ホーム > 【スポーティー素材】カジュアルスポーツに適した生地の条件とは?おすすめの生地もご紹介!
2022.3.24
スポーツウェアにはとにかく機能性が必要。そしてスポーツウェア用に開発された生地は、スポーティーな印象も強いですよね。
ではこれからカジュアルスポーツ向きのウェアを作る場合、どんな生地を選べば良いのでしょうか?生地選びに失敗すると、「動きにくい」「パフォーマンスが落ちる」など、本来の役割を果たせないスポーツウェアになってしまうかもしれません。
そこで本記事では、カジュアルスポーツに適した生地の条件と、ズバリおすすめの生地をご紹介します!
目次
ランニングやヨガなどのカジュアルスポーツを楽しんだり、自分の技術を向上したり、あるいは競技に勝利したりするうえで大切なのが、スポーツウェア選び。
まずはカジュアルスポーツに適した生地の条件を見ていきましょう!
運動すると大量に汗をかくことから、汗の吸収のしやすさを重視する人も多いでしょう。
ただし汗を吸収しただけで乾いてくれないと、競技中に肌に服が張り付いて不快感を感じ、パフォーマンスが落ちてしまうなんてことも。さらに水分を吸い取ったことで、生地そのものが重たくなってしまいます。
綿は汗などの水分を吸収しやすい生地としてスポーツウェアに使われてきましたが、逆に乾きにくいというデメリットが。
そのため乾きやすさも追加した「吸水速乾性」が必要な条件です。乾きやすい生地は透湿性も高いことが多く、スポーツ中に蒸れるのも防いでくれますよ。
何度も洗濯するスポーツウェア。少し着ただけでも洗濯する必要があるので、自ずと何度も摩擦を受けることになります。またスポーツ中も体がぶつかる、どこかで擦れるなど、常に摩擦が起きている状態です。
摩擦に弱い、耐久性の低いスポーツウェアだと、すぐに摩耗して生地をダメにしてしまいますよね。長く使う必要のあるスポーツウェアやチームウェアほど、耐久性の高さが重要になってきます。
体を大きく動かしたり、素早く動かしたりすることの多いカジュアルスポーツ。軽量で動きやすいことも必須条件です。同じ織り方でも繊維そのものの太さ・重さにより、軽いか重いかが左右されるので注意しましょう。
また伸縮性の高さを求められることもあります。
たとえばバレエや新体操のレオタード、水泳の水着はもちろん、Tシャツなどのインナーとして着るアンダーウェアやボディラインの浮き出るウェアなどは、体に張り付く分、動きやすくなければいけません。そのため伸縮性の高い生地が必要なのです。
スポーツのモチベーションを上げるために、好きなデザインのウェアを選ぶ人も多いです。そのためメーカーや企業も、おしゃれなデザインのスポーツウェアを作ることが増えてきました。
そこで必要になる条件が、染色やデザインがしやすい生地であるかどうか。イメージ通りの発色ができて、プリントや刺繍がしやすい生地であることは、差別化をするために大切な要素です。
個人でスポーツを楽しむ場合はもちろん、チームユニフォームなどを作る場合にも、細かなデザインを施しやすいことは条件の1つになります。
上記の他にあると嬉しい条件として、防臭効果、紫外線カット効果があります。
大量の汗をかけばどうしてもニオイが気になりますし、ウェアを洗濯するときも気分が滅入ってしまいますよね。しつこい汗のニオイは洗濯しても落ちないことも……。
防臭効果があれば、安心してそのウェアをたくさん着られるでしょう。
また屋外のスポーツの場合、紫外線カット効果もある生地がおすすめ。スポーツは長時間にわたって行われるので、日焼け止めを塗っても汗で流れたり、塗り直す時間がなかったりと、1日で真っ黒に日焼けすることも多いです。
紫外線カット効果があると日焼け止めを塗れない状況でも、素肌を紫外線から守ってくれますよ。
防臭効果や紫外線カット効果は加工により後から付けることもできるため、生地を加工することもぜひ検討してみてください。
それでは、以上の条件をふまえカジュアルスポーツにはどんな生地を選べば良いのでしょうか?
条件を満たす生地は、ズバリ次の4つです。
スポーツウェアに一番オススメしたい生地はポリエステル。中でも、軽量や吸収速乾性などのある機能性ポリエステルです。
汗を吸い取りよく乾き、軽くてほどよく伸縮性もあり、摩擦に強く、色やデザインも豊富な機能性ポリエステルは、まさにスポーツウェアのために開発されたと言っても過言ではありません。
また水に濡れると強度が弱くなったり縮んだりする生地が多い一方で、ポリエステルは強度が変わらず縮むこともない生地でもあります。スポーツウェアにどんどん取り入れていきましょう!
