ホーム > 春カラーに透け感がかわいい!大人気チュールスカートを洋服作りの参考に
2019.4.5
昼の時間が長くなり、陽気も春に近づいてきました。
春になるとアパレルショップでは軽くて明るい色のアイテムが並び始めます。
その中でも、特に2018年から2019年にかけて女性に人気なのがチュールスカート!
今回は洋服作りのアイデアとして、さまざまなタイプのチュールスカートをご紹介します。
まず、「チュール」ってどんな素材かあなたは説明できるでしょうか?
なんとなくのイメージはわかるけど、いざ説明するとなるとなかなか難しいですよね。
チュール生地はどんな生地なのか、最初に振り返ってみましょう。
チュール生地をよく見てみると、六角形など多角形の網目があることがわかります。
「チュール・ネット」と呼ばれることもあり、和名は亀の甲羅に似ていることから「亀甲紗(きっこうしゃ)」と名付けられています。
チュールって実は糸を撚り合わせたものをからめて作る撚りレースの一種なんですね。
参考画像:オーガンジーとチュールの違いとは?意味・生地の解説/見分け方/特徴の違い
チュール生地の素材はもともと絹からスタートしましたが、コットンはもちろん、アセテートやナイロン、ポリエステルなどの合成繊維で作られることもあります。
理由は天然繊維よりも丈夫で破れにくいから。
チュールは糸と糸の間にスキマがあるため、どこかに引っかかると破れてしまうため、最近では特に丈夫なナイロンが使われることが多くなりました。
そんなチュール生地の主な特徴は3つあります。
ひとつ目は、透ける生地であるということ。
糸と糸がつくる細かな多角形で構成されているため、糸の間にスキマができ、遠くから見ると透けた素材のように見えるんですね。
その透け感が特に女性に大人気で、チュールスカートからトップスの一部にチュールを取り入れたり、アクセサリーに使ったり、ウェディングドレスのベールの素材になったりしているのです。
チュールのふたつ目の特徴は、シワができにくいという点です。
洋服などの生地は使われる素材によってもシワのできやすさが左右されますが、糸と糸の間が詰まっている布帛生地ほどシワになりやすくなっています。
一方でチュールは糸が詰まっていないため、生地そのものが動きやすく、シワができにくいのです。
そもそもチュールは「布」に分類されていないことも覚えておきましょう。
そしてチュールの最後の特徴は、パリッとしたハリ感、もしくはやわらかな質感を使い分けられること。
実はチュールは薄手でやわらかい「ソフトチュール」もあれば、厚手で硬い「ハードチュール」があります。
ハードチュールはハリ感があり、重ねることで他の布を支えることができるため、スカート部分などをボリュームアップさせたいときに役に立ちます。(パニエをイメージすると良いですね)
一方でソフトチュールはやわらかくて支える力がほとんどないので、飾り部分として使われることが多いです。
こうしてソフトチュールとハードチュールを使い分けることで、洋服作りの幅がより広がるでしょう。
そんな透け感やハリ感のあるチュール生地を使って、さまざまなブランドからチュールスカートが販売されています。
特に春〜夏の間はアパレルショップなどでもチュールスカートをよく見かけますよね。
実際にチュールを使った洋服作りをする個人の方も増えました。
せっかくなら、ブランドのおしゃれなチュールスカートを参考にして洋服を作ってみませんか?
それでは、いろいろなブランドのチュールスカートを見てみましょう!
大人の落ち着いたファッションブランド、fifthでは、大人なカラー展開のチュールスカートがあります。
ホワイト、ブラック、そして幼くなりすぎないダスティピンクは大人の女性に大人気!
チュールスカートの形もベーシックな形になっているので、どんなトップスにも合わせやすいです。
チュールをどれだけ重ねるかで色味も変わってくるので、ぜひ重ねる枚数も工夫してみましょう。
LiLiRenaでは、チュールスカートのチュール部分のふちを助けない生地でふち取りしています。
軽めの雰囲気のチュールスカートをふち取りするだけで、絶妙な安定感を出すことができますね。
また、スカートのベース部分とチュール部分の長さを変えることで足元を透かし、軽やかさがあります。
裾が揺れるたびに動きを出すこともでき、少しだけ大人な印象です。
身長が155cm以下の小柄な女性は、コーディネートはもちろん洋服を買うのも体に合うものを探すのに一苦労。
ですが、COHINAでは小柄女子にピッタリな洋服を販売しており、特に注目なのはイレヘムチュールスカートです。
前部分が短く後ろにいくにつれ長くなっているため、小柄女子でも全体をスッキリと見せることができます。
チュールも何枚か重なっているので、ふんわり感にも注目です!
