ホーム > ボア生地の特徴とは?ボアの種類や素材、幅広い使い道|モコモコだけど意味は蛇!?
2019.9.10
秋〜冬の間にお店でよく見かけるふわモコの生地といえば、「ボア」。
寒い季節には、何か自分を包み込んでくれるような、何か暖かいアイテムや生地が欲しくなりますよね。
そこでオススメしたいのが、暖かいだけでなく見た目も可愛いボア生地です!
あなたは
・「ボア生地」の「ボア」ってどういう意味? ・ボア生地にに使われているのはどんな素材?どんな種類があるの? ・ボア生地ってアウター以外に何に使えるの?
といった疑問を持っていませんか?
今回は、ボア生地の特徴や使われている素材、そして意外と幅広い使い道をご紹介します!
いやいや、ボアについての記事よりもボア生地を沢山見てみたい、探してみたい、購入したいという方は
下のボアCollection画像からボア生地を要チェック!
生地問屋YAMATOMIで取扱うボア生地の全てをご覧頂けます。
目次
ボア生地とは、くるくるした動物の毛を連想させるようようなモコモコした生地のことを言います。
ちなみに「ボア(boa)」の語源は南米の大蛇を意味するラテン語。
モコモコのボア=蛇というイメージがないので、意外ですよね。
貴婦人が長い毛皮(ボア)のストールを首に巻いた姿が大蛇を巻いているように見えたことから、この名前がついたのだそうです。
一見すべて同じように見えるモコモコですが、意外と色々な種類があり、
・羊の毛のような「シープボア」
・プードルの毛並みのような「プードルボア」
などが有名です。
他にも「アルパカボア」や「ムックボア」など、毛足の長さや硬さによってさまざまな呼び名があります。
そんなボア生地の主な特徴は主に4つあるので、それぞれ見ていきましょう!
ボア生地の最大の特徴といえば、モコモコしていてボリュームがあること!
毛がカールしているため、ストレートな状態のファー生地よりもボリュームが出ます。
また見た目のモコモコ感が小動物のようで可愛らしいです。
服や帽子にボリューム感を出すことで小顔効果もあり、特に女性に大人気!
ちなみに、ボアとファーの違いですが、
・毛がカールしているもの=ボア
・毛がストレートなもの=ファー
と覚えておくといいですね★
見た目のボリューム感やふわふわ感に反して、意外と軽量なのもボア生地の特徴。
ボア生地の毛はカールさせてボリューミーにしているだけなので、総重量はそこまで重くないんですね。
そのため、ボア生地の服を着てみても動きづらかったり、やけに着心地が悪かったりということはありません。
ボア生地には毛足の短いものから長いものまで、色々な種類があります。
毛足が長いとよりふわふわと柔らかい印象になり、逆に毛足が短いとカジュアルでキレイめな印象に。
毛足の長さによって可愛い系・キレイ系と印象が変わるため、作りたいアイテムによって使い分けることができるのもいいですね。
主に女性に人気のボア生地ですが、毛足が短いものなら男性も着やすいので、ボアに挑戦する男性も増えてきました!
ボア生地のモコモコ感は見た目だけで暖かそうですが、実際に保温性も抜群なんですよ!
カールした毛により体から発した暖かい空気の層がその場に留まり、暖かい状態を長くキープできます。
ストレートな毛のファー生地よりも、ボア記事の方が暖かかったりするんです!
衣類はもちろん、毛布やブランケットなどにも使いたい生地ですね。
実はボア生地は、基布(土台となる布地)に糸をパイル編みして、ループ状になったパイルの上部をカットして羽毛立たせて作ります。
そのためモコモコになる表面と、モコモコしていない裏面(基布部分)が出来上がるのです。
表面と裏面では素材が異なるため、ここではそれぞれによく使われる素材をご紹介しましょう。
ボア生地表面のモコモコしている部分は、主にアクリル素材で作られています。
アクリル素材は合成繊維の1つですが、ウールのように保温性が高く、伸縮性にも優れているのです。
また合成繊維なので耐久性もあり、長い毛足だからこそ起きやすいほつれや引っかかり、ちぎれにも耐えやすいんですね。
毛足を編み込むための土台、基布となる部分にはポリエステル素材やコットン素材が使われています。
この2つは世界中でいろいろなファブリック製品に使われています。
・安価で手に入りやすい ・家庭で洗濯OKなどお手入れしやすい ・染色やプリントなどにも適している
といった理由から、私たちの身の回りに溢れている素材なので、簡単に手に入りますよ。
ボア生地の基布としてよく使われるのは、どちらかといえばポリエステルが多いですね。
こちらも耐久性があり、引っ張っても破れにくい、洗ってもシワになったり伸びたりしにくいという点から基布にピッタリなのです!
最後に、ウール混のボア生地もあることを覚えておきましょう。
先ほどもご紹介したように、ボアの毛の部分はアクリル素材が多いですが、中にはウールや獣毛を混ぜることで、より毛皮に近い風合いを出したものもあります。
本物の動物の毛はとても保温性や保湿性が高く、希少なものや高級なものほどふわふわで毛のツヤも美しいのが特徴。
ちょっとお高めのボアアイテムを作りたいときには、周りと差をつけられるウール混、獣毛混のボア生地を選ぶのがオススメ!
9月や10月になると秋冬のアイテムが店頭に並び始めます。
その中には、毛がカールしてモコモコのボア生地も見かけることでしょう。
ボア生地は私たちの身近にあるいろいろなアイテムに使われていて、意外とあちこちで目にする生地なんです。
そこで、ボア生地の幅広い使い道をご紹介します!
