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布の可能性は無限大!大阪・関西万博の注目パビリオンと万博で学ぶ空間装飾

2025.8.4

2025年に開催される大阪・関西万博では、世界中の国々や企業が集い、最先端の技術やアイデアが披露されます。

そんな中で、特にYAMATOMIが注目しているのが「空間演出」の工夫。

中でも布(テキスタイル)を活用した装飾が、多くのパビリオンやエリアで印象的に使われているのをご存じでしょうか?

この記事では、万博で見られる布の使い方に注目し、布がもつ空間演出の可能性を実例とともにご紹介します。

 

大阪・関西万博の見どころとは?

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、大阪・夢洲で開催されている万国博覧会(通称:万博)。

「万博」では世界中からたくさんの人やモノが集まり、その地域や人々の文化を展示するだけでなく、地球規模の課題に取り組むために世界各地から英知が集結します。

そんな大阪・関西万博の空間演出を楽しむ前に、まずはどんな見どころがあるのかをご紹介しましょう。

 

クリエイティブに満ちている

2025年に開催される大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。

そのテーマにふさわしく、広い会場をぐるりと囲む大屋根リングをはじめ、会場全体はまるで未来都市のような大胆で創造性あふれるデザインで構成されています。

特に注目すべきは、各国のパビリオンや企業展示の空間演出

建築物だけでなく、展示空間そのものがひとつのアート作品のように設計されており、訪れる人々に驚きとインスピレーションを与えています。

世界中の課題やソリューション(解決法)を共有

大阪・関西万博は、見た目の華やかさだけではなく、社会課題と未来への解決策を提示する場でもあります。

環境問題、医療、食糧、テクノロジーなど、各国が直面する課題に対して、どんなソリューションが生まれているのか?

それを空間演出や展示手法に取り入れて「感じさせる」のも、万博ならではの魅力。

テーマに合わせて素材や色、形、そして「布」などのやわらかな素材を選ぶことで、来場者の五感に直接訴えかけるデザインが数多く見られます。

新しい技術や商品が集まる場所

また、万博は最新技術のショーケースのような一面も。

ロボット、AI、サステナブル素材、アート、バイオ技術など、次の時代を形づくるイノベーションが、さまざまなかたちで表現されています。

テキスタイルの分野でも例外ではなく、高機能テキスタイルや、環境配慮型の布素材、プロジェクションと組み合わせた布演出など、布の可能性を最大限に引き出す提案が注目されています。

「博覧会」というと難しいかもしれませんが「博物館」「美術館」のような感覚で行くともっと気軽に楽しめるかもしれません。

 

布が空間装飾に大活躍!注目のパビリオン&エリア

それでは、関西・大阪万博での空間演出を見てみましょう!

ぜひ注目してほしいエリアやパビリオンをご紹介していきます。

 

【迎賓館】織り途中・明治から令和へ

Photo by Yuki Moriya 守屋友樹

左は明治時代・大阪の迎賓館「泉布観」、右は令和時代の迎賓館。

迎賓館では、明治と令和を象徴する二枚の織物が、時代を超えた外交の軌跡を語ります。

伝統技法「綴織」で織られた織物は、あえて“織り途中”に仕立てられ、過去と現在が交錯する表現に。

上質な織物素材の可能性を、空間演出として体感できる注目スポットです!

 

【EXPOホール】シャインハット

出典:川島織物セルコンと万博

開閉会式や、音楽、演劇、芸能、未来型エンターテイメントなどイベントが行われる「シャインハット」。

壁面を取り巻く白い布のカーテンが主役。光と布が織りなす柔らかな空間が、訪れた人々の感性に訴えかけます。

うねうねと曲がりくねる短冊状のテキスタイルに埋め尽くされながらも圧迫感はなく、思わず手を触れたくなりますね。

プロジェクションとの組み合わせも、テキスタイルの無限の表現力を感じさせる好例です。

 

