ホーム > 部屋を明るく彩るファブリックポスターに使える布生地と活用アイデア
2020.2.27
お部屋をおしゃれにするインテリアといえば、ライトや小物、観葉植物などを置く人が多いですよね。
「布」を使ったインテリアなら、カーテン、各種カバー、テーブルクロスなど実用的なものがほとんど。
そこで今回紹介したいのは、布を使ったおしゃれなインテリア「ファブリックポスター」です!
今回は韓国で流行しているというファブリックポスターにオススメの生地、そして活用アイデアまで、ファブリックポスターの魅力をぎゅっと詰め込んでお伝えします!
目次
ちょっと壁がさみしいな、と思ったとき壁に飾るルームポスター。
ルームポスターは基本的に紙製ですが、ファブリックポスターはその布版といったところでしょうか?
紙のような光沢感がなくマットな質感、そしてナチュラルで周りのインテリアから変に浮かない・目立ちすぎないのが魅力です。
ファブリックポスターやファブリックパネルなど、布製の壁かけインテリアは以前からありましたが、注目を集めるようになったのはわりと最近のことです。
韓国のおしゃれなインスタグラマーやインフルエンサーたちがファブリックポスターを紹介したことで、韓国で話題に。
そしてそれが日本にも伝わってきて、特に韓国好きな女性たちの間でファブリックポスターがブームになったのです。
さすが、トレンドの先取りがうまい韓国だと言えますね★
ファブリックポスターとよく似たインテリアに「ファブリックパネル」があります。
どちらも布製なのですが、
・ファブリックポスター→ポスターのように画鋲やテープではりつける壁かけインテリア ・ファブリックパネル→布をパネルにはりつけ、壁にかける他テーブルなどにも立てかけられるインテリア
という違いがあります。
ファブリックパネルはアートのような美しさがありますが、韓国のインスタグラマーが目をつけたのは“あえて”無造作にはりつけたようなファブリックポスター。
布製ゆえのドレープ感や質感、そしてかっこよくなりすぎない“ゆるさ”が魅力です。
実は昔の日本にもファブリックポスターと同じものがあったんですよ。それは…
そう、文字や絵画などの『掛け軸』です!
平安時代には紙は高価なものでしたから、布に絵画などを描いて掛け軸として部屋に飾っていました。
ファブリックポスターと掛け軸には、何か通ずるものがありますよね。
おしゃれなインテリアになるファブリックポスター。
では、一体どうやって作るのでしょうか?
まず、P下などのベースとなる生地に、好きな絵や柄をプリントする作り方があります。
プリント方法にもさまざまなやり方があって、
など、それぞれで得意とする柄やデザイン、出来上がりの風合いなどに違いがあります。
プリントの種類については『生地のプリント方法ってどんな種類があるの??』をご覧ください!
オリジナルのファブリックポスターを作りたいという人は、布用絵の具(アクリル絵の具など)で1枚1枚手描きする方法も。
手描きだからこそ出せる雰囲気や、世界に1枚しかないという特別感がありますよ。
または、糸を使って刺繍を施すのもいいですね。
刺繍には手作り感があり、またプリントやペイントとは違った風合いが出せます。
プリントしたり描いたりする手間を省くなら、最初から柄物の布を選ぶ方法もあります。
しっかりとした厚みがある布であれば、好きな柄やデザインを選ぶだけでOK!
プリント生地はもちろん、糸1本1本が染色され織り込まれているジャガード生地もおしゃれなデザインが多いのでオススメです。
布をそのまま壁に貼る際には、ほつれていかないように端の処理だけしておきましょう!
これからファブリックポスターを作りたい!という人は、まずは生地選びから。
ファブリックポスター製作に使える布の種類と、それぞれのオススメの生地をご紹介します!
「P下/下晒」生地とは、プリントのベースとなる、何も処理を行なっていない生地のことです。
処理していないためやや固めですが、プリントや加工をすることで柔らかくなります。
土台となるしっかりとした生地をお探しの方はP下/下晒生地をおすすめします★
品番ごとにカラーでP下が用意されている場合も多いので要チェックです!
使いやすさNo.1ともいえる、とてもオーソドックスな生地です。
小物、アパレル、インテリアまで、さまざまなアイテムに幅広い用途で使えるのが魅力。
もちろんファブリックポスター用の生地としてもご活用いただけますよ。
※P下(下晒)カラーもございます。
しっかりとした肉感とハリ感があり、そこそこの耐久性を誇るオックス生地です。
使いやすい風合いなので、お好きな色にプリントすればオリジナルのファブリックポスターの完成です!