【YAMATOMIオススメの生地】
中肉厚でメッシュの様なルックスがスポーティーな印象の生地です。多機能ですので、アウトドアアイテムやスポーツアイテム、カジュアルアイテムなどに向いています。
薄手でしなやかな風合い、コンパクトな表面感が大人な印象の生地です。吸水や透け防止など多機能な生地で、普段使いのカジュアルなアイテムなどに向いています。
薄手でしなやかな風合いです。吸汗加工が施されておりスポーティーなルックスなので、スポーツアイテムやカジュアルアイテム、ユニフォームなどに向いています。
防風性のあるポリエステル生地なので、風の強い日のアウトドアスポーツにぴったり。軽量で撥水性とストレッチ性もあり高機能のため、アスリートにおすすめです。
しなやかで着心地が良いため、心地良く体を動かせることが魅力。UVカット効果もありますよ。鮮やかなカラーでスポーツも楽しめそうです。
弾力性や耐久性があり、あらゆるスポーツウェアにたくさん使われているナイロン。速乾性が高いので、夏のカジュアルスポーツにも向いています。
またナイロンは発色が良いため、どんな色・デザインも作りやすいことがポイント。洗濯しても色落ちせず、しわもできにくいので、お手入れが簡単です。
【YAMATOMIオススメの生地】
まさに軽石のように軽く、薄手ですが肉感を感じられるナイロン生地。保温性があるため、ウィンタースポーツ向きのアクティブな生地です。
目を引く鮮やかカラーが魅力のストレッチタフタ。ストレッチ性があり体にフィットしてくれるため、スポーツウェアから衣装まで幅広くご活用いただけます!
肌に触れるとなぜかひんやり涼しく感じられる、接触冷感機能付き!UVカットもしてくれるので、まさに夏のスポーツに向いています。
スポーティーな雰囲気の漂うメッシュニット。接触冷感で、肌に触れるとひんやりして心地良いのが最大の魅力です!長時間着ていてもさらさらした肌触りを保ちますよ。
ポリウレタンはとても軽量で、そのうえ伸縮性に優れている生地。そのためスポーツウェアの生地としてもオーソドックスに使われています。特に水着や陸上ウェアなど、伸縮性が必要なウェアには欠かせない存在です。
吸水速乾性も高くとても使いやすい生地ではありますが、一方で摩擦に弱いというデメリットもあるので注意しましょう。お手入れ方法にさえ気をつければ、長く使い続けることができますよ。
【YAMATOMIオススメの生地】
ツヤのある上品な生地で、スポーツウェアはもちろんファッション衣料にもぜひお使いいただきたい生地です。レオタードなどの衣装なら、より存在感が増すこと間違いなし!
程よいストレッチ性に加え、吸水速乾・UVカット・消臭機能のあるナイロン生地。ジャンル問わず、幅広いスポーツウェアに取り入れやすい生地ですよ。
発色がとても良く鮮やかなカラーの生地は、レオタードや衣装にぜひ取り入れましょう!吸水速乾・UVカット・接触冷感・耐摩耗・抗ピリング・抗スナッグなど、高機能なところもポイントです。
従来のポリウレタンとはひと味違うのがこちら!耐久性が高く、水着からスポーツウェア、資材まで幅広く活用できます。気になる方は実際に触ってその違いを実感してみてください。
ウールというとモコモコで冬のイメージが強く、スポーツウェアのイメージがない人も多いかもしれません。実はウールは、保温性が高く暖かいのでウィンタースポーツには欠かせない素材なのです。
ウィンタースポーツのアウターはもちろん、秋冬のインナーウェアとしても活用しましょう。
【YAMATOMIオススメの生地】
ウォッシャブル加工を施し表面の毛羽を削ぎ落とすことで、ナチュラルなストレッチ性と上質な発色性、光沢感を表現しています。ウールの特性を最大限生かした仕上がりの天竺素材です。
適度なハリ感と着心地の良さがポイントのウール生地。洗濯してもへたりにくいのは、スポーツウェアには嬉しいですね。淡色から濃色、渋い色までカラー展開があるので、おしゃれな1枚を選んでみましょう。
カジュアルスポーツのためのウェアを作るときには、ただデザインや雰囲気だけで選ぶのはNG。普段着とは異なり、日常生活とは違う動きをしたり、大量の汗をかいたりと、体やウェアにかかる負荷も大きくなります。
だからこそスポーツウェアの生地には、きちんと必要な条件を満たすものを選ぶことが重要。
ここで紹介した生地はすべてのスポーツに適しているわけではなく、向き・不向きがあることも忘れてはいけません。
それぞれのスポーツにぴったり適した条件の生地を選ぶことで、スポーツを快適に楽しめるだけでなく、パフォーマンスの向上にもつながるでしょう。