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【サウナブーム】サウナハットの役割と使われている生地ってどんな生地?

2021.11.30

サウナが好きな人のことを「サウナー」なんて呼びますが、日本では今、サウナブームが来ています。

一度ブームが落ち着いた時期はあれど、第一次サウナブーム・第二次サウナブーム……と何度も沸き起こり、これからも細く長く続いていきそうな予感。

サウナに入っている人が、何やら帽子をかぶっているのを見たことはありませんか?その帽子を「サウナハット」と言って、コアなサウナーには欠かせないアイテムのようです。

では、サウナハットにはどんな役割があるのでしょうか?本記事ではサウナハットの役割と、使われている生地、おすすめの生地をご紹介します。

 

サウナハットとはどんなもの?

サウナハットはその名の通り、サウナに入るときに被る帽子のこと。

こんな見た目をしています。

先端にかけて細くなる形をしており、てっぺんに何かひっかけられそうな輪っかがついていますね。

誰もが裸になるサウナ、頭にタオルを巻いている人も見かける中で、サウナハットはよく目立ちます。

「頭に巻くタオルの代わりかな?」と思いきや、実はちゃんと役割を持っているのです。その役割を果たすため、サウナハットの素材にも実は徹底したこだわりが……。

 

サウナハットの役割

サウナハットの素材には断熱性・保湿性が高い生地が使われており、その生地を利用することで、酷暑のサウナの中で人の頭部を守っています。

具体的に、サウナハットの役割を見てみましょう!

 

のぼせ予防

暖かい空気は上の方に昇っていくため、実はサウナの中では足元よりも頭の方の温度が高いです。サウナハット は、頭部の温度が上がることで血流が上昇し、サウナの中でのぼせることを予防します。

のぼせてしまうと意識がぼーっとしたり、最悪の場合倒れたりしてしまいます。健康のために始めたサウナで体調を崩しては本末転倒ですから、のぼせ予防としてサウナハットを被るのです。

サウナハットのとんがり帽子みたいな形は、頭の中に溜まった熱気がこもらないように上に空間を作っているためなんですね。

もちろん冷たいタオルを頭に巻いて頭部を守ることもできますが、サウナハットの方が断熱性が高く、長く持ちますよ。

 

熱から髪を守る

サウナの中は蒸気で保湿されているように感じますが、実は髪や肌からは水分が逃げている状態。長くサウナーをやっている人ほど、熱で髪がやられてパサパサになってしまうのです。

サウナハットは、サウナ中のヘアケアの役割もあります。熱から髪を守り、水分を逃さないようにすることで、いつでもツヤツヤの髪に。また髪を染めている人は、色落ちも防いでくれますよ。

同様に、頭皮の乾燥も防いでくれるため、フケが出るのを防ぎます。

たとえば髪を保湿するヘアオイルを塗ってからサウナハットを被るようにすれば、サウナをしながらヘアケアもできて一石二鳥です!

 

安心してサウナを楽しめる

サウナを健康や美肌のために始める人は多いですが、やり方を間違えると逆に体調を崩してしまいかねません。人の頭部は体のパーツで一番大切な部分ですから、暑いサウナの中ではしっかり守ってあげたいですよね。

サウナハットを利用することで、のぼせを予防したり、髪や頭皮を熱から守ったりできるため、安心してサウナを楽しめます。

またのぼせにくくなったり、髪へのダメージが気にならなくなったりするので、より長時間サウナの中に居られるようになります。よりサウナの効果を高められるでしょう。

 

サウナハットに使われている生地

サウナハットにはしっかり断熱性と保湿性を持たせないといけないため、使う素材にもしっかりこだわる必要があります。

サウナハットに向いている生地は主に「タオル地」「コットン・リネン」「フェルト」の3種類。それぞれの特徴と、YAMATOMIオススメの生地も紹介します。

 

タオル生地(パイル生地)

サウナハットに最も多い素材が、タオル生地です。そう、お風呂や洗面所で使っているような、あの“タオル”と同じ生地のこと。タオル生地はよく見ると繊維が輪奈になっているパイル編みなので「パイル生地」とも言います。