壁にかけるものだから、薄くて頼りない生地より、ややしっかりした風合いのものがいい。
そんな人にオススメなのがキャンバス生地です。
船の「帆」に使われるほど耐久性の高い生地ですから、自分でペイントしてみるのもいいかもしれませんね。
やや薄手で柔らかめのキャンバス生地で、プリントの色が綺麗に発色します。
ファブリックポスターはもちろん、お揃いのカバンやインテリアにもオススメですよ。
オックスより厚みがほしいけど、キャンバスよりかは柔らかい生地をお探しですか?
それなら、カツラギ生地がオススメです。
ちょうどオックスとキャンバスの中間くらいの生地で、しっかりと存在感がありますよ。
※晒カラーもございます。
やや厚みがあり、ハリのあるカツラギ生地もファブリックポスターにご活用いただけます。
しっかりとした肉感ながら柔らかさもあるため、きちんと“布感”を味わえますよ。
シーチング生地は枕カバーなどの寝具や仮縫いなどによく使われている柔らかい生地。
しっかりと布っぽさを感じられるため、雰囲気のあるファブリックポスターに向いています。
さらに色の入り具合や発色が良いため、好みのデザインをプリントするのにもオススメ。
ナチュラルな風合いを生かしたファブリックポスターを作ってみてください!
※99番ホワイトカラーもございます。
こちらはやや薄手で柔らかく、“布感”のあるシーチング生地です。
色展開が多いため、お部屋の雰囲気にあった色を探してみてください!
「生地の種類はわかったけどファブリックポスターには、どんなデザインのものがあるの?」
そう思っている人も多いかもしれませんね。
基本的には「ポスター」ですから、自分が美しいな・素敵だなと思うイラストや柄であればOKです。
しかし、それでも何かアイデアがほしい!という人に向けて、韓国や日本の女の子たちに人気なファブリックポスターのアイデアをご紹介します!
特にブームしているのが、映画のワンシーンをモチーフにしたファブリックポスターです。
こちらの部屋に飾ってあるのは、不朽の名作『レオン』のマチルダとレオンをモチーフにしたファブリックポスター。
そしてこちらが『ララランド』の名シーンをモチーフにしています。
自分の好きな映画のワンシーンだけでなく、好きな女優や俳優のポスターや写真をゆるく描いたようなデザインにするのもいいかもしれません!
ファブリックポスターに好きな言葉を入れて部屋に飾れば、いつでもその言葉が目につくので気分が高まりますよね。
しかも紙ではないため、お部屋の雰囲気を崩すこともありません!
こちらは英字で書いた言葉と、線画のイラストを合わせたもの。
シンプルなので部屋によく馴染みます。
黒のファブリックポスターに「Happy Birth Day」の文字!
誕生日パーティーのデコレーションにも使えますね。
ファブリックポスターの生地は、カバンや小物にも活用できる生地ばかり。
そのため、ファブリックポスターとお揃いのアイテムを作ってみるのはいかがでしょうか?
ファブリックポスターと同じデザインのイラストをトートバッグにも採用。
お揃いのデザインを家の中でも外でも楽しめちゃいます!
さらに靴下にしちゃうというアイデアもありました!
周りの友達からは「こだわってるね〜!」なんて言われそうです。
カレンダーは必須だけど、どうしても生活感が出てしまうのが難点。
しかしファブリックポスターなら、生活感を出さずにインテリアの一部として取り入れられます!
こちらのファブリックポスターはカレンダーがプリントされていて、予定の確認もできる優れもの。
他のインテリアの邪魔にならず、悪目立ちもしないので、インテリアにこだわりたい人のためのカレンダーだと言えますね!
こちらは日めくり式の、ファブリックカレンダー。
もちろんポスターとしても壁に飾れますが、あえて1枚1枚分解してインテリアとしてバラバラに飾るのも面白そうです!
ここまでシンプルなファブリックポスターをご紹介してきましたが、もちろん個性的な柄・派手な柄もたくさんあります!
いつも映画のポスターを貼っているという人は、布製のファブリックポスターに切り替えてみませんか?
印刷屋さんに頼むことで、映画のフライヤーをそのまま布にプリントしてくれることも。
同じデザインでも、布製にするだけで部屋の雰囲気は変わりますよ。
自分で撮った写真と文字を組み合わせて、こんなおしゃれなファブリックポスターにも。
家族写真も布にプリントできる時代ですから、家族写真を使ったファブリックポスター製作にも挑戦してみてください!
ファブリックポスターをそのまま貼りつけるだけでなく、タペストリー風にアレンジしてみても◎
きちんと“インテリア感”を出したいときにオススメです!
いつも部屋の壁に飾っていたポスターや写真を布製にするだけでガラリと雰囲気が変わりますよね。
「好きな絵や写真があるけど、インテリアの雰囲気を崩したくない…」
そんな人は、主張を抑えてお部屋に馴染むファブリックポスターを取り入れてみてはいかがでしょうか?
ファブリックポスターを飾って、心地よい空間づくりを目指していきましょう!