ホーム > まるで麻?ナチュラル感とドライな風合いのリネンライクな生地の魅力
2021.9.29
ナチュラルな風合いが魅力の麻(リネン)は、衣類からインテリア、雑貨までさまざまなアイテムに使われています。しかしその一方で、シワになったりゴワついたりなど、麻特有の課題に頭を悩ませている人もいるのでは?
そんなとき、麻の代わりにぜひ取り入れてほしいのが“リネンライク”な生地です。今回は麻の欠点をカバーした、リネンライクな生地の魅力をお伝えしましょう!
目次
麻(リネン)といえば、ドライタッチでラフ感のある素材です。洗いざらしでもナチュラルな雰囲気が漂い、吸水速乾性もあって機能的。最近では、特にハンドメイドの洋服や小物などに使われています。
そんな自然派な魅力のある麻にも欠点があります。次に挙げる欠点に、頭を悩ませる人も多いのでは?
麻はシワになりやすいのが最大のデメリット。洗濯するとしわくちゃになり、そのまま乾くとシワの形状が残ってしまいます。頑固なシワはアイロンしてもなかなか取れません。
せっかく麻のおしゃれ着を買っても「後で洗濯するのが面倒……」と、結局着られないままタンスの肥やしになっている人もいるでしょう。
衣類用テキスタイルとして作られるリネンはなるべく肌への刺激が少ないように配慮されていますが、それでもチクチクしてゴワつくことがあります。
特に肌が敏感な人、アトピー肌の人などは、肌が負けて赤くなることもあるので注意したいところ。
とはいえ、麻はベッドシーツにも使われるくらい優しい生地でもあります。購入の前によく素材の肌触りをよく確認しておけば問題ありません。
麻の繊維は不均一で、これが独特のラフ感を出していますが、同時に毛羽立ちやすくもなっています。
生地の表面に太い節や玉状のネップが出てきても少しなら気になりませんが、これが次第に大きく・多くなることで、お手入れしていないような見た目になることも。
出てきた毛羽はハサミの先で切るか、尖ったもので繊維の中に押し込むかして、目立たなくしましょう。
麻(リネン)に似せて作られた生地がリネンライク。直訳すると「リネンのような」という意味です。
では、リネンライクとは実際にどんな生地なのでしょうか?
麻独特のあの雰囲気を、リネンライクはそのまま再現しています!
など、ぱっと見は麻とあまり変わりません。また、価格も麻とあまり変わらないのも嬉しいポイント。
麻の代わりに使える生地です。
麻をそのまま再現しつつ、なんと麻のデメリットを解決しているのがリネンライクのすごいところ。
先に挙げたシワになりやすさ、毛羽立ちやすさが気になっている人は、麻ではなくリネンライクを選ぶと一気に悩みが解決です。
麻とリネンライク、どう違うのかを確認したい方は、YAMATOMIでサンプル帳のお取り寄せができますのでぜひお問い合わせください!
リネンライクとは、麻に似せた合成繊維でできた生地。対してリネンブレンドは、ポリエステルやコットンなど他の繊維の中に麻の繊維を混紡した生地で、そもそもの素材が違います。
リネンブレンドの生地は麻が入っているものの、麻100%に比べたらゴワつきにくく、シワができてもアイロンで取りやすいです。そのため、麻の代わりにリネンブレンドが使われることも多いんですよ。
リネンライク生地はどんなアイテムに使われているのか気になるところ。
果たして、麻と同じように使用できるのか?実際の活用例をご紹介しましょう!
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リネンライク生地にはハリ・コシがあるので、袖にクシュッとしたボリュームを出せます。二の腕カバーして、ボディも細見えするラインが素敵ですね。
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やっぱりリネンライクで人気なのが、シャツなどのトップス。最近トレンドのスタンドカラーシャツを重ね着して今っぽい装いはいかがでしょうか?
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こちらはリネンライクのテーパードパンツ。きちんと感があるので、コーデ次第でプライベートにもビジネスにも活用できます。
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リラックス感が好きな人には、ゆるっとしたストレートパンツがおすすめ!ウエストゴムなので苦しくなく、おうちからちょっとコンビニまで、リモートワークなどにも活用できそうですね。
リネンライクは、ただ麻に似た生地ではありません。
「麻と比べて〇〇」といった、リネンライク“だからこそ”の魅力があるのです。
麻の欠点であるシワ。リネンライクは麻と比べるとシワになりにくく、お手入れが簡単です。
完全にシワにならないわけではありませんが、シワができてもアイロンを使えば簡単に伸ばせます。
あまりシワにしたくないけど、ナチュラルな雰囲気を出したいシャツやセットアップなどの洋服に気兼ねなく使えそうですね。
リネンライクの素材は合成繊維なので、麻と比べて毛羽立ちしにくいです。合成繊維は均一にできるため、表面を摩擦してもきれいに整った目をキープできるのがメリット。
ボトムスのお尻や膝の部分、あるいはベッドシーツや枕カバーなどは摩擦が起きやすいです。そうしたアイテムにリネンライクを取り入れることで、筋やネップを気にせず使えますよ。
リネンライクは麻に比べて洗濯しやすいことも魅力の1つ。麻で「洗濯後のシワが…」「水に濡れるとゴワつきやすくて…」といった理由で使用を避けていたアイテムでも、リネンライクならガシガシ使えてしまうのです。
普段使いするために買ったおしゃれ着や小物など、せっかく買っても使わないのは非常にもったいないもの。
「普段使いしたいからこそ、リネンライクを選ぶ」という選択肢もアリですね。
実際に触って比べてみると分かりやすいですが、リネンライクは麻よりも手触りがなめらか。麻がラフでカジュアルな装いだとしたら、リネンライクは麻に近いけれど、ややきれいめな装いです。絶妙なニュアンスが麻と異なります。
水に濡れてもゴワつきにくく、お肌への刺激も少ないため、肌が敏感で麻を諦めていた人にもぜひおすすめしたい生地ですね。
生地問屋YAMATOMIでは多数のリネンライク生地を扱っています。
「麻のような風合いが欲しい」という方は、ぜひリネンライク生地を手に取ってみてください。
ポリエステルとは思えないナチュラル感のある生地です。粗めの織り柄があり、カジュアルな雰囲気に。
麻のようなナチュラル感とドライな風合いがポイント。シワになりにくいのでお手入れも簡単です!
例えるなら、とてもなめらかなリネン。スラブの風合いがカジュアルながら上品な印象もあります。
麻の色味・風合い・スラブ感を再現しました!ウォッシャブルなので衣類からインテリアまで幅広く活躍してくれそうです。
ランダムなスラブ糸を使ったリネンライク生地です。シワになりにくく、しっかりとハリもありますよ。
リネンライクは麻に似せて作られていますが、どうしても自然由来の麻ほどではない部分も……。麻にも欠点があるとはいえ、それ以上に魅力もあるのです。
麻には特有のラフ感があり、これはリネンライクでは表現しきれません。またしっかりとしたハリもリネンライクにはないものです。そして天然素材なので、環境に優しいの魅力。
きれいめに着こなすならリネンライク、ナチュラルでラフに着こなすなら麻のように、自分の叶えたいスタイルに合わせて使い分けると良いですね。