ホーム > ストールに使われている生地について解説。オススメの生地もご紹介!
2019.4.23
あなたはファッションのひとつとしてストールを取り入れていますか?
ストールは春や秋の肌寒い日に使ったり、冬は首元や上半身を温めたり、さらに夏は冷房に当てられて体が冷えすぎるのを防いだりと、一年中使える優秀なアイテム。
色や柄も豊富で、その日のコーディネートに合わせてアクセントとして使用できるのもメリットです。
では、そんな優秀なストールにはどんな生地が使われているのでしょうか?
今回はストールに使われている生地とオススメの生地をまとめました。
目次
ストールと言うと首に巻いて使うアイテムのイメージですが、実はもともとはスーツやドレスの上にかける、女性用の肩掛けのこと。
くるくると首に巻くというよりも、肩に掛けて寒さを防いだり、おしゃれしたりするためのアイテムなのです。
しかし、現代では首に巻いたり、室内ではひざにかけたりと幅広く使われています。
基本的に生地は薄いですが、季節に合わせて薄い生地・やや厚めの生地などを選ぶことで季節感を出すこともできますよ。
また、ストールと似たアイテムにショールやマフラーなどがあります。
どれも同じような布1枚の作りになっていて、肩に掛けたり首に巻いたり似たような使い方をするため混同しがち。
ストール、ショール、マフラーの違いも押さえておきましょう。
また、ストールと似た肩掛け用のアイテムとしてショールもあります。
それぞれ素材の違いはほとんどないですが、ショールはストールよりも大判なのが特徴。
ショールを首に巻くと邪魔になってしまうためほとんど首には巻かず、三角に折って肩にかけたり、頭巾のように頭からかぶったりする使い方が一般的です。
また、首に巻くアイテムとして代表的なのがマフラーで、こちらもストールとよく似ています。
ただストールは肩に掛けるのが本来の使い方であるのに対し、マフラーは防寒を目的とした細長いアイテムであり、首に巻くのが本来の使い方なのです。
生地も防寒用であるため毛糸を使っていて、ストールよりもボリュームがあるのが特徴です。
それでは、ストールにはどんな生地が使われているのかを見ていきましょう!
ストールは分厚すぎると保温性が高くなってしまい、冬にしか使えないアイテムになってしまいます。
またそれだけでなく、かさばりやすくなるので持ち歩いて必要なときにサッと取り出しにくくなります。
そのため、ストールの生地にはあまり分厚いや硬い生地は使われません。
ウール素材というと「保温性が高く、夏場には使えないのではないか?」というイメージもありますが、薄く織れば大丈夫!
なぜならウールにはふんわり感があり手触りがよく、むしろストールに向いているからです。
編み物ではなく織物で、透け感が出るように感覚を開けて織られています。
洗濯するとそのふんわり感がさらに引き立ち、少しボリュームが出るのも特徴。
程よく保温性もあり、春、秋、冬はもちろん、夏場の冷房が効いた部屋の中でも活躍します。
2/48の先染梳毛糸を使用したウールガーゼ素材です。膨らみを持ったソフトなタッチがナチュラルな雰囲気を演出します。
ウールリネンのガーゼ素材です。二重織で作る事により、膨らみを持ちながらの軽さがポイントに。ナチュラルテイストなこだわりの商品です。
生地にシャリ感があり、速乾性の高いリネン生地もストールに向いています。
麻ワンピースなどに使われていますが、細い糸を使い薄く織ることで透明感のあるおしゃれなストールができるのです。
透け感があることで、ストールを折り曲げたり結んだりしたときに色の濃淡ができ、とてもおしゃれになりますよ。
また、リネンはシワになりやすい生地ですが、その特徴を生かして水通し後に意図的にシワを作ることも。
アイロンをかければ元のキレイな生地にも戻るので、シワを出すか出さないかでも楽しめるのが特徴です。
薄くハリ感があるリネン生地です。ザックリとした緩い織りの生地なので、春夏のアイテムにピッタリです。
おしゃれ着から靴下、肌着まで幅広く使われているコットン生地ですが、こちらもストールに向いています。
ふっくらとしてコットンの糸で織ることで、ふんわりと柔らかいストールが出来上がるでしょう。
生地の柔らかさは中肉中背であるものが多く、いろいろな太さの糸を使うことで滑らかな凹凸感のあるアイテムにも仕上げられますよ。
吸水性があり、扱いやすく洗濯もしやすいので、春〜冬まで一年中活躍するでしょう。
ドライタッチと清涼感のあるルックスが特徴的なドビー。薄手で軽く、ソフトな風合いで透け感もあり、ストールにオススメの生地です。
こちらはオーガニックコットン生地で、温かみがあるのが特徴。
高級感のあるストールを作りたいときには、シルク素材を使うことができます。
柔らかく滑らかな手触りと美しい光沢やドレープ感が特徴的で、大昔から世界中で使われてきた生地です。
特に肌触りが良いので、肌に直接触れる機会の多いストールによく向いていますね。
また、紫外線を吸収してくれるので、夏場は日焼け対策にもオススメです。
耐久性に優れた立体的なシワ加工が施されたキュプラ/シルクローンです。薄手で柔らかく、高級感のある生地でストール向きです。
こちらはシルクを素材とし、高級な透け感のあるシフォン生地に仕上げました。
ポリエステル、アクリルに次ぐ三大合成繊維といえばレーヨン。
とても生産量が多く、柔らかくて光沢もあることからシルクによく似ており、世界中で普及している生地です。
木材パルプを原料としているので環境に優しいのも良いところ。
レーヨンもストールに使われることが多く、色や柄に染めやすいので柄もののおしゃれなストールを作ることができます。
絶妙な色のグラデーション感とメロンのような独特な組織が特徴の生地。リネンのハリ感とシルクの柔らかさを兼ね備えた風合いやタッチ感が魅力です!!
