこその色の濃淡や霜降りが素敵ですね。オーガニックコットンの優しい肌触りもポイント。
薄手のブランケットやキッチンクロスなどにオススメです!
家の中はもちろん、カフェやお花屋さん、百貨店などにも目を向けてみると、意外といろいろな場所で布が活用されています。
では、日常の中にはどんな“かける”インテリアがあるのでしょうか?
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グレーのソファとブルーのニットブランケットの相性は抜群!冬はもちろん、夏場でもクーラーが効いた部屋は寒いため、そばにブランケットがあると便利ですよ。
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薄地でも心地良さを重視したい人には、コットンブランケットを。コットンの優しい肌触りが優しく包んでくれます。赤ちゃんや子供がいる家庭には、オーガニックコットンがオススメ!
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食卓の雰囲気を変えたいときにオススメなのが、テーブルクロス。食卓は大きなインテリアだからこそ、部屋の雰囲気を大きく左右するもの。ウッドの机に明るいカラーのテーブルクロスを敷けば、部屋の雰囲気を簡単に合わせられますよ。
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筆者的オススメは、丸い机にテーブルクロスを敷くこと!垂れた裾がひらひらしていて可愛らしい雰囲気になります。テーブルクロスくらいの大きな布があれば、ピクニックシートや撮影用の背景にも使えますね。
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食器棚など生活感の出やすいところには、目隠しとして布を活用しましょう!カーテン式にすれば取り出すときにも手間いらずですよ。
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リビングのちょっとしたスペースでも、気になったら目隠し!散らかりやすい子供のおもちゃも目に付くので、目隠ししておけば気にならなくなります。
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日常生活でホコリを被りやすい食器やコップの上に布をかけておく。来客時には、出しっぱなしの小物の上にさっとかけて目隠し。45cm×45cmくらいの布があれば、どんなシーンにも活躍してくれます。
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カゴやバスケットに入れた食器・小物類も、このように上から布をかけるだけで目隠しになるだけでなく、おしゃれ感漂うインテリアに!好きな柄のクロスを用意して気分に合わせて変えてみるのも良いですね。
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深みのあるブルー、グレー、ホワイトの組み合わせてストーンカラーのベッドルームに。ベッドカバーに濃色を使っている人は、淡色の布をふわりとかければアクセントになります。
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北欧スタイルが好きな方は、パッと明るいジェラートカラーとくすみカラーの組み合わせがオススメ!休日の昼下がり、心地よいブランケットに包まれてお昼寝もいいですね。
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韓国発祥のファブリックポスターが「おしゃれで可愛い!」と話題に!生成りやリネンなどのナチュラルなポスターに線画を描いたものが人気ですが、家族写真をイラスト化したものやカレンダー風のものもオススメですよ。
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オリエンタルなものやヴィンテージな雰囲気を楽しみたいときには、タペストリーを飾ってみましょう。リネンの柔らかなタペストリーはもちろん、ジャカード織りのタペストリーでかっこよくしてみても良いですね。
おうち時間が増えてきた昨今、日常に味気なさを感じるようになったら、ぜひインテリアを見直してみましょう。
布をインテリアにさっと“かける”だけで、部屋の雰囲気をガラリとチェンジ!
自分の生活空間に彩りを持たせることで、あなたのおうち時間ももっと充実したものになるはずです。