ホーム > 【小ロット生産LABO】海外へハンドメイド作品を出品!?Etsyの魅力を調べてみた
2018.10.18
ハンドメイド作品を販売したり、他のハンドメイド作家さんから購入したり。
個人でも日本全国のハンドメイドファンの方に自分の作品を届けることができる時代となりました。
しかし、日本だけでなく世界に向けて自分の作品を発信したい!世界の方からの評価が知りたい!そんな野望をお持ちの方はどうすれば良いのでしょうか。
調べてみたところ、なんと世界中の方が利用するハンドメイド専門の販売サイト「Etsy」を発見!
そこで今回は、3,300 万人もの世界中のお客さまがユニークな商品をショッピングしているクリエイティブなマーケットプレイス、海外ハンドメイド販売サイト「Etsy」についてご紹介します!
目次
海外ハンドメイド販売サイト「Etsy」とはどのようなサービスなのでしょうか。
ひとことで言ってしまえば「世界版Creema」でしょうか。
現時点ではminneやCreemaでは海外からの販売・海外在住の方への販売は基本的にはできません。世界中の方に対し自分の作品やブランドを発信できるというのはとても魅力的ですよね!
「Etsy」は2005年にサービスを開始しました。
minneやCreemaと異なる点は、取扱い可能な商品がアート・写真・衣料品・宝飾品・食品・美容製品・骨董品・玩具など多岐に渡り、かつ最低20年経過したヴィンテージ品も出品することができる点でしょうか。
購入する客層としては、約70%近くがアメリカからですが、30%はその他の国からです。多くはスマートフォンからの購入なのだそう。手のひらから海外の作品を購入できるなんて近未来的な可能性を感じます!
それでは、Etsyに出品するにはどうすれば良いのでしょうか。
まずはEtsy への登録と自分のショップページの作成を行います。そして、商品を登録し公開していくのですが、気になるのが手数料ですよね。
登録や自分のショップページ作成にはお金はかかりません。ただ、商品1つ公開するごとに20セント(22円)かかります。また、商品が売れるごとに5%の販売手数料がかかります。
さらに、月末に売上を入金するのにも入金手数料がかかります。
商品登録は日本語でも、複数の言語でも可能ですし、自動翻訳もあるので安心です。
また、不安なことやわからないことがあれば日本の出品者が集まる掲示板で質問をしたり、相談をしたりすることができます。そういったハンドメイド作家同士の交流があるのもEtsyならではかもしれません。
さらに自分のブランドを成長させたいという方のために、月額1,123円(2019 年 1 月 から月額 ¥2,246 に増加)で、Etsy ショップの成功事例やノウハウの提供を教えてもらうことができたり、ショップデザインのカスタマイズや在庫管理などのサービスを受けることも可能です。
もちろん、無料登録の範囲内でも分析ツールの提供や、アクセス数を増やすための宣伝ツールなど豊富なサービスの提供を受けることが可能です。
少し懸念があるとすれば、クレジットカードで作品を購入された方からの支払いは、PayPal のビジネスアカウントがなければ受け取ることができないことでしょうか。海外からの購入となれば、振り込みというのもあまりないと思いますので、メインはクレジットカードとなるはずです。そのため、日本ではあまりなじみのないPayPalを経由するというのは少し面倒かもしれませんね。
Etsyで作品を購入する方の流れを見ていきましょう。
作品を購入したい方は、検索フォームから欲しい作品の特徴やキーワードを入力したり、商品のカテゴリー一覧から自分の求める作品を検索したりして、各ショップを閲覧することができます。
購入には無料の会員登録が必要で、支払い方法はクレジットかデビットカード、PayPalで可能です。
気軽にショッピングができることから世界中の3,300 万人もの主に20代~30代の女性がユーザー登録しています。
海外の方が作った作品は見ているだけでも刺激を受けます。なかなか日本ではお目にかかれない斬新なデザインのものも多く、また、おもしろい発想のものに新たなインスピレーションを受けることもあるはず。まずはユーザーとしてサイトを覗いてみるのも楽しいのではないでしょうか。
Etsyで作品を販売しようとすると、気になるのは送料ですよね。ショッピング画面では、送料無料と記載されているものの送料を上乗せされた価格設定になっているものが多くがあります。
価格だけでなく、そもそも海外に荷物を送ること自体が初めてという方も多いと思います。
海外への荷物発送の手段にはいくつか方法があります。
いつも利用している日本郵便でも海外への発送が可能です。料金は大きさは問われずに、重さと配送地域で算出されます。
によって料金が変わらないというのがポイント。
30kgまでの制限があり、国によって大きさの制限があります。
日本郵便のホームページから国ごとの大きさ制限は調べることが可能です。日本郵便で利用できる国際発送には6種類あります。
世界120か国以上に2日~4日で届けることができるサービスです。贈ることができる国が限定されているものの、最も早くて安い方法です。
EMS(国際スピード郵便)よりも多くの国に対応していますが、少し価格が高くなります。3日~6日で届けることができます。
EMS(国際スピード郵便)で対応していない国へ送りたい場合にはこっちらを利用しましょう。
船便で送るよりも速く、EMS(国際スピード郵便)や航空便よりも安く送ることができる良いとこ取りな方法です。6日~13日で届けることができます。
飛行機での空輸ですが、飛行機の空きスペースを利用するため安くなっています。
飛行機よりも日数を要しますが、その分料金を抑えることができます。とはいえ、1ヶ月~3ヶ月かかりますので、よほど時間に余裕がある場合や受注生産の場合などに利用するのが良いでしょう。
EMS(国際スピード郵便)よりも安く、「エコノミー航空便(SAL)」よりも早く届けることができるのは国際eパケット。3日〜12日で届けることができます。
2kg以内・3辺合計が90cm以内と制限がありますので、この範囲内であればこちらがおすすめです。
国際eパケットと同様、2kg以内・3辺合計が90cm以内と制限がありますが、保証などがないためさらに安くなるのが小型包装物。6日〜13日で届けることができます。
海外に荷物を送付する際には、国内とは異なりいくつか知っておかなければならないことがあります。
海外への荷物に入れることができるものには制限があります。例えばライターや花火、生き物は送ることができません。
その内容はいくつかありますが、飛行機に乗るときに持ち込むことができないものをイメージすればなんとなく想像しやすいかもしれませんね。
また、国によって制限があるものもあります。たとえば、配送方法によっては、電池が荷物内にあると止められてしまう場合もあります。作品に電池を使う場合には、電池は購入者の方にご自分で用意してもらうのが良いでしょう。
場合によっては関税がかかります。あくまで個人間のやりとりであれば関税はかかあらないことが多いですが、荷物の中身や量によっては関税がかかってしまう場合があります。
発送時に発送者が負担する場合と、受取人が関税を請求される場合がありますので、事前に確認しておき、相手に請求される場合には伝えておく必要があります。
国内の発送と同様、日時指定をすることが可能なこともありますが、海外への発送は急な飛行機トラブルや関税でのチェック、海外情勢などにより必ずしも指定した日時には届かないことがあることは覚悟しておきましょう。
どうしてもこの日までに届けなければならない!などの場合にはできるだけ余裕を持って発送することが必要です。
さまざまな手間がかかる海外への発送ですが、それでも世界中の方が自分の作品のファンになってくれる可能性を考えると、手間がかかってもチャレンジしてみる価値はありますよ!