素材とは違いますが、「シャンブレー」と呼ばれる織り方もストールによく合います。
シャンブレーとは、タテ糸は普通の糸を使用し、横糸は白い糸(さらし糸)を使って平織りした生地のことで、こうして2種類の糸を混ぜることでナチュラルな風合いのある生地が出来上がります。
表面に均等に糸が現れているので、洗った後のタテ糸の色落ちも目立ちにくいです。
また、ナチュラルな風合いを崩さないように薄めに仕上げるのが基本で、軽くて丈夫、そして通気性が良いのも特徴。
コットン100%やリネン100%で織られるものや、リネンとコットンを混紡したシャンブレー生地などさまざまです。
こちらはコットンとリネンの生地をシャンブレー加工にしたもので、デニム調の表面がおしゃれ。
オーガニックコットンをシャンブレー加工してあり、透け感とナチュラルな風合いがストールに向いています。
これからストールを作ってみたいという人はどんな素材を使うかイメージできたでしょうか?
続いてInstagramで実際に作られたストールをチェックすることで、さらに完成後のデザインや雰囲気などイメージしやすくなります。
こちらはくすんだピンク色が可愛いらしいストール。
写真からでも生地の柔らかさなどの質感が伝わってきますね。
ストールを作ったり選んだりするときには、生地そのものの厚さにも注目してみてください。
こちらはあえてシワをつけることでナチュラル感を出しています。
生地が薄手なので光に当たることで透け、変化を楽しむこともできますね。
ストールが好きな人は、春夏と秋冬でシーズンに合わせて衣替えしてみてはいかがでしょうか?
無印良品からも大判のストールが販売されています。
しかも、こちらはオーガニックコットンなので肌や環境に優しいのがポイント!
ストールの柄や端っこのデザインなど、ストール1枚でも幅広くおしゃれができますよ。
最近では男女共にストールを取り入れる人が増えました。
こちらのストールも男性向けで、デニムを巻いたようなかっこよさがあります。
遊びごころのあるデザインですね。
実はストールは洗えば洗うほど味が増してくるアイテム。
こちらのキレイな水色のストールも何度か洗って水通しをすることで、馴染んだ感じがありますよね。
ストールの色落ちさえも楽しんでみましょう!
おしゃれに慣れてきたら思い切って柄もののストールも選んでみましょう!
コーディネートのアクセントにもなるし、飾っておくだけでもおしゃれで可愛いですよ。
お気に入りの柄を探してみてください。
こちらは少し派手ですが、イベントやパーティ向けなのでこれくらいでもOK。
ドレスやワンピースはもちろん、着物の肩掛けとしてストールを取り入れるのも良いですね。
どんなジャンルのファッションでも馴染むのがストールの良いところです。
ストールにはいろいろな巻き方があり、おしゃれな人は巻き方を変えて楽しんでいます。
巻き方がよくわからないという人でも、クリップも一緒に使うだけで違った表情になりますよ。
ぜひ、自分の好きな巻き方を見つけてみてください。
ストールの素材にはいろいろな生地が使われていましたが、ストールを選ぶときはデザインだけでなく素材にも注目したいところ。
通年使えるストールでも良いですし、季節に合わせて素材を変えるのもオススメです。
ぜひあなたのファッションにもストールを取り入れてみてください!