ホーム > 肌に優しい生地とは?赤ちゃんの敏感肌でも着れる生地について解説
2018.12.14
日本や地球の未来を担う赤ちゃんは、少子高齢化が進んでいる日本では特に貴重な存在。
でも、そんな未来を考えるよりも、赤ちゃんを家族に迎えたばかりのママやパパにとって何よりも大事なのは、「今この子が快適に過ごせるには?」ということではないでしょうか?
赤ちゃんは不快感を感じるとすぐに泣いて知らせてくれます。
しかし、お昼寝もしてミルクを飲んでお腹いっぱい…という状態なのに、赤ちゃんが何に不快感を感じているのかわからないというママパパも多いでしょう。
もしかすると、赤ちゃんは自分の「着ているもの」や「使っているもの」が気に入らないのかもしれません。
生まれたばかりの赤ちゃんはとても敏感肌。
だからこそ、赤ちゃんに着せたり使ったりする布製品は優しい素材を使ったものがいいですよね。
今回は敏感肌の赤ちゃんに優しい素材、生地についてご紹介しましょう。
目次
「赤ちゃんは敏感肌」なんて聞きますが、実際のところどれくらい敏感肌なのかよくわからない人もいるでしょう。
確かに赤ちゃんの肌を見るとふっくらしていて柔らかそうですが、赤ちゃんの肌に優しいものってよくわからないですよね。
実は、私たち大人が思っているよりも赤ちゃんの肌はとても敏感です。
一人ひとりによりますが、例えば肌に合わない服を着せているとすぐにかゆみを起こしてしまう子もいます。
赤ちゃんは毛穴はあるものの、体温調節機能や発汗機能は未熟なので、気を抜いているとかぶれてしまうことも。
大人では「これくらい大丈夫だろう」と思うことでさえ、赤ちゃんにとっては肌荒れの原因になってしまうのです。
それでは、赤ちゃんのような超敏感肌でも着れる素材にはどんなものがあるのでしょうか?
赤ちゃんに優しい素材として代表的なのが「オーガニックコットン」です。
通常コットンに使われる綿は栽培して生産されるのですが、オーガニックコットンに使われる綿はオーガニック…つまり、一切の農薬が使われない綿になります。
そしてこのオーガニックコットンから、赤ちゃん向けのガーゼ生地やニット生地が作られていくんですね。
オーガニックコットンは通常のコットンのように、汗を吸い取ったり、湿気を放出したりする特徴があります。
また、オーガニックコットン生地は作り方によって薄い生地から厚い生地まで用途が幅広いのも特徴的です。
そして何よち、ママやパパにとっては、一切の化学物質も農薬も使われていない「オーガニック(有機)」という部分が注目されています。
安心して赤ちゃんに着せられますし、柔らかい素材のため赤ちゃんも嫌がりません。
赤ちゃんに使うファブリック製品と言えば、スタイ(よだれかけ)から肌着、洋服、おくるみ、布オムツまでさまざま。
それぞれのファブリック製品には、どんな生地を使えば良いのでしょうか?
それぞれの種類にあったオススメの生地をご紹介していきましょう。
「スタイ」とは「よだれかけ」のこと。
赤ちゃんは唾液や鼻水がどんどん出てくるものの、まだ自分でそれを抑制したり止めたりする術を知りません。
そこで、洋服を汚さないように、そしてママやパパがすぐに拭き取れるようにと活用するのがスタイなのです。
スタイには薄くて軽いダブルガーゼ生地がオススメ。
特にかぶれやすい口・鼻周りを拭くためのアイテムなので、赤ちゃんへの負担がなく、柔らかい素材であることが重視されます。
ダブルガーゼのスタイはシンプルなものから、いろいろな柄のものまであります。
その多くは赤ちゃん向けの、車や花柄、ドット柄など優しい色合いのものが多いですね。
可愛いものは集めたくなりますし、赤ちゃんが小さいうちはスタイを使う機会が多いため、たくさん持っていても困ることはありません。
最近はスタイの柄だけでなく、形にもこだわったものも多くなりました。
赤ちゃんがスタイをつけるとまるで洋服の襟のようになるため、着せ替え感覚でおしゃれを楽しむこともできます。
スタイを手縫いするママも多く、簡単に作れるためチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
続いて、赤ちゃんに毎日着せてなおかつ1日のうちで何度でも着替えさせる肌着。
赤ちゃんの肌に直接触れるうえに、触れる面積も多いので特に素材にはこだわりたい部分になります。
なぜ赤ちゃんには肌着が必要かと言うと、赤ちゃんは大人よりも汗をかくからです。
汗の雑菌が付いた肌着はこまめに着替えさせてあげないと、肌荒れやかぶれの原因になってしまいます。
肌着にはオーガニックコットンを使ったフライスやスムースなどのニット生地がオススメ!
