ホーム > 【YAMAOTMIキュレーション】帆布・キャンバスの生地から生まれる物語
2017.2.24
image by kurashikihanpu
船の帆布で使用される帆布。 個人的に大好きな生地の一つでして、力織機(シャトル織機)で力強く織られた帆布は 丈夫で1点1点少しづつ違う風合いになりまるで生き物のように感じます。 帆布に触れると少しゴツっとした肌触りなんですが、素材が綿なので暖かさも感じます。
国内生産地では岡山県にある倉敷帆布が有名ですよね。 直接は行ったことがないんですが風情があって歴史の重みを感じる町並みですね。
帆布の特徴はなんと言っても製造工程に特徴があるようで 複数の糸で撚り合わせて織って作るからなんです。 その撚りの数に応じて10号帆布や8号帆布というふうに分かれています。 そして、倉敷の帆布は昔からの力織機で力強く織られているのが特徴です。
帆布といえば様々な用途で使用される汎用性の高い生地ですよね。 一般的によく観るのは鞄や雑貨です。 使うほどに風合いがよくなり馴染んでくるので愛着が持てますよね。
また日常的には見ないですけれど、子供はもちろん大人も必ずお世話になったことのある跳び箱。 この手をつく所の生地も帆布が使われています。 あれだけ沢山の子供たちが毎日手をついても破れた所ってほとんど見たことないですよね。 それだけ丈夫な証拠です。それに、肌にも優しく、子供の成長を見守るような優しさも感じますよね。
そして、これもお世話になってる方はお世話になると思いますが 画家の方が絵を書くキャンバス、これも帆布(キャンバス生地)が使われます。 水性画から油絵まで幅広い資材と相性がよく絵の風合いもまた素敵な仕上がりになるんでしょうね。
本当に様々な用途で使用されている帆布 倉敷帆布というブランドがついた帆布はなかなか手に入りにくいですが 生地問屋YAMATOMIでは4号帆布〜キャンバス生地まで・厚いものから薄いものまで また様々な加工(撥水・ワッシャー・ビンテージ・パラフィン)を施されたものを取り扱っております。