タオル生地のサウナハットは小さく折り畳みやすく、ほとんど荷物になりません。また吸水性が高い一方で乾きやすいため、洗濯機で洗ったら何度でも繰り返し使えます。

価格も安いため、初めてのサウナハットにはまずタオル生地を選ぶと良いですね。

【YAMATOMIオススメのタオル生地】

☆両面ソフトパイル

両面が柔らかなパイル生地になっており、保温性抜群!タオルだけでなく、アウターやトップスにもお使いいただける利便性の高い生地ですよ。

30/10 ランダム吊り裏毛

洗いこむほどに吊りニット独特の柔らかさを実感できる裏毛生地。

一枚でもとても暖かく、さまざまなアパレルアイテムに活用できますよ★

コットンミニパイル

中肉厚でふんわりと柔らかく、ストレッチ性を持ち合わせた、気持ちの良い肌触りが特徴のミニパイル。

トップスやボトムス、スポーツウェアなどにもお使いいただけるほか、

ノンホルマリン加工が施されているため、ベビーアイテムにも安心・安全にご利用になれます。

FPシンカーパイル

ふんわり柔らかい肌触りで吸水性があり、ノーホルマリン加工が施されています。
地糸にポリエステル糸を使用していますので縮みにくく、フィット性もあり、お洗濯も簡単。
また、パイル間の空気層が保温力を高めるので、冬にも使えるオールシーズンの商品です。

コットン・リネンなどの天然繊維

コットンやリネンなどの天然繊維肌や髪への刺激が少なく、柔らかくて折り畳み可能。また洗濯機でも気軽に洗えるため、衛生面でも安心です。

たとえば肌に優しいコットン素材と、吸水性の高いタオル生地はまさにサウナハットにぴったりの組み合わせ。

リネン 生地は特有の素朴感があり、ナチュラルテイストなデザインになります。もちろんコットンとリネンの混紡もオススメです。

【YAMATOMIオススメのコットン・リネン生地】

麻/W ナチュラルダイド

中肉厚でしなやかな風合いです。麻のナチュラル感とウールの温かみがカジュアルなアイテムにピッタリな生地です。ジャケットやワンピース、セットアップなどに向いています。

C/麻 ルーズオックス

やや厚手で適度なハリ感があります。綿麻特有の清涼感あるタッチがSSらしいカジュアルな生地です。ワンピースやジャケット、セットアップや雑貨資材などに向いています。

先染リネンキャンバス(先染6号帆布)

リネンらしいざっくりとした風合いが特徴の生地。ナチュラルな風合いがおしゃれなサウナハットを作れること間違いなしです★

8号帆布

ハリがありやや硬めの風合い。硬めですが頭を守るサウナハットにぴったりです。他にも、トートバッグや資材向け。豊富なカラーが揃っていますよ。

30/10 吊り裏毛

吊り編み機を利用して編んだ裏毛生地です。やや厚みがあるのにとても柔らかく、パーカーやトレーナー、アウターなどにピッタリ★カジュアルなアイテムを作ってみてください!

フェルト(羊毛)

フェルトは羊毛の生地をプレスして硬くハリのある生地にしたもの。耐熱性が高いのはもちろん、耐久性もあり、硬いため形状を崩しません。サウナハットの形を維持したい、個性的な形のものが欲しい人には、フェルト素材がオススメです。

ただしフェルトは洗濯機で丸洗いできず、毛羽が抜け落ちることもあります。特にサウナ室や水風呂に毛羽が落ちると衛生上良くないため、禁止しているサウナ施設もあるほどです。

フェルト生地のサウナハットを使う際には、しっかりお手入れしましょう。

【YAMATOMIオススメのフェルト生地】

ブラッシュメルトンスムース

ギュっとウールを縮絨させたような風合いを実現したフェルト生地。ハリのある生地感が特徴的です。

イージーケアができ実用的にご利用いただけるスムース素材となっています!

RISORSA PURESUPER100 AIRBEAVER

 

ウールの中で一番綺麗で高価な、フリース(背中)部分から採れる希少価値の高いPureSuper100のラムウールを使用した原料にエアービーバー起毛を丁寧に施した、膨らみと暖かさ、軽さの感じられる生地です。

カラー展開はアースカラーを揃えているので、イメージに合う生地をお選びください!

 

サウナハットでおしゃれなサウナーになろう!

「サウナはおじさんやおばさんのもの」と言われてきましたが、最近は20代くらいの若者もサウナで見かけるようになりました。特に若い人ほど、サウナハットを被っているような気がします。

筆者もサウナハットを初めて見たときは「なぜサウナで帽子?」と思いましたが、理由を聞けばなるほど納得。そして見れば見るほど、いびつな形のサウナハットがおしゃれに見えてくるのです。

サウナハットには様々な素材が使われていれば、形も微妙に違います。

自分だけのサウナハットを見つけて、あるいは手作りして、おしゃれなサウナーになりましょう!


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