ホーム > アウトドアに最適な生地をPICK UP!シーンに合わせてどれを選ぶ?
2021.8.7
image by gotooutcamp
アウトドアは春や夏など暖かい季節だけでなく、秋や冬など寒い季節にも全力で楽しめる“遊び”。
季節折々の風景を楽しみながらのアウトドアは、四季のある日本だからこそできることですよね。
そんなさまざまなシーンに寄り添ってくれるのが、数々のアウトドアアイテムです。
アウトドアには定番のテントやレジャーシートから、ラウンジチェアやハンモックなどあると便利なアイテム、帽子やリュック、アウターなどファッションアイテムが必須!
本記事では、アウトドアのさまざまなシーンにぴったりの生地をご紹介します。
目次
2016年に「アウトドアがブームになっている」というNEWSがありました。
確かに「山ガール」や「トレッキング」という言葉を耳にする機会が増えたのはこの頃からですし、2021年の現在でもInstagramを見るとアウトドアを楽しむ画像がたくさん出てきます。
自然の中で優雅な時間を過ごしながら美味しいものを食べたり、仲間と時間を共有したり、全力で体を動かしたり。
情報発信ツールが発達してアウトドアに関するノウハウが手に入りやすくなったためか、Instagramを見るとどのアウトドアの写真も本格的です☆
そしてNEWSには
『現在、キャンプを楽しんでいる層は、いわゆる“アウトドアビギナー”と呼ばれている方々が多いです。女性が楽しんでいる場合も目立ちます』
と書かれており、女性が楽しみながらアウトドア×料理やオシャレを楽しんでいるように感じます。
以前、YAMATOMIのお客様で自作のテントを作られたという方がいらっしゃいました。
法人様であればアウトドア用品は縫製工場で製作されるイメージがあるのですが、自作って本当にすごいな〜と関心。
制作の流れなどもブログで紹介されていて、生地を販売しているYAMATOMIスタッフも大変勉強になりました。
自作するにしても縫製工場で製作するにしても、必要となるのが生地(テキスタイル・ファブリック)です。
生地といっても素材や厚み、風合い、色、加工と沢山種類がありすぎて、アウトドア用には何を選ぶか迷いますよね。
商品開発の中でも「何を優先するか?デザインか、機能性か、価格か?」などが話に出るのではないでしょうか。
正直これです!とうドンピシャな生地というのはお客様のイメージもあるので難しいのですが、生地問屋YAMATOMIを利用されるお客様では、実際に以下のような生地をチョイスされる方が多いです。
テントにレジャーシートなど大物から、帽子などの小物まで、幅広いアイテムに使えるのが、次の3つの条件が揃った生地。
これらの条件を満たすのが、帆布やオックスです。これらは平織りで高密度なのが特徴で、そこそこの撥水性も期待できます。(完全に水を防ぐというよりも、雨粒くらいなら浸水を防げます)
使用している糸の太さによっては、かなり丈夫な生地になりますよ。
日本帆布ブランド「富士金梅®」が日本製にこだわり織り上げた帆布生地は、とても味わい深い生地。
綿素材ながら十分な耐久性・撥水性があり、あらゆるアウトドアアイテムに活用できます。
アウトドアビギナーでも気軽にアウトドアを楽しんでもらうために、価格を押さえて販売したい。だけど、粗悪品ではなくなるべく良い製品を提供したい。そんな良心的な方には次の生地がおすすめです。
ポリエステル素材やナイロン素材なら手を出しやすい価格です。幅広い用途で使いたいなら、綿と同じく高密度のオックスが良いでしょう。
ナイロン独特のツヤ感があり、きれいめな生地です。薄手でしっかりとハリコシがあるのもポイント。
ただ、撥水効果は使用するたび落ちていくので、それが気になるという方は裏に水が漏れるのを防ぐコーティング加工がされているものがおすすめです。
これは撥水よりも防水レベルで、水を完全に通さない生地もアウトドアにはあると便利ですよね。
実は綿など天然繊維のものは機能加工がしにくかったり、加工してもすぐに落ちたりすることがあります。
ポリエステルやナイロンなら機能加工がしやすく、また繊維そのものに水を弾く力があるため、高機能を求めるなら必然的に化学繊維の生地になります。
薄手て適度なハリ感と、上品なツヤ感があるため、スポーツウェアやアウターなどにピッタリ。
防・撥水機能や浸湿機能など、高機能です!
上のプリンテック・ワンと同じく高機能ですが、より中肉厚でマットな質感。
梅雨でも思いきりキャンプがしたい、天気予報が微妙なので雨に備えておきたい、という人にぜひおすすめです。
耐久性を重視ということであれば、絶対に破れない……よりも、実は意外とリップ加工された素材の方がおすすめ。「リップ加工」とは別名「リップストップ加工」で生地が破れるのを途中で防ぐ加工です。
テキスタイルはやっぱり布ですから、どんなに強い生地でも破れるのを防ぐことはできません。使えば使うほど耐久性が落ちてしまうのも仕方ないことです。
しかし、一部破れてもそれ以上破れるのを防ぐことができれば、修理して再び使うことができます。結果として、何年も使い続けられるわけなんですね。
表面にはダイヤ柄の織柄があり、スポーティーな印象の生地です。
薄手でハリコシがあり、撥水機能もあるため、スポーツウェアやレインウェアまでお使いいただけます。
四角形の織り柄がユニセックス&エイジレスに使えそうな無限の可能性を秘めています。
破れが広がりにくく、撥水機能もあり、安心できる生地です。
山登りの試練は辛く険しい山を登ること……ですが、意外にも荷物がかさばりすぎて、まだ体力のついていないビギナーはすぐに疲れてしまう、という課題があります。
車などの移動なら気にならなかったのに、自分の手で持つとなると気になり出すのが手荷物の重さですよね。
持ち運びが多い場合には、次の生地を選びましょう。
先述したナイロンやポリエステルなら耐久性がありますし、リップ加工の生地なら破れにくいのが嬉しいポイント。
加えて軽さを求めるなら、フェザーリップがおすすめです。
その名の通り、フェザー(羽)のように軽いナイロン生地。ただ単に軽いだけでなく、撥水機能や破れ防止機能など高機能です。
アウターなどの裏地に使ったり、ダウンなどとても軽いアウター、雑貨資材など幅広いアイテムに向いています。
なるほど〜やはり雨が降ったりすることを考えると撥水性は必要ですし、綿だとなるべく丈夫な厚みのある生地。ポリエステルやナイロン素材だと持ち運びの軽さも大切ですよね。
上記でご紹介したのはほんの一部の生地です。
他にも撥水性のある生地から厚みのある生地、コーティングされた生地など、YAMATOMIにはアウトドア向けの生地がたくさんあります。
またアウターだけでなく、内側に使えるメッシュ生地なども取り揃えています。(これが快適さには意外と重要なんです!)
ぜひアウトドア製品の企画にお役立てください。
生地サンプルのお取り寄せも可能なので、ぜひ一度お問い合わせください★
アウトドアは自然とのふれあいやリフレッシュに最適な遊び。しかしその一方で、自然の中だからこその思わぬトラブルや事故も起こりやすいです。
アウトドアを快適に楽しむなら、海なら海に、山なら山に、スポーツならスポーツにと、各シーンに適した生地選びが何よりも大切。
今後ますます増えるであろうアウトドア需要に向けて、シーンにピッタリと合った生地を探してみてくださいね。