ホーム > こだわりの空間を実現!?ホテルや旅館でも活用されているファブリックアイテム
2025.4.14
入学や入社に転勤、出張、あるいは旅行など、移動が増えるこの時期にはホテルや旅館を活用する人も多いのではないでしょうか?
ビジネスホテルから高級ホテルに旅館、最近ではカプセルホテルも増えてきて、様々なタイプのホテルがありますよね。
今回はホテルや旅館でも活用されているファブリックアイテムをご紹介します。
それぞれの布製品にぴったりな生地も合わせてピックアップしましたので、モノづくりや空間演出にぜひ活用してみてください!
目次
どんなホテルや宿にも共通するのは、“上質な空間”を演出していること。
その上質さの正体とは何なのでしょうか?
必要なものだけを揃えたミニマルなインテリア、隅々まで清掃が行き届いた清潔感、印象を左右する香りなど……。
様々な要素はありますが、その中でも大きな比重を占めているのがファブリックアイテムです。
寝具や客室着、カーテン、あるいは空間をおしゃれに演出するためのものなど。
人がリラックスし、休息を取るための空間であるホテルには、たくさんのファブリックが使われています。
心地良く過ごしてもらうために、布製品の素材にもこだわっているのです。
ホテルや旅館にあるファブリックアイテムといっても、用途によって素材や特徴が違います。
ホテルや旅館で過ごすシーンに適したテキスタイルや素材も合わせて解説するので、素材選びやモノづくりの参考にしてみてくださいね。
眠るときの枕にこだわる人は多いですが、実は枕カバーも大切。
寝心地だけでなく、次の日の肌や髪の調子にも影響するってご存知でしたか?
顔を付けて眠るため、汗や皮脂がつきやすく、通気性が悪いと次の日肌が荒れているなんてことも。
また特に髪は摩擦によってダメージを受けやすいため、次の日パサパサすることもあります。
ホテルに泊まった翌日でも美しく目覚めるために、摩擦が少なく通気性の良いシルク素材やサテン生地の枕カバーが理想的。
心地の良いクッションと組み合わせて使いましょう。
ベッドシーツや掛け布団カバーといった寝具類には、とにかく寝心地が重要!
優しい肌触りかつ通気性の良いコットン素材が主流です。
コットンの中でも特に肌に優しいオーガニックコットンや、高級感を出すためにエジプト綿が使われていることも。
肌触りや快適さだけでなく、贅沢な質感を実感できるため、特に一流ホテルではこだわりが強いポイントです。
また全身を預けるファブリックアイテムなので清潔さも大事。
抗菌性・抗ウイルス性を高める加工生地も選ばれていますよ。
ホテルや旅館に客室着があれば、パジャマを持っていく必要がないのでとてもありがたいですよね。
客室着はラグジュアリーさが求められるポイントでもあり、寝具類と同じく、高級感のあるエジプト綿やサテン、シルク生地が向いています。
そして起きている時も寝ている間も快適に過ごすために、通気性や吸水速乾性、保温性、吸湿性、抗菌性などベッドシーツ以上に重視したい性能がたくさん!
