ホーム > 日中と夜の気温差に!羽織りものの種類と羽織ものに向いている生地
2021.11.9
日中は暖かいけど、夜は冷える。そんな10月〜11月は服装に困りますよね。
寒いからと厚着をしていったら昼間には暑くて汗をかいたり、逆にまだ暑そうだと薄着をしたら帰る頃には寒すぎたり。気温差がある季節の服装の悩みを解決してくれるのが羽織りもの、いわばアウターです。
今回は、寒暖差が激しい季節に役立つアウターの種類と、それぞれのアウターに向いている生地をご紹介します!
目次
最低気温は13度、最高気温は25度。これだけの気温差があると、朝や夜は寒く昼間は暑いと感じる人が多いです。その日の服装にも迷いやすいですよね。
コートやダウンとまではいかないけれど、寒いときにさらっと羽織れて、暑いときには脱いでも邪魔にならないアウターが欲しくなります。
暖かいアウターにはウールを使ったニット生地、薄手が良いならコットンフライスなど、アウターごとに向いている生地も様々です。
厚み、素材などによって暖かさや着やすさが変わるため、アウター作りは生地からこだわってみてくださいね。
それでは、さらっと羽織れるアウターの種類とオススメの生地を見ていきましょう!
この投稿をInstagramで見る
カーディガンとは、前が開いているタイプのセーターです。言い換えれば、ニット素材のジャケットだと言えるでしょう。
薄手のものから厚手のもの、ざっくりニットやレースでできたものまであり、春夏秋冬、どの季節にも大活躍する定番の羽織りものです。
特に夏は、炎天下の屋外とクーラーの効いた室内とで気温差が激しいことも。薄着だと寒いことも多く、いつでも体を暖められるようにカーディガンを常備する人もいます。
女性はもちろん、近年は男性にも人気のカーディガン。使い勝手の良い1枚を持っておきたいですね。
定番カーディガンにピッタリの、やわらかニット素材です。ほどよく厚みがあり暖かく、ハリがあるのでカーディガンの形もキープしてくれますよ。グレーやホワイト、ネイビーなど、着まわしやすいカラーもポイントです!
この投稿をInstagramで見る
ストールとは洋服の上から肩にかけたり、あるいは首に巻いたりする、長方形の肩掛けのこと。ショールはストールよりも大判で、正方形の形をしており、首に巻くよりも肩にかけて使うことが多いです。
ストールもショールも1枚の大きな布でできていますが、羽織りものとしてオールシーズン使えることがポイントです。
春や秋にはに日中と夜の体温調整に使えますし、夏は室内のクーラー対策に、冬も「今日は一段と寒いな」という日に羽織って使えばより暖かいです。
アレンジして巻いたり、素敵な柄をプラスしてファッションにアクセントをつけたりなど、1枚持っているだけでいろいろ使えますよ。
ウールの中にナイロンを混紡した中肉厚のフラノ生地。起毛感が暖かく、柔らかいのでストールやショールに向いています。ベーシックな生地なので使い回しやすいです。
この投稿をInstagramで見る
ガウンは膝丈よりも長い羽織りものです。ゆったりとしたサイズ感のものが多く、柔らかい素材からパリッとした素材まで、生地もデザインも様々。
前開きタイプのロングワンピースをガウンとして羽織ることもできます。
ガウンをさらっと羽織るだけで、Tシャツとデニムというシンプルなコーデもこなれ感を演出可能!ファッション性の高いアウターなので、おしゃれやトレンドに敏感な人にオススメです。
ガウンを着ておしゃれになりながら、体温調整をして快適に過ごしましょう!
光に当てるとツヤを発し、ビンテージ感あふれる生地です。ガウンにすることで美しいシルエットを作り出してくれておしゃれになります。周りとはひと味違う羽織りものを楽しんで!
この投稿をInstagramで見る
「ジャケット」というとスーツの上着をイメージする人も多いですが、実は「ジャケット」にも様々なタイプがあります。フォーマルなテーラードやブレザーのほか、カジュアルなデニムやミリタリーもあり、TPOに合わせて選べるのがジャケットの魅力。
ただ他のアウターよりも嵩張りやすいので、脱ぎ着することを考えると厚すぎずコンパクトなものがオススメです。
フォーマルに着たいならテーラードやノーカラージャケット、カジュアルに着たいならデニムジャケットが、気温差のある日には使いやすいですよ。
仕事でもプライベートでも普段使いしやすいジャケットを選びましょう!