チュールスカートというとふんわりとかわいらしい印象ですが、セレクトショップBABY Jのチュールスカートはロックです!
黒いチュールスカートを長さバラバラにつなぎ合わせることで、色の濃淡を出しています。
それによりかっこよさを最大限に引き出しているのです。
「かわいい」ではなく「かっこいい」チュールスカートを作りたい人におすすめですよ。
女性の好きな素材の1つ、パールを使ったおすすめのチュールスカートはこちら。
裾の部分にパールを縫い付けてあり、シンプルでありながら品のあるアイテムになっています。
普通のチュールスカートに飽きてきたという人は、パールやラメなどで変化をつけたチュールスカートを選んでみると良いかもしれませんね。
チュールが主役ではなく、脇役でもかわいいスカートがあります。
それがnapokaの異素材を組み合わせたチュールスカートです!
スカートの半分だけを眺めのチュールで覆い、異素材同士を組み合わせたこちらのアイテム。
チュールは名脇役として利用し、上手に変化をつけている点はマネしてみたいポイントですね。
かっこかわいいヴィンテージアイテムを多数揃えるLily Brownには、とてもおしゃれなチュールワンピースがあります。
シンプルなキャミソールワンピース全体を刺繍入りのチュール素材で覆い、透け感があってファッショナブルなアイテムに仕上げていますね。
パリッとしたハードチュールなら刺繍もしやすく、刺繍をほどこすことでシンプルなチュール素材に変化をつけられるのです。
プチプラファッションブランドとして海外から日本にやってきたForeve21では、プチプラでありながらおしゃれなチュールのイブニングドレスが販売されています。
海外ではチュール生地を使ったドレス類が多く、こちらもその中の1つ。
スカートのチュール部分でボリュームを出しており、このイブニングドレス1枚で主役級になれるでしょう。
特別な日の装いとして、チュールをふんだんに使ったイブニングドレスはいかがでしょうか?
チュールスカートが可愛いのは日本だけではありません。
海外インポートブランドのチュールスカートは日本とは違ったかわいさがあり、おすすめです。
例えば、こちら31Rabbitの青いチュールスカートはレースの切り替え部分がとてもかわいいですよね。
ふんわりとしたチュールとしっかりとしたレースを組み合わせることで、より主役級のアイテムが出来上がります。
また、このクリーム色のチュールスカートは裾の部分がレースでできています。
スカートのベース部分にも光沢のある素材が使われており、異素材を組み合わせておしゃれな一枚に仕上げているんですね。
YAMATOMIではみなさまが幅広いアイテムを作れるように、さまざまな生地を揃えています。
もちろんチュール生地もありますよ!
そこで、YAMATOMIがオススメしたいチュール生地をご紹介します。
あなたのイメージに合う生地を選んでみてください。
編み目がとても細かくて軽い、ハリ感のあるチュールです。透け感に富んだチュール。カラー展開も豊富で、ネーミングがまた可愛いチュールです。ベーシックから応用まで幅広くお使い頂けます。KKF2220-58で幅広の展開もあります。※カラー展開は異なります。
柔らかくエアリーな風合いに仕上げたナイロンチュールです。色バリエーションが豊富なため、重ね使いで様々な色の表現ができます。
★品番: unKKF2220CD 品名 チュチュチュールCD
伸縮性はありませんが、ストライプが表現されえたデザインチュールです。工夫次第でとても面白くまた、オシャレな商品になりそうです。
マルチフィラメントを使用した、非常にソフトな風合いの目の細かいポリエステルチュールです。広幅仕上げでプリーツ加工などにも最適です。
極細の糸を利用しており、ダイヤ目のチュールです。素材はナイロンなので、糸が細くても丈夫なのが特徴。
ドットが含まれたチュールです。ドレープ性もあるので、スカートなどにオススメです。
チュール生地の魅力が引き立つのは、何と言っても春や夏。
透け感や軽やかさが重要視される季節だからこそ、女性はチュールを必要とするんですね。
この春夏はチュール生地を使って、ふんわりとかわいい装いを目指してみてはいかがでしょうか?