ホーム > 多種多様なミリタリーファッションに使われているミリタリー向け生地をまとめてご紹介!
2020.6.17
ミリタリースタイルのファッションは好きですか?
「ミリタリー」というとカーキ色や迷彩柄などをイメージしますが、実はトップス・ボトムス・カバン・小物まで多種多様なのです!
かっこいい雰囲気のあるこのスタイルは、男性はもちろん、女性や子供にも不動の人気があります。
今回はミリタリーファッションに使われている生地や素材をまとめてご紹介しましょう!
目次
「ミリタリースタイル」とは、元々は軍服を真似て作られたファッションスタイルのことです。
戦時中に登場した軍服には、通気性・防寒・防水・耐久性・機能性などなど、さまざまな付加価値が加えられて開発されました。
・迷彩柄は森の木々や雪原に隠れてカモフラージュするため ・飛行士の蛍光オレンジは避難時や遭難時に見つけてもらうため ・ポケットが多いのは武器やメディカルキットを持ち歩くため ・コンバットブーツは靴が脱げたり異物混入を防ぐため
など、1つひとつのアイテムにはきちんと意味があります。
そして一番“要らないもの”として省かれたのが「おしゃれさ」です。
命のやり取りをしている最中におしゃれなんてしている余裕なんてないのですから、「おしゃれさ」が捨てられるのは自然なこと。
しかし「おしゃれ」を目的としていないミリタリーファッションが、現代において「おしゃれ」の定番になっているのですから、ファッションは面白いですよね。
ミリタリーファッションのデザインがその時代のトレンドや流行をまったく意識したものではないからこそ、現代でもトレンドに流されず、愛され続けるスタイルになっているのです。
では、ミリタリーファッションにはどんなアイテムがあるのでしょうか?
ミリタリーファッションに欠かせないアイテムは、やっぱりジャケット!
定番になる襟付きのジャケットからショート・ロングコート、ダウン、ダッフルなどなど、現代のジャケットは軍服から着想を得ていることが多いんですよ。
ジャケットは軍服の“お国柄”が出やすいアイテムなので、いろいろなジャケットを見比べてみましょう。
夏場はさすがにジャケットはきつい…というときでも、パンツなら年中問わず履けますよね。
やや大きめのカーゴパンツが基本ですが、細身のカーゴパンツ、チノパンツ、ショーツなど種類も豊富です。
オリーブやカーキはもちろん、ネイビーやベージュ、迷彩柄などの色・柄も人気ですよ。
ミリタリー系の靴はブーツがほとんど。ブーツには次のような種類があります。
コンバットブーツ:軍隊に所属する軍人が戦闘時に履く、オーソドックスなブーツ タクティカルブーツ:室内戦や市街戦を想定した、軍や警察の特殊部隊が履いているブーツ ジャングルブーツ:高温多湿のジャングルに順応するために作られたブーツ 別名「トロピカルコンバットブーツ」
どれもゴツくてかっこいいブーツなので、一足は持っていたいですね。
日本の軍服、アメリカの軍服、ロシアの軍服とそれぞれの国で違った表情の軍服があります。さらに言えば、陸で戦う人、海で戦う人、空で戦う人、そして大尉に中佐など、それぞれの立場でも軍服のデザインは変わります。
そうして軍服は多種多様になりましたし、現代らしいアレンジも加えられることで、何万通りものデザインが誕生しました。
そんなミリタリーファッションですが「これぞミリタリー!」と言えるような定番生地が選ばれることが多いです。
それでは、ミリタリーファッションに使われる生地をご紹介しましょう!
「ミリタリー」と聞いてイメージするのは迷彩柄という人も多いのではないでしょうか?
別名「カモフラージュ柄」とも呼ばれており、森・山・砂漠・雪原など、バトルフィールドに合わせた迷彩模様や色があります。
実はこの迷彩柄は動物の毛の模様を真似して作られたもの。チーターやユキヒョウがあのような毛模様になっているのか、自然に溶け込んで獲物に近付き、確実に捕獲するためなんですね。
そんな深い意味のある迷彩柄は、日常的なファッションにも取り入れやすいでしょう。
【オススメの迷彩柄生地】
オーソドックスな迷彩柄がプリントされた生地です。素材は通気性や肌触りの良い天竺。
ぜひ幅広いアイテムにご活用ください★
デニムのような風合いを持つ迷彩柄生地なので、パンツやスカートにオススメです!