ぜひあなたのアイディアやひらめきに役立ててくださいね。
ボア生地のモコモコ感とぬくもりを最大限に活かすなら、やっぱり冬用アウターが欠かせません!
ボリューミーなアウターは着てみるとぬいぐるみのような気分になり、テンションが上がるという女性も多いです。
そこで、実際にボア生地でできた冬用アウターを見てみましょう!
こちらはママと赤ちゃんのお揃いボアアウター。
赤ちゃんも冬は冷えるため、包み込んであげたいですよね。
赤ちゃんがボアのアウターを着るとまるでぬいぐるみのようになるため、可愛さも倍増すること間違いなし!
とてもボリューミーなアウターですが、ボア生地はとても軽いのが魅力!
暖かいだけでなく、動きやすくて着心地抜群なので日常使いのアウターにオススメです。
こちらは毛足が長めのアウターです。
毛足が長いものはよりボリューミーになるため、一層上品さも増しますよ。
モコモコのアウターの表面だけでなく、デニムやレザー、フリースなどのアウターの裏地としても活用できるのがボア生地です。
モコモコの部分は見えませんが、内側に入っているため、着てみるとびっくりするほど暖かくなりますよ。
特にデニムとの相性も良く、前側や袖口からチラ見せするのもおしゃれ。
アウターの裏地にはどのようにして使われているのかを見てみましょう!
ボンバージャケットの内側に同色のボア生地を使い、さらに襟元から覗かせたアイテム。
異素材の組み合わせも最近のトレンドです。
デニムとボアの異素材の組み合わせですが、どこかしっくり来るような雰囲気がありますね。
どちらもカジュアル寄りの生地なので、アクティブな日のアウターに選びたくなります★
ボアニットトップも人気ですが、最近のトレンドはワンポイント使い。
トップス全体をボア生地にしてしまうよりも、襟や袖口など一部に使うことでスッキリした印象になります。
ワンポイント使いでも十分暖かいので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
キルティングのアウターの襟元、そして袖にボア生地をあしらったもの。
キルティング生地も暖かいのですが、単体よりも暖かさが増して、極寒でも使える1着になりました!
こちらはコートの下半分をボアにして、上半分とは異なる素材を使っています。
より冬らしさが増すうえに、お腹や下半身も温められる優れもの!
襟、袖に加えてポケット部分にもボアをつけたアウターです。
暖かさが増すだけでなく、デザインもおしゃれになるのでオススメの組み合わせです!
ボア生地でできたモコモコのバッグ、ふわふわの小物もたくさん!
秋冬用のバッグとして持ち歩いたり、ボア生地のストールを首に巻いたり、季節感を楽しむことができますよ。
その季節に合ったアイテムを持つことは、ファッションリーダーへの第一歩です!
いろいろな形のボアバッグです。
ボア生地のトップスがあれば、自分でボアバッグを自作できそう!
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こちらはマフラーの裏地(肌に直接触れる部分)にボア生地を使ったアイテム。
体温を逃さず、より暖かさを引き出してくれるため、こちらもオススメの使い方です!
ボア生地のバッグやストール、マフラーなど、モコモコのアイテムがたくさん!
これだけ揃えれば、今年の冬は準備万端です。
子供が大好きな動物のぬいぐるみ。実はそれもボア生地でできています!
ボアのモコモコな表面は手触りがよく、中に綿を詰めれば愛嬌たっぷりなぬいぐるみの出来上がり。
人形やぬいぐるみ製作をする人は、ぜひボア生地も使ってみてくださいね。
ボア生地のぬいぐるみと言えば、思い浮かびやすいのがクマのぬいぐるみ!
モコモコで柔らかく、暖かく、そして抱き心地が気持ち良く、世の中の少女たちに愛されています。
とあるキャラクターもボア生地でできていた!?
身の回りに眼を向けると、ボアっぽいキャラクターが案内多いのかもしれませんね。
ボア生地の使い道のヒントは見つかったでしょうか?
YAMATOMIでもさまざまなボア生地を取り扱っています。
アイディアを思いついたら、ぜひYAMATOMIのボア生地をご活用ください!
ふわふわの手触りがクセになるボアフリース生地です。
アウターはもちろん、インテリアやスカートなどにも幅広く使えますよ。
とても柔らかくてソフトなタッチが暖かさを引き出してくれます。
綺麗な光沢も活かしてみてください!
軽さと柔らかさとボリュームを兼ね備えた素材です。身にまとった時のふんわりした軽さと、テディベアのようなキュートなルックスがポイントです。
アルパカ50%+ウール50%の保温性の高いボア生地です。手触りは柔らかくて心地が良いので、ぬいぐるみにも★
もこもことした羊のような見た目と手触りがとても愛らしい生地。
保温性にも優れているため、アウトドア用品にもお使いいただけます!
ボア生地を沢山見てみたい、探してみたい、購入したいという方は
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生地問屋YAMATOMIで取扱うボア生地の全てをご覧頂けます。
冬になると欲しくなる、モコモコでふわふわのあったかアイテム。
それを叶えてくれるのが、まるでぬいぐるみのようなボア生地です。
ボア生地というとアウターのイメージが強いですが、小物や部分使いなど、案外使い道が幅広くあります!
ぜひボア生地を使って、暖かくてモコモコ、そして可愛らしいアイテムを作ってみてくださいね★