そのため天然繊維だけでなく、ポリエステルなどの合繊も織り交ぜて機能性加工をした生地がオススメです。
ホテルや旅館にはライフスタイルが様々なお客様が訪れるため、昼間に客室で休んでいる人も。
お客様の深い睡眠を邪魔しないため、大きな窓があってもカーテンはがっつり遮光性にして、昼間でも光が入りにくいように工夫されています。
カーテンの遮光には3つの等級があり、最も遮光率の高い1級は遮光率 99.99%以上。
とはいっても真っ暗にはならず、隙間から外の光が漏れる程度の明るさは残ります。
また「完全遮光」や「超遮光」といった名称で売られているカーテンもあります。
これはカーテン生地の裏を特殊な樹脂でコーティングしたり、黒いフィルムを張り付ける加工を施すことで、遮光率100%を実現。
ただホテルにはチェックアウト時間もあるため、ほんのりとした光でお客様を目覚めさせる1級のカーテンの方が向いているでしょう。
さらに、喫煙可能な部屋の場合は火の不始末による火事にならないよう、防炎加工のカーテンも重要です。
ホテルのタオル類は分厚くてしっかりと水分を吸い取ってくれるため、筆者のお気に入りのファブリックアイテムの1つでもあります。
ホテルや旅館のタオル類に使われている生地は、一般のタオルと同じパイル生地。
翌日も前日と同じタオルを使うシーンもあり、パイル生地特有の吸水速乾性が大切。
ただしホテルや旅館の場合、長繊維で上質なエジプト綿やスーピマコットンを使って、厚手に編みあげることであの心地良さを実現しています。
ギフトにも贈られるくらい上質なタオルを使っているホテルは、何度でも泊まりたくなりますね。
ホテルの空間演出には家具や植物、ライティングといった演出の方法がありますが、最近話題になっているのがファブリックを使った空間演出。
布製のアートキャンバスを飾ったり、ベッドライナーを敷いてみたり、ロビーの高い天井から布を吊り下げたり。
ファブリックには幅広い演出方法が可能で、照明や香りと組み合わせることでもっと可能性が広がります。
空間演出に使われる素材には光沢感のあるもの、ドレープ性のあるもの、ハリのあるものなどがあり、どんな演出をしたいかによって適した素材をを探すのも楽しいポイントです。
ホテルや旅館の上質な空間は、実は自宅でも再現できます!
布を使ったホテルライクな空間を作るコツをご紹介します。
ホテルや旅館のあのミニマルな感じでまとめるために、ベースとなるアイテムには無地を選ぶのがオススメ。
例えば枕カバーやベッドシーツ、かけ布団カバーなどのベッドリネンやタオル類は無地に統一してみましょう。
柄物で遊びたいときには、カーテンに好きな柄を取り入れるだけで、一気に部屋の雰囲気が変わりますよ♪
ホワイト一色だけだと、逆に殺風景に見えてしまってつまらなく感じるかもしれません。
そんなときは、白と相性の良いカラーを組み合わせてホテルライクな空間作りに挑戦!
この3つの組み合わせは、落ち着いた雰囲気で大人っぽく、ホテルでもよく使われている組み合わせです。
ベッドリネンやカーテンなどでシンプルなベースができたら、次は遊び心で装飾していきましょう。
一番簡単にできるのがファブリックアートを飾ること。
市販されているおしゃれな柄のファブリックアートを飾るのも良いですし、自分がお気に入りの柄の布製品があったらそれを活用するのもアリ!
ピンと張った状態でキャンバスに固定してあげれば、簡単にファブリックアートの完成です。
また、シンプルなベッドにお好きなデザインのベッドライナーを組み合わせるのもオススメ!
生地問屋YAMATOMIで扱っている生地は、ホテルや旅館の寝具や客室着、タオルといった場面でも活用されています。
今回はホテル、またはホテルライクな空間を実現できる生地をピックアップ!
ぜひご活用ください★
上質な光沢感のあるサテン100%生地です。程よく薄手で肌触りが良く、心地よい風合いは枕カバーや客室着にぴったり!
肌馴染みが良く優しいダブルガーゼ生地に、抗ウイルス性を持たせました。抗ウイルス機能繊維加工技術「CLEANSE」は感染症流行期にも大活躍。ぜひともパジャマにご活用ください!
ふわふわもこもこの表面がクセになるパイル生地です。可愛らしい雰囲気に溢れて、女性向けのタオルはもちろん、ブランケット、部屋着などにお使いいただけます★
マットな質感で透けないスエード生地で、衣装や垂れ幕、そしてカーテンにもお使いいただけます。防炎加工が施されているので安心◎カラーバリエーションも豊富です!
こちらはフランスからのインポート生地。唯一無二のソレイユストライプで、一気に洒落っ気のある空間が完成します。ファブリックパネルや、ソファ等のクッションにいかがでしょうか?
おもてなしに溢れたホテルや旅館ほど、ファブリックアイテムにこだわっていることがわかります。
お客様がたった1人で過ごす客室にこそ、そのおもてなしの心が反映されていますよね。
快適に過ごすための客室着、ぐっすり眠れるベッドに、心地良く使えるタオルなど。
ホテルに一歩踏み込むことで広がる光景も、ファブリックアイテムを使って演出することで、忘れられない思い出になるはず。
ファブリックアイテムを活用して、上質でこだわりの溢れた空間を作ってみてくださいね。