ホーム > 使い方も種類も豊富!便利でおしゃれな現代の手ぬぐいの魅力と手ぬぐいに使われている生地について
2019.3.8
あなたは100円ショップに手ぬぐいが並んでいるのを見たことがあるでしょうか?
手ぬぐいは一見するとただのカラッとした布に見えます。
タオルやハンカチ、バンダナ、布巾など、用途別に細かく分けられた布製品がある中、手ぬぐいを使う機会はほとんど無いかもしれません。
しかし、実は手ぬぐいはどんな用途にも幅広く使える便利なアイテムです。
しかも現代の手ぬぐいは種類や柄も豊富で、おしゃれなものも多いんですよ。
そこで今回は、おしゃれで便利な手ぬぐいの魅力について迫りました!
目次
手ぬぐいがどんなアイテムなのかは知っていても、改めて「手ぬぐいって何ですか?」と聞かれても答えられない人もいるかもしれません。
手ぬぐいとは、日本に古くからある木綿素材の平織りの布のことを言います。
漢字では「手拭い」と書くことから、手を拭う(ぬぐう)=手を拭く(ふく)ためのものでした。
時代をさかのぼると、手ぬぐいは奈良時代〜平安時代から登場していました。
当時はごく少数の人しか使えませんでしたが、江戸時代になって日本が栄え始めると同時に木綿素材の織物が普及し、誰でも手ぬぐいを持つようになったのです。
最初は柄もなく、手や口元を拭くためのハンカチや、傷口を押さえる包帯として使われていましたが、次第に柄物が登場するようになり、おしゃれとして持ち歩くようにもなりました。
単純に「拭く」という使い方も柄物の普及により変化し、役者や力士が自分オリジナルの手ぬぐいを作ってはファンに配るということもあったようです。
現代で言うと、好きなアーティストのライブに行ってお土産にオリジナルタオルを買う感覚とよく似ています。
現代の手ぬぐいを見てみると、さまざまな模様やイラストが描かれていますよね。
しかし、実はすべて同じ染め方で作られているわけではないのです!
手ぬぐいの染め方は2種類あります。
注染(ちゅうせん)とは、色付けしたくない部分にはあらかじめのりを塗っておき、その上から直接染料で色をつけていく方法のことです。
のりを塗った部分には色がつかないため、表現したい柄の逆、つまり色がない部分をうまくイメージする必要があります。
この方法は一気に染料がしみるため、裏までしっかり染めることができ、表と裏が逆向きの柄になります。
捺染(なっせん)とは、染料とのりを混ぜ合わせて染める方法のことです。
色の1つ1つに型をつくって染めるのが特徴です。
紙に染めたい柄をプリントし、色をつけたい部分だけをカット。
その後生地に型紙をセットして染め上げていきます。
この方法は生地の表面だけに色がつき、表面と裏地を区別することができます。
「手ぬぐいは江戸時代のもの」だと思っていても、現代でも100円ショップなどにはたくさんの手ぬぐいが販売されていますよね。
これは、現代でも手ぬぐいを活用できるということでもあります。
では、現代の手ぬぐいはどうやって使えば良いのでしょうか?
手ぬぐいは羽毛立ちにくく、キッチン周りの布巾やクロスとして使うのがオススメです!
羽毛立たないということは、グラスやお皿を吹いたときに糸くずがつかないということ。
吸水性も抜群なので、キッチン周りと相性が良いですよ。
手ぬぐいにはいろいろな柄があるので、その日の気分に合わせてランチョンマットとして使うのもオススメです。
そのままだと長すぎるので、2つ折りにすれば大きさも厚さもちょうど良いぐらいになりますよ。
手ぬぐいはタオルよりも吸水性があり、薄手のため、くるっと巻けばおしぼりとして使うこともできます。
夏場には氷水に浸した手ぬぐいを、冬場にはお湯に浸した手ぬぐいを出すなど、来客時にも大活躍です。
可愛い柄の手ぬぐいが出てきたら気分も高まるでしょう。
バッグに入れて持ち歩けば、ハンカチ代わりに使うことができて便利です。
手や顔を拭くのはもちろん、通常のハンカチよりも大きいので、何かを包みたいときにも大活躍でしょう。
おしゃれな手ぬぐいを見つけたけど、用途がわからず買わなかった…なんて経験はありませんか?
