ホーム > 【夢を叶える!ファッションの仕事】ファッションに関わる仕事はどんな仕事があるの?
2018.12.13
デザイナーやパタンナー、バイヤーなどファッションのシゴトにはさまざまなものがあります。そこで今回はファッションに関わる仕事に就きたいと考えている方のために、どんな仕事があるのかをご紹介!
これからファッションについて学びたい方にはどのような専門学校があるのも併せてお伝えしていきます◎
目次
ひとくちに「ファッションのお仕事」といっても数多くの種類があります。まずはどのようなものがあるか見ていきましょう。
服を完成させるためにはデザイナーが作成したデザインや、パタンナーが作成したパターンに基づき、生地や副資材を正しく縫い合わせることが求められます。日本国内の縫製工場では優秀な技術者たちが上質な日本のモノづくりを支えています。地道さが求められる仕事ではありますが、技術を体験するためにまず就職先として選択する人も多くいます。現在の課題は技術者の高齢化により次世代の育成ができていないこと。若い人の力が求められています。
アパレル企業の営業マンの仕事は、自社のブランドを百貨店や専門店など販売してくれるお店に売り込むことです。シーズンごとに開催される展示会に来場したバイヤーから注文を取ることが最も重要な仕事のため、バイヤーをいかに展示会呼ぶかも求められます。
ファッション用品は、基礎研究を含め地道な研究開発がカギとなります。大学など公的機関の研究所だけでなく、企業の研究所もあります。より人々が快適に過ごすことができる繊維開発などがメインとなります。
アパレルメーカーは自社で生産ラインを持っていることはほとんどなく、多くの場合外部の工場への委託をしていることが大半です。そんな中、アパレルメーカーの生産管理担当は工場選定から縫製仕様書の作成、そして納品量の管理までを行ないます。
社内外への自社製品の情報を発信し、またマスコミなどからの問い合わせ窓口となるのが広報です。消費者の方に自社製品の魅力を伝えるとともに、社会貢献活動をアピールすることもあります。
アパレルブランドの広報と宣伝担当をするのがプレス担当です。広報異なるのは、雑誌やメディアなどに自らがモデルとなって登場し広告塔となる存在であるところです。
アパレルメーカーが企画製造した商品を消費者の方に販売するのが販売員の仕事です。在庫を把握しながらもその時々の流行に合わせたアドバイスをし、売上を上げていくことが求められます。
近年存在感が高まっているのがVMDです。商品自体はもちろん、店舗やショーウィンドウに至るまで総合的な部分を表現することを仕事としています。
ファッションには流行があります。その年ごとに代わる顧客のニーズを的確につかみ、販売計画や広告&販売促進活動を考えるのがマーケティング担当の仕事です。より顧客が求めるものを適時適所で提供できるかが重要となります。
アパレルメーカーであれば、製造工場とのやり取りを含む生産管理的な立場にもなりますし、セレクトショップなどであればメーカーや問屋などから店舗に並べる商品を買い付けるのが仕事です。展示会などに出向き、買い付けを行うこともあります。
モノがなかなか売れなくなっている時代、消費者の購入を促すためのセールスプロモーションを担うプロモーション担当の重要性は増しています。店舗や売り場への集客と販売数の向上のための施策を考えます。
雑誌やテレビ番組、時にはドラマなどに登場するモデルやタレントなどの衣装のスタイリングを行ないます。その時々のコンセプトに応じて洋服、小物などをトータルでコーディネートし、準備も行います。
……かなりたくさんありますね!これ以外にも、実はファッションに携わる仕事はたくさんあります。イメージがしやすいアパレルメーカー以外にも、繊維を提供する総合商社・実際にアパレル製品を作る生産工場、さらに川上へ行くと綿花農家や生地メーカー、原糸メーカーも広義ではファッションに携わる仕事と言えますよね。近年ではショップだけでなくEC関連の仕事へとその範囲はさらに広がってきています。
さて、もし「自分はファッションの仕事につきたい!」と考えている学生の皆様は、専門学校への入学を検討されるかと思います。ファッション関連の専門学校にはどのようなところがあるのでしょうか?
ファッション業界へ卒業生30万人を輩出した、伝統と実績の服飾専門学校が「文化服装学院」です。
デザインやオートクチュールについて学べる「服飾科」はもちろん、ニットデザインなどが学べる「ファッション工科基礎科」、さらに「ファッション流通科」ではスタイリストコースから、なんとファッショモデルコースまで!ファッションにまつわる様々な仕事をするうえで興味のある分野を極めることができます。
夜間もあるので大学や会社などと並行して通うことも可能◎
在学中にマイショップデビューができたり、関コレのランウェイで作品を発表できるなど、実践に重きを置いているのが「大阪文化服装学院」です。
芸術色が強く、「デザイナー学科」や「ファッション・クリエイター学科」はもちろん、「ブランドマネジメント学科・ショップ開発コースなど、将来的に自分のブランドやお店を持ちたいと考えている方には学べることがたくさんあります!
ファッション業界への信頼と太いパイプがあり、就職支援などにも力を入れているのが安心です。
少人数制をウリにしているのが「マロニエファッション専門学校」です。講師がきめ細やかな指導を行なうために、クラス担任制の導入や少人数ライブ授業を取り入れています。
「バンタンデザイン研究所」は「プロとしての即戦力を身に着ける」ことに重きを置いています。講師たちも現役でファッション業界に携わるプロたちであり、海外研修も充実。
映画・映像学部などもあるので、幅広い視点でファッション業界を知ることができます。「バンタンデザイン高等部」や、働きながら通えるコースもありますので、自分のライフスタイルに合わせて学び方を検討できるのも魅力ですね。
卒業生にはそうそうたるメンバーが顔を揃えていますので、憧れの人と同じ場所で学びたい!と入学を決意する方も多いようです。
ファッションのシゴトを目指す方にとって気になるのは、今後のアパレル業界がどうなっていくのかですよね。実際、アパレル業界のピークは1,990年代であり、その後落ち込んできていると言われています。
具体的には。90年代に約20兆円だった市場規模は、現在約9兆円と半分以下に縮小してきています。その大きな要因は人口減少、海外ファストファッションの勢力拡大など、日々私たちが実感することです。
とはいえ、お先真っ暗と言うわけではありません。海外進出をしていくアパレル関係企業は増えており、インドネシアやマレーシア、ベトナムなどのASEANでは日本が得意とするヤング向けファッションのターゲット層の人口はどんどん拡大しています。さらに、インターネット通販で洋服を購入する若者が増え、気に入った商品があればSNSで拡散するなど、その購買構造は大きく変わってきています。変化している消費スタイルを理解し、戦略を立て波に乗ることができれば、むしろ個人や小さな企業であってもチャンスは拡大しているといえるでしょう。