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生地のプリント方法について解説、生地のプリント方法ってどんな種類があるの?? 

2019.4.25

可愛い柄や美しいプリントの生地を見ると癒されてハッピーな気持ちになりますよね!

しかし、ふと気になるのは「生地のプリントってどうやって印刷しているんだろう……?」ということ。

実は生地の素材や特徴によって様々なプリント方法があります!

ベースとなる生地について

生地のプリントをするベースとなる生地を「P下や下晒」といいます。読み方は「ピーシタ、シタザラシ」です。

天然繊維、ポリエステルなどの化学繊維共に真っ白の色をしています。

 

プリントの種類をチェック!

ベースとなる生地の「P下」に、さまざまな手法でプリントをしていくのですが、その種類はかなりたくさんあります。いくつかチェックしていきましょう。

●手捺染

(出典:https://www.shakaika.jp/blog/7382/sousou2/)

まずひとつ目の方法が「手捺染」です。生地に一つ一つ手作業で捺染していきます。

1色ごとに版の型を作り、手作業で生地に刷り込む染め方なので、すごく手間がかかります!

版に空いた小さな穴から染料がじわりとしみ出します。その後、生地に熱をかけて乾燥させます。

しかし、そんな風に手間をかけて手作業で染めていくからこそ、色落ちしにくい仕上がりです。

手の温もり伝わる優しい色に仕上がります。主に京都に手捺染工場が多くあります。

●ロータリー捺染

(出典:https://www.fiq-online.com/newsDetail.php?id=aWHUgutSxEEvzK2YAwmJyENM)

丸巻きの版に顔料をつけて布にプリントしていく方法です。床材や壁装材などの住宅内装材への印刷にも良く使用されます。

型は金属でできているもので、その凹みに顔料を入れ生地に押し付けるとプリントされます。

型はロール状のため、同じ柄が続くデザインに限定されます。プリントできる色数には限りがあり、あまり多くの色数は再現できません。

また、型を作成する手間が発生するので、ロット条件が多いのも特徴です。

●シルクスクリーンプリント

綺麗な仕上がりが人気のプリント方法が「シルクスクリーンプリント」です。

ナイロンやテトロンなどの素材を枠に張って1色ずつ版を作製し、色を重ねてプリントしていく方法です。以前はナイロンやテトロンではなくシルクを使用したためその名残で「シルクスクリーン」という名前になっています。

Tシャツやポロシャツ、バッグ、エプロンなどさまざまな用途へのプリントが可能で、Tシャツへのプリント方法としても良く使用されます。(家庭でもプリントができるキットも売っています)

しかし、版を1色ずつ作成し重ねていくため色数が多くなればなるほど1枚あたりのプリント価格は高額になります。しかし、枚数が多くなればなるほど安くすることが可能です。

色あせしにくく、洗濯後の耐久性があるのでスポーツウェアなどにも向いています。天然素材やポリエステルなどどのような素材に対してもプリントが可能ですが、中綿の入ったジャンパーや、裏生地の厚いジャンパーなどはプリントできません。

●昇華転写プリント

(出典:https://www.akuram.co.jp/sublimation/)

主にポリエステル素材に多く使用されるプリント方法です。生地にインクを乗せた感がなく、しっかりと生地表面にインクが染み込んでくれますので、通気性などを損なうこともありません。そのため、ユニフォームなどにも多く利用されます。

昇華転写の方法は、大きなインクジェットプリンターを用い専用のシートにインクをふきつけてデザインをプリントします。その後、熱で気化させてから密着させたベースの生地にプリントのデザインを染み込ませていきます。さらに生地を重ね、プレス機にて圧力をかけて乾燥させれば完成です。

昇華転写で使用されるインクは、約200度かけて1分ほど圧力をかけることで、染料が浸透し冷えることで染料を閉じ込めます。少ロットでの生産も可能です。

●インクジェットプリント

(出典:http://www.wsk.co.jp/contents/degital/)

