ホーム > 【PREMIUMファブリック】イタリアのリモンタ(LIMONTA)社の生地について解説!ラグジュアルブランドに愛される生地の魅力とは?
2018.11.29
GucciやHERMESなどのラグジュアルブランドがこよなく愛するテキスタイルメーカー、リモンタ(LIMONTA)社は海外で常に注目を集めているファブリックメーカーです。PRADAの生地に始まり、Louis VuittonやCOACHといったラグジュアリーブランドの生地を開発していると聞けば興味が湧いてきますよね!
今回はそんなリモンタ社の魅力に迫っていきます!
目次
リモンタ社は1893年にイタリアのロンバルディア州レッコレッコ県南西部で創業した生地のメーカーです。ロンバルディア州といえば、繊維産業の盛んなコモからも近い立地です。
それまではタペストリーなどに特化した生地メーカーでしたが、じょじょに衣料品や家具などにも事業を拡大し、1978年に発表したPRADAのバッグをきっかけにその名を知らしめることとなりました。
そのバッグは工業用防水が施された生地で、軽いのにとても丈夫なナイロン素材のもの。このような高密度ナイロンの生地や、まるでコットンのようなナイロン生地など、発色と光沢が自慢の美しい生地づくりを得意としており、その後数多くのラグジュアルブランドからの引き合いを受けることとなりました。
繊維を高密度で編み込んでいるためハリがあり、撥水性や防水性に富んでいる生地です。
発色が良いためバッグなどにも使用されています。リモンタ社の主力商品です。
デービスをベースに、コットンなどの別素材を組み合わせて加工したものです。
デービスのメリットに加えてさらにコットンなどの別素材によるさまざまな風合いのコラボレーションが魅力です。
細かなウネのある薄い絹織物であるナイロンタフタです。
とても手触りが柔らかく、撥水性もある扱いやすいナイロン生地です。
ナイロンとは思えないほどコットンのような優しい手触りの素材です。しかし、ナイロンゆえ軽くて薄いのが特徴。
織り目が深いキャンバス地のようで汚れにくいのもポイントです。
従来はテントやパラシュートといったアウトドア用品に用いられていたポコノでしたが、薄くて軽い、さらには丈夫で工業用防水が施されており、その機能性の高さと。緻密に細い繊維を織り込んでおり、美しい光沢と、シルクのような手ざわりが魅力です。PRADAのバッグをきっかけに数多くのブランドにも使用されています。
このように、機能性・実用性・高級な質感から高級なバッグなどにも数多く使用されるようになった、通称「リモンタナイロン」。ナイロン=安物という概念を覆したリモンタ社はいまではバッグ以外にもスポーツブランドやアパレルなど他分野においてそれぞれの用途やこだわりに応じた生地づくりでその技術力の高さを発揮し続けています。
そんな「リモンタナイロン」は生地問屋YAMATOMIでもお取り扱いしております!いくつかラインナップをご紹介いたします!
まずはこちら。「toile de」(コットン76: ポリエステル9: ポリウレタン15)
麻や帆布のような丈夫な質感が魅力です。重いものを入れる用途のバッグなどにぴったりですね。
続いて「tiwa」(PA98 PU2)
皮のような高級感のある見た目が魅力です。
そしてdrillak(コットン76 ポリウレタン36)
独特の光沢がありますが、高級感があり幅広い用途で使用することができそうです。
最後にdavis(ナイロン90 ポリウレタン10)
最も扱いやすく衣類などにも気軽に使えそうな生地です。カラーバリエーションも豊富で21種類からお選びいただけます。
これらの生地は全てお取り扱いしており、アパレルメーカー様はもちろん、個人のハンドメイド作家さまにも少ロットから短納期で生地を販売しています!