そんなときはインテリアに使ってみてはいかがでしょうか。
壁かけにしたり、収納の目隠しにしたり、テーブルに敷いたりと、インテリアとしても大活躍します。
インスタグラムをチェックしてみると、「#手ぬぐい」というハッシュタグの投稿はなんと約22万件!
インスタグラムでも手ぬぐいは話題になっているようです。
そこで、インスタグラムからおしゃれな手ぬぐいをピックアップしました!
こちらはひな壇をデザインした手ぬぐいです。
ひな壇を買うのは数万円かかりますが、手ぬぐいなら高くても数千円!
他にも季節に合わせた柄を選んで飾ることで、手軽に季節のイベントを楽しめますよ。
こちらは手作りのオリジナル手ぬぐいです。
家族やペットなどのイラストを手ぬぐいにすると、写真とはまた違う嬉しさが込み上げてきますよね。
オリジナル手ぬぐいの制作はとても人気です!
こちらは和風な柄の手ぬぐいがたくさん揃っています!
手ぬぐいと言えば日本の文化なので、和風な柄を選んで文化を堪能したいですよね。
こちらは和風な雰囲気を持ちながらも、どこか近代的なデザインの手ぬぐいです。
和室にも洋室にも飾れるようなデザインの手ぬぐいは現代だからこそ!
おしゃれな1枚を見つけたら、ぜひ飾ってみてください。
ハンドメイド作品を販売できる「minnne」にも手作り手ぬぐいが販売されています。
minneよりオススメの手ぬぐいをご紹介しましょう。
出品:minne 新色*108ねこのおしり手ぬぐい(わかば)
猫のおしりをモチーフにした手ぬぐいで、ミケ猫やトラ、ブチなどの柄から、長い尻尾、短い尻尾、フサフサの尻尾など、108匹ものいろいろな猫のおしりを楽しめます。
猫好きや動物のおしりが好きな人にはたまらないデザインですよね。
他にもピンクなどの他のカラーもあるようです。
出品:水玉模様手ぬぐい
レトロ感を感じる、さまざまな大きさの水玉模様が特徴的な手ぬぐいです。
ランチョンマットにしたりハンカチにしたりと、目につくところに使うと気分も上がりそうですね。
酒田の名所である山居倉庫の風景を手ぬぐいにしたものです。
特定の地域や名物などを手ぬぐいにするとコアなファンが購入してくれるので、狙ってみるのはいかがでしょうか。
唐草模様の中にふくろうが描かれている手ぬぐいです。
唐草模様という日本の和の雰囲気を残しながら、ふくろうのイラストでポップに仕上げていますね。
他にもキツネやリスなど、唐草×動物をモチーフにした手ぬぐいがあるようです!
同じくハンドメイドショップのCreemaにもおしゃれな手ぬぐいがたくさんありました!
Creemaよりオススメの手ぬぐいをご紹介します。
出品:Creema 【福袋】草木染め 手ぬぐい 選べる2枚セット/ さくら-ミモザ-水玉 /知多木綿
パステルカラーを基調としたデザインだけでなく、あえてシワを残してユーズド感を出すことで落ち着きのある手ぬぐいに仕上がっています。
生地の質感までこだわりたいですね。
出品:Creema some:teco型染めてぬぐい「enogubouzu」
こちらは型を使って染めた手ぬぐいで、カラフルで目を引きます。
型染めは1つの色に1つの型を作り、さらに1つの色が乾くまで時間もかかるため、手間をかけて作られた手ぬぐいだということがわかります。
出品:Creema てぬぐい – to the moon – yew~org
和風な柄の手ぬぐいがあるなら、ファンタジックな柄の手ぬぐいも良いですよね。
多種多様なデザインや文化を受け入れた現代だからこそ生まれたデザインだと言えます。
出品:スダチてぬぐい《白地》
これはドット柄…ではなく、スダチ柄のポップな手ぬぐいです!