最後にインクジェットプリントです。インクジェットといえば、家庭用のプリンターでも使用されている方法ですので、なんとなくイメージがわくかもしれませんね。基本的な仕組みは同じで、小ロットで生地に印刷ができる方法です。

特徴としては、スピーディに印刷ができること、そして細かな柄を表現できることです。使用するインクは8色ですが、その組み合わせによりなんと1,000億以上の色表現ができます。

適した生地も綿・麻・シルク・レーヨンと幅広いのが特徴です。色落ちや色うつりの心配もありません。

短納期で小ロットが実現可能、ということ最近増えてきたプリント手法です!

 


最近ネットでプリントの依頼ができるサイトが増えてきました。

HappyFabric for BIZ

大口注文を考えている方によさそう。生地や仕上がりイメージを選んでネットで注文できるお店です。

株式会社エー・ディー・ピー

1枚から注文が可能なのがこちら。Tシャツやアロハシャツなど普段使いできるアイテムが揃っています。自分のオリジナルTシャツを作成してみるのも面白そうです。

P下生地・下晒を購入する

プリント業者では生地の持ち込みを可能としている業者もあります。

プリント業者の持っている生地とは違う生地を検討したい。量をある程度まとめて購入したいというお客様は生地問屋YAMATOMIで下晒の生地をご紹介することも可能です。

但し、Web上に掲載されているP下生地はほんの一部ですのでご用命のお客様は生地問屋YAMAOTMIお問い合わせフォームよりお問い合わせくださいませ。
※3反以上のご検討の場合に限ります。

 

 


生地の仕入れなら生地問屋YAMATOMIにおまかせください

生地問屋YAMATOMIでは、アパレルメーカー様はもちろん、個人のハンドメイド作家さまにも少ロットから短納期で生地を販売しています!とにかく種類が豊富なのが自慢です!

まずはサイトでどんな生地があるのかな~とチェックしてみてくださいね!また、オシャレなカフェ風のオフィスでは、実際に生地見本を自由に回覧することも出来ます。

● 創立70年老舗生地卸商の山冨商店が運営する仕入れサイトです
● 約50社のテキスタイルコンバーターとの正規取次問屋です
● 約8,500品番を取扱い、色・柄を含めると約120,000点から仕入れ可能です
● 全ての生地をWebサイトにカタログ掲載しています
● 生地の種類・素材・柄・目的に合わせて生地の検索ができます
● 5品番まで生地見本帳を無料で取寄せができます(中には有料のものもあります)
● 原反での仕入れはもちろん、カットオーダーで1m〜購入ができます(カットの場合カット賃がかかります)
● 大坂本町にあるショールームで全品番の生地サンプルを実際に触り見ることができます

また、山冨商店では IT × デザイン を時代にあわせて取り入れているので
生地の検索から画像を通しての生地確認、サンプル帳での生地風合い確認
生地のオーダー、見積書確認、正式の注文、決済まで流れるようにご利用が頂けます。


法人様・事業者様向けにビジネス会員をご用意しています。

生地問屋YAMATOMIでは、法人様や個人事業主様を対象にビジネス会員のカテゴリーをご用意しています。
ビジネス会員になると

● ビジネス会員価格で表示、購入ができる
● サンプル帳の取寄部数が7部まで利用できる
● 掛決済(Paid決済)を利用できる

など、価格面、支払い方法で事業者様にご納得頂けるサービスをご用意しております。

事業者様で継続したご利用をご検討のお客様は是非ご登録ください。
※ご登録後、Paid利用可能か審査を行います。Paidについてはこちらをご確認ください

● Webカタログ回覧&Web購入
https://yamatomi.biz

● ショールームスペースでのサンプル帳回覧
(大阪市中央区船場中央2-1-4船場センタービル2階 平日10:00〜16:30)
※ショールームでのご注文は承っておりません。サンプル帳の回覧のみとなります。
https://yamatomi.biz/user_data/company.php

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