伸縮性があるため、赤ちゃんが多少暴れてもスムーズに着せることができます。
フライス生地の肌着は、実は赤ちゃんだけでなく大人でも身に着けることが多く、幅広い世代で親しまれています。
しっかり汗を吸い取ってくれるけど蒸れない、という特徴があるのです。
赤ちゃんに着せる場合は、オーガニックコットン100%のフライス生地ににこだわってみましょう。
特に赤ちゃんの頃はよく着替えさせるので、まとめて買っておくといいですね。
スムースの肌着はフライスに比べてやや厚みがあるため、秋冬の季節にピッタリです。
秋冬など寒い季節は特に赤ちゃんのお着替えを早く済ませたいもの。
すぐに着替えさせられるように、伸縮性を確認してから肌着を購入すると良いかもしれません。
家の中やおでかけのときに着せるベビー服も、まだ月齢が低いうちはオーガニックコットン100%のものを選ぶと良いでしょう。
生地は肌着と同じくフライスやスムースなどのニット素材の方が着せやすいですよ。
ただ、ベビー服の場合は着せる環境(家の中か、外か)や季節(春夏秋冬)などに合わせて厚みや保湿性、放湿性などを調整する必要があります。
例えば冬であれば、ちょっと厚めのスムース生地で赤ちゃんの体温が奪われないように気をつけましょう。
スムース生地なら生地そのものが柔らかくなめらかなので、赤ちゃん自身も着ていて気持ち良いかもしれませんね。
ただ、赤ちゃんは体温が高いので冬場だからといって厚着させすぎず、ベストなどを使って体温調整をしてあげてください。
そこまで寒くない季節であれば、薄手のフライス生地はいかがでしょうか?
フライス生地は活用の幅が広いため、シャツからワンピース、カーディガンまで作ることができます。
肌触りや暑さなどを検討しながら、赤ちゃんにピッタリのベビー服を選んでみましょう。
赤ちゃんを包んで安心させてくれるおくるみは、ベビー服以上に季節に合わせたものを選ぶ必要があります。
春・秋には厚手のコットン、夏は薄手のコットンにガーゼ、冬はフリース、ボア、キルティングなど。
季節に1つ用意する必要はありませんが、厚手のもの、薄手のものを1枚ずつ準備しておくと安心です。
「夏は厚いからおくるみが必要かな?」と疑問に思うかもしれませんが、赤ちゃんは包まれている方が安心します。
夏場にはガーゼの柔らかくて通気性の良いおくるみがオススメ。
赤ちゃんも暑くなりすぎず、でもしっかり包まれて、快適に過ごしてくれるでしょう。
冬はとても寒いので、ボアやフリースなどのモコモコして暖かいおくるみがオススメです。
赤ちゃんは寒がりのため、しっかりと包んであげましょう。
そして何よりも、モコモコな素材にぐるぐるに巻かれた赤ちゃんがとても愛らしいですよ。
紙オムツが主流の現代ですが、経済的、環境的な面を考えて布オムツを取り入れている家庭もあります。
布オムツはお手入れが大変ですが、毎回紙オムツを買う必要もなく、ゴミも出ないのです。
ただ、かゆみやかぶれを防ぐためにも、赤ちゃんのおしりやおまたなどかなりデリケートな部分に当たるところの素材にはこだわりましょう。
布オムツに使うならヘンプ(麻)やバンブー(竹)などの自然由来の素材が良いでしょう。
麻や竹などの素材は吸水力が抜群で、オーガニックに栽培されたものが多いため赤ちゃんの肌にも優しいです。
また天然の抗菌作用があるのも注目ポイント!
布オムツデビューをしてみてはいかがでしょうか?
生まれたばかりの我が子に着せるなら、敏感肌に優しいオーガニックコットン生地が最適。
季節や成長に合わせて着せるもの・使うものも変化させていきたいですよね。
最後に、YAMATOMIでオススメのオーガニックコットン生地をご紹介します。
可愛いベビー用品を想像しながら、生地選びから楽しみましょう。
薄手で肌に優しいダブルガーゼならこちらがオススメで、赤ちゃんのスタイなどにいかがですか?
ベビー向けに可愛い柄のスタイを作りたいなら、こちらの水玉柄プリントのダブルガーゼ生地がオススメですよ。
オーガニックコットンの20番手単糸を使用した、柔らかくて肌触りの良い針抜フライスです。コンパクトスピニングの為、毛羽立ちにくく光沢があります。
こちらは膨らみのあるソフトな風合いが特徴的で、ナチュラルな生地となっているため、肌着にぴったりです。
Tシャツやカットソーなどにお使いいただけるフライス生地。ソフトなカラーで展開しています。オーガニックコットンなので肌に優しく、ベーシックアイテムにオススメです!
肌当たりの良いトルコオーガニックコットン100%の素材。落ち着いたトーンの可憐な小花柄が魅力的です★
赤ちゃんに着せるものや使うものなど、赤ちゃんの敏感肌に触れるファブリック製品。
デザイン性よりも先に、「肌に優しいかどうか?」を基準にして選びましょう。
オーガニックコットンなどの有機素材が特にオススメで、赤ちゃんの肌を傷つけることなく、かぶれやかゆみなどから優しく守ってくれるでしょう。