実物大のスダチが並んでいるということで、壁にかけたくなる可愛さですし、実際にキッチン周りのクロスにも使いたくなりますよね。
手ぬぐいの生地は、どのような生地を用いているのでしょうか。
ヒントは生地幅にあります。
手ぬぐいの生地の幅は約35cm程度ですが、文晒や岡晒と言われる生地幅が35cmのものがあります。
もちろん通常の生地幅のものを裁断して手ぬぐいにすることもできますが手ぬぐい用として出回っている
文晒や岡晒も是非検討してみてください。
【参考までに】
文晒(ぶんざらし)・・・・・・20番手と少し太めの糸を使い、やや目の荒い生地です。
岡晒(おかざらし)・・・・・・30番手と細めの糸を使い、目の細かい生地です。風合いはやわらかい印象です。文晒生地に比べてプリントを施すと細かい柄を表現しやすい生地です。
特文晒(とくぶん)・・・20番手の糸で文晒より少し目の詰まった生地です。しっかりした印象です。
特岡(とくおか)・・・30番手と細めの糸で岡より少し目の細かい生地で、滑らかで上質な雰囲気の肌触りにです。
手ぬぐい生地の幅は概ね35cm程度と決まっていますが、長さは生地をハサミでカットして使用可能ですので好きなサイズにカットできます(手ぬぐいは約90cmは主流。はちまきに使用する場合は100cmが主流のようです)
すでに印刷されたり、染められたりしている手ぬぐい生地を仕入れる場合は手ぬぐいメーカーにご相談を★
でも、染める前の手ぬぐい生地や晒の状態を探している場合は生地問屋YAMATOMIに是非ご相談ください。
Webサイトに掲載はしていませんが、生地問屋YAMATOMIで販売が可能です。※ただし、仕入れ単位はおおよそ6疋【約120m】(1疋 は10m×2の20m)単位となります。少量の購入をご希望のお客様はamazonや楽天でも販売されている会社がありますのでそちらからお求めくださいませ。
生地幅約35cm×120m単位(6疋)でもご検討の場合
金額の条件や、生地の風合いなどもお伝えできますのでお気軽にお問い合わせくださいませ
もしかすると手ぬぐいは無くても平気な世の中になったかもしれません。
ですが、手ぬぐい1つでいろいろな使い方ができますし、おしゃれなデザインにも注目!
ぜひ手ぬぐいが身近にある生活を楽しんでみてください
生地問屋YAMATOMIでは、アパレルメーカー様はもちろん、個人のハンドメイド作家さまにも少ロットから短納期で生地を販売しています!とにかく種類が豊富なのが自慢です!
まずはサイトでどんな生地があるのかな~とチェックしてみてくださいね!また、オシャレなカフェ風のオフィスでは、実際に生地見本を自由に回覧することも出来ます。
● 創立70年老舗生地卸商の山冨商店が運営する仕入れサイトです
● 約50社のテキスタイルコンバーターとの正規取次問屋です
● 約8,500品番を取扱い、色・柄を含めると約120,000点から仕入れ可能です
● 全ての生地をWebサイトにカタログ掲載しています
● 生地の種類・素材・柄・目的に合わせて生地の検索ができます
● 5品番まで生地見本帳を無料で取寄せができます(中には有料のものもあります)
● 原反での仕入れはもちろん、カットオーダーで1m〜購入ができます(カットの場合カット賃がかかります)
● 大坂本町にあるショールームで全品番の生地サンプルを実際に触り見ることができます
また、山冨商店では IT × デザイン を時代にあわせて取り入れているので
生地の検索から画像を通しての生地確認、サンプル帳での生地風合い確認
生地のオーダー、見積書確認、正式の注文、決済まで流れるようにご利用が頂けます。
生地問屋YAMATOMIでは、法人様や個人事業主様を対象にビジネス会員のカテゴリーをご用意しています。
ビジネス会員になると
● ビジネス会員価格で表示、購入ができる
● サンプル帳の取寄部数が7部まで利用できる
● 掛決済(Paid決済)を利用できる
など、価格面、支払い方法で事業者様にご納得頂けるサービスをご用意しております。
事業者様で継続したご利用をご検討のお客様は是非ご登録ください。
※ご登録後、Paid利用可能か審査を行います。Paidについてはこちらをご確認ください
● Webカタログ回覧&Web購入
https://yamatomi.biz
● ショールームスペースでのサンプル帳回覧
(大阪市中央区船場中央2-1-4船場センタービル2階 平日10:00〜16:30)
※ショールームでのご注文は承っておりません。サンプル帳の回覧のみとなります。
https://yamatomi.biz/user_data/company.php
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お問い合わせページはこちら
または info@yamatomi.bizまで