【飯田グループ×大阪公立大学共同出展館】サステナブルメビウス

出典:関西・大阪万博

建物全体を覆うのは、伝統と革新が融合した特殊加工の西陣織。

複雑な立体構造に織物をまとわせる前代未聞の試みは、織の美と空間の可能性を大胆に広げます。

繊細な意匠が光や風と調和し、訪れる人に“いのちの循環”を静かに語りかけています。

未来技術とともに、布の力が建築の表情をつくる象徴的なパビリオンです。

 

【クウェートパビリオン】先見の明かり

出典:関西・大阪万博

クウェートパビリオンは、大きく広がる翼のような構造と、そっと寄り添うようなファブリック使いが印象的です。

クウェート館を巡る途中、“砂漠のオアシス”のような静寂な休憩スペースが登場します。

柔らかな布が空間全体に「光」と「風」を取り込み、歴史と未来を繋ぐストーリーに深みを与えています。

布と光が生むこの静けさは、テキスタイルが語る空間演出の好例です。

 

【実例】生地問屋YAMATOMIのテキスタイルもこう使われている!

近年では、展示会、イベント、店舗ディスプレイなどで布が空間演出に活用されるケースが増加中!

たとえば、こんな使われ方も……

万博に限らず、こうした布を使った演出は、訪れる人の記憶に残る「体験価値」を高めてくれるはずです。

実は生地問屋YAMATOMIが納品した生地が、大阪・関西万博で活躍した実例もあるんです★

【実例1】衣装の一部として使われるスカーフを裁断加工

1つ目の実例では、シフォン生地をオーダーされ、ご希望のサイズへと裁断して納品いたしました。

至急品だったため、ご注文いただいてから「生地手配→裁断→納品」まで約1週間で対応!

無事、子ども用約700人分の衣装の一部としてお使いいただけたようです★

裁断サービスを使えばカットされた状態で届くため、手間のロスを削減できて、特にお急ぎのときには便利ですよ。

使われたのはこちらの生地↓

75Dシフォン

しなやかで軽やかな風合いは衣類は勿論、雑貨等にもお使い頂けます♪

 

 

【実例2】パビリオン使用されるカーテンを撥水加工

2つ目は、お客様お持込の生地を撥水加工した実例です。

1mで事前テストを行って撥水レベルを確認した後、問題がなかったので1反(約35m)で撥水加工。

生地をお持ち込みいただいた後、約2週間で納品しました。

現在、とあるパビリオンで使用されるカーテンとして活躍しています!

お持ち込みいただいた生地も裁断や撥水などの加工のみもできるので「生地はあるが加工をどこに頼めばいいかわからない」を解決いたします★

 

裁断・加工サービスで自在に空間を演出!

布を使った空間演出の可能性を広げるには「素材の選定」だけでなく、「どこまで自由に加工できるか」も大切です。

YAMATOMIでは、空間装飾用途にあわせた裁断・加工サービスも提供しています。

◎ たとえばこんなことができます

これにより、施工会社や空間デザイナーの要望に合わせた「届いたらそのまま使える布」を届けることが可能に。

納期やコスト、仕上がりの美しさにもこだわりたいプロの現場に選ばれています!

YAMATOMIの生地の裁断加工サービスはこちら★

 

布で創る、新しい体験、新しい空間

大阪・関西万博は、世界中の知恵と創造性が交差する舞台です。

そしてその中で、「布」という素材の持つ可能性が新たな空間価値を生み出していることを、私たち生地問屋YAMATOMIは伝えたい……!

「柔らかいのに、空間を変える力がある」
「軽やかなのに、記憶に残る強い印象をつくれる」

そんな布の魅力を、万博をきっかけにもっと身近に感じてみませんか?

YAMATOMIの生地と加工サービスなら、あなたの理想の空間演出も、きっと実現できます。

大阪・関西万博は10月13日まで開催されているので、機会があればぜひ生で体験してみてくださいね。


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