ホーム > 消臭効果の高い生地ってどんな生地?なぜニオイがつきやすいの?ニオイをつきにくくする方法も解説
2019.6.20
焼き肉屋さんに行くと服にニオイがつくことがありますよね。また、ホットプレートなどで料理を作った際、カーテンやソファーにニオイがついてしまい、ずっと気になることもあります。
このように、生地にはニオイがつきやすいのはなぜなのでしょうか。ニオイをつきにくくする方法はないのでしょうか?
目次
木やプラスチックなど他の素材にはニオイがつかないのに、布の生地にはニオイがつきやすいのでしょうか。
その原因をいくつか見ていきましょう。
夏場に汗をかくとニオイがするのは、汗そのものが臭いわけではありません。
身体から発生した汗を細菌が食べて繁殖することにより、その細菌のニオイがいやな臭さを発生させています。汗以外にも、汚れや皮脂などにも細菌が発生します。
このように、生地の中でも特に衣類に発生するニオイの原因は細菌がつくる原因であることが多いと言われています。
実は空気中にはさまざまな「ニオイ物質」が空中を浮遊しています。このニオイ物質は浮遊しているものの、どこかに落ち着こうとしています。
落ち着こうとしているニオイ物質はなぜ特に生地に付着しやすいのでしょうか。
生地はたくさんの繊維が組み合わされて構成されています。繊維1本1本の表面積が大きく、ニオイ物質がより付着しやすいのです。
生地に付着したニオイが落ちにくいのは、この繊維にニオイ物質がからみついているため。洗濯だけではとれないことも多く、風通しの良いところで干すと落ちる場合もあります。
生地の中でも、特に「速乾性Tシャツ」はニオイが残りやすいと言われています。
その理由は、「速乾性Tシャツ」はポリエステルが使われているためです。ポリエステルは吸収性、速乾性を高める為、極細の繊維で作られており、繊維が極細のためより汚れやニオイが溜まりやすく、洗濯でも落ちにくいのです。
なんども着用していると、洗濯しても汚れが落ち切らずに徐々に汚れがたまっていきます。そこに細菌が発生し落としきれていない汚れを養分に繁殖し、ニオイが気になってしまいます。
生地にニオイがつきやすい原因について見てきました。どうすればこの嫌なニオイを取ることができるのでしょうか。
まずは、乾燥させること・熱を加えることです。
ニオイの気になる生地の洗濯後、風通しの良い場所で長めに陰干しをしましょう。とはいえ、何日も陰干しをするのは大変です。そんなときは衣類用の乾燥機にかけることで、ニオイが薄くなることもあります。
乾燥だけでなく熱を加えることでニオイが薄くなる理由は、熱を加え繊維内の水分が蒸発するときにニオイ成分が放出されるためだと言われています。
小さな衣類や小物であればドライヤーで乾かしたり、アイロンをかけたりすることも有効です。
前述のように速乾性Tシャツはニオイが残りやすいですが、対策はあるのでしょうか。
少し手間はかかりますが、洗濯機ではなく手洗いで汚れをしっかりと落とすことでニオイを防ぐことができます。皮脂などのタンパク質汚れを落とす酵素が入り洗濯洗剤を使うと効果をより実感できます。
洗剤が溶けやすく、さらに皮脂などの汚れを落ちやすくするために水ではなくお湯で洗うのがおすすめ。目安としては40℃程度です。
さらに、繊維の間の汚れを残さないようにたくさんの水で良くすすぎましょう。
洗濯後、干す際に、消臭・除菌効果のある消臭剤をスプレーしてから干すことで、繊維に残った雑菌の繁殖を防げます。
それでもニオイを絶対に発生させたくない!という方には消臭加工を施した生地がおすすめです。
たとえばYAMATOMIで「消臭効果」で検索すると、
こんなにたくさん種類があるのですね!
たとえば、こちらの「消臭・抗菌 トリコットカノコ(品番: taT7920DEO)」は
と高機能!こういった生地で衣類やカーテンを仕立てれば、嫌なニオイの発生が気にならなくなるのではないでしょうか!