ウールそっくりの風合いでありながら、ポリエステル100%でコスパ良し!2WAYストレッチのため、ジャケットでも着心地が良く動きやすいです。ジャケットは普段使いするアイテムなので、ウォッシャブルなのも嬉しいですね。
この投稿をInstagramで見る
誰しも知っている、フード付きのトップス「パーカー」。ジッパーで前開きタイプのものであれば、アウターとしてもトップスとしても使えて便利です。
とてもカジュアルな装いになるので、ジーンズやチノパン、ロングスカートなど合わせるボトムスも選ばないのがポイント。フォーマル寄りの服装をあえてカジュアルダウンするためにパーカーを選ぶ人も多いですね。
しかもフード付きなので、風が強い日や特に寒い夜などは、フードを被って頭から首回りまで暖めることもできます。使わない昼間は、腰に巻いて別のファッションとして楽しむことも!
様々な使い方ができるパーカーもとても便利なアイテムです。
性別や年齢を問わず使えるオーソドックスな裏毛生地。肉厚で保温効果があり、裁断しやすいので、まさにパーカーに使いやすいですよ。カラー展開も豊富なので、ファミリー向けに色違いもオススメ!
この投稿をInstagramで見る
ブルゾンとは、着丈が短い(だいたいベルトが隠れる程度)のアウターのこと。カーディガンやガウンと比べると厚みがあるのが特徴ですが、ダウンやモッズよりも薄手で、ちょうどアウターとしては中間くらいです。
10月〜11月、まだそれほど冷え込んでいない時期でも、たまに急に冷え込む日もあるもの。そんな日のためにブルゾンを持っておくと役に立ちます。本格的な冬の到来の前に“繋ぎ”の役目をしてくれるでしょう。
また着丈が短いこともポイントです。ブルゾンを羽織るだけで脚長効果があり、また上半身にボリューム感が出て、スタイル良く見えますよ。
再生ウール糸を使用した、肉厚でありながらとても柔らかな風合いで、しかも保温効果の高い生地です。
ロングコートも良いけれど、カジュアルなショート丈のブルゾンにもよく合います。秋冬らしい深みカラーも選ぶのが楽しいですね。
この投稿をInstagramで見る
ケープやポンチョとは、どちらも袖のないアウターのこと。ケープはショールに似ていてマントのように前開きで肩に羽織るのに対し、ポンチョは真ん中に開いた穴に頭を通して羽織ります。ちなみに、ケープの前を閉じればポンチョにも見えます。
どちらも袖がないため着やすく、また丸みのあるフォルムが可愛らしい印象に。袖がないため、着物の上からでもさらっと羽織れて便利です。少し前ですが、2019年から2020年のアウターとしても流行しました。
またケープはフォーマルに、ポンチョはカジュアルに見せられるという違いもあるので、その日の服装に合わせて使い分けましょう。
可愛らしいケープやポンチョには、リブニットを使ってさらに可愛らしさを引き出しましょう!女性や子供向けはもちろん、ディープカラーもあるので大人っぽい1枚にもなれます。もちろん暖かく、防寒対策バッチリですよ。
この投稿をInstagramで見る
「羽織(はおり)」とはそのままの意味で「羽織りもの」のことですが、ここでは着物用アウターのことを指します。そもそも「羽織りもの」という言葉は着物の「羽織」から来た言葉です。
着物でいうカーディガンのようなもので、比較的裾は長めで。ひざより下のものは「長羽織」と言い、フォーマル感があります。丈が短いとよりカジュアルです。
前は開いているので、羽織紐で脱げないように留めるのが基本。和服は柄物が多いので、実はこの着物・帯・羽織・羽織紐が調和する美しい組み合わせを見つけるのも、楽しみの1つでもあります。
羽織は寒いときに防寒の役割をする他、礼装をしたり、あるいは家事をする際に着物を汚さないようにしたりなど、様々な用途があるのが特徴です。
コストを抑えるならポリエステルや綿、暖かさ重視ならウール、高級感のあるものにしたいなら絹を選びましょう。
そして何よりも、着物用の羽織には着物や帯と色・柄を合わせる楽しさがあります。日本の風情を感じる和柄や霜降り柄、あるいはちりめん生地がオススメです。
YAMATOMIでも和柄やちりめん生地をたくさん取り扱っているので、ぜひ検索してみてくださいね。
今日は暖かそうだからと薄着で外出して、夜になって寒くなり「うわ、失敗したな〜」という経験をしたことがある人も多いのでは?その逆の失敗も、然りですよね。
なかなか服装の調整が難しい時期だからこそ、羽織りものの活用がオススメです。寒くなったらさらっと羽織れるアウターで、日中と夜の気温差を乗り越えていきましょう。
またカーディガンやブルゾン、ポンチョなど、アウターにも幅広い種類があります。暖かさはもちろん大切ですが、その日のコーディネートに合わせて選び、ファッションを楽しむこともお忘れなく!