時代にもトレンドにも左右されないミリタリーファッションですが、実は最新技術を使ったハイテク素材もよく使われています。
特に空軍パイロットは高度何百・何千メートルという高さまで飛ぶため、薄い空気や低い気温に耐えなければいけません。そのため、その時代の最先端技術を使ったハイテク素材の軍服が作られています。
例えば撥水・防水性が高いもの、綿を詰めたような膨らみがあり防寒性に優れているものなど。ハイテク素材にもいろいろあるので、ぜひ注目してみてくださいね。
【オススメのハイテク生地】
光沢がありクリアな表面感が特徴。上質な生地で、レディースにも使いやすいですよ。
タテヨコどの方向にも伸びやすく、体にフィットしてくれるストレッチ性の生地です。マットな質感もおしゃれ!
羽毛立っていて手触りがなめらかなフリース素材は、その見た目からもわかるとおり暖かい素材です。
フリース素材のアウターが多いですが、それほど厚みがないためアンダーとアウターの間に着る「ミッドレイヤー」にもオススメできます!
さらに、ふわふわで優しい雰囲気もあるため、女性も挑戦しやすいのもポイント!
カップルでお揃いのミリタリーウェアにいかがでしょうか?
【オススメのフリース生地】
プラスリッチ 両面フリース
表面がソフトでモコモコとしたフリース素材で、とても暖かい!毛玉ができにくいのもポイントです。
程よい肉感と弾力性を持つ、モチモチの2WAYストレッチフリースです。
良く伸びて、回復性も◎。アウターや雑貨などにオススメです。
定番のミリタリージャケットからパンツ、小物まで、どんなアイテムにも使いやすいのがポリエステルとナイロンの混紡素材です。
どちらも合成繊維なので耐久性が高く、頻繁に使うアイテムや摩擦が起きやすいアイテムにぴったり。
高密度で織られた生地を選べば、クリアな表面とパリッとしたハリ、さらにボリューム感も出せます。まさに「ミリタリー」を感じられるアイテムになること間違いなしです!
【オススメのポリエステル×ナイロン生地】
本格アウトドア仕様の極めて高い機能性を持った生地です。
生地の軽さとナチュラルストレッチ性が着用時のストレスを軽減。自然に溶け込む落ち着いた配色も魅力です。
ミリタリー系のアイテムって厚みがあって無骨なイメージですが、それだと夏場などは汗をかいてベタベタしてしまいます。
そこでオススメなのが通気性の良いコットン素材。コットンだけでは心もとない…というときには、ナイロンと混紡のものを選びましょう。
通気性の良さはキープしたまま耐久性を上げられるため、夏場でも快適なミリタリー系アイテムになります!
【オススメのナイロン×コットン生地】
ぜひともTシャツにオススメしたい天竺生地です。ソフトで中肉厚ですがしっかりと通気性があり、ミリタリー向けのカラーを揃えています。
ナイロン素材単体の洋服は伸縮性がなく、気密性が高く汗がベタつきやすくなります。
しかしどの素材よりも耐久性が高めなので、部分的に使うのがオススメです!
例えばポケットって物を出し入れするので破れやすかったり、すぐに穴が空いたりしますよね。
そんなポケットにナイロン素材を使うことで破れにくくなるのです。
他にもワッペンになる部分やチャックの手持ちの部分など、あまり目立たないけど大切な部分に使うといいですね。
【オススメのナイロン生地】
程よい肉感としなやかさを兼ね揃えた生地です。
高密度に打ち込んだナイロンツイルはミリタリー感たっぷり。MA-1などにオススメです!
ミリタリーファッションは無骨になりがちですが、素材をコーデュロイに変えるだけで一気にトレンドっぽくなります。
コーデュロイ特有のたて畝と凸凹した手触りがポイント。どこか味気なかったジャケットでも、一気におしゃれになりますよ。
男女問わず取り入れやすいのも魅力ですね。
定番のミリタリーファッションにトレンドを取り入れたいときには、ぜひコーデュロイ素材を取り入れてみてください!
【オススメのコーデュロイ素材】
ソフトな風合いとしなやかなストレッチ性を持つ21ウェルコーデュロイです。
温かさと落ち着いたカラーも魅力。アウターやボトムアイテムなどにオススメです。
意外かもしれませんが、獣毛素材もミリタリー系アイテムによく使われています。
特に極寒地では軍服に獣毛が使われるのは当たり前でした。
例えば毛足の長いファーを首回りやフードにあしらえば、見た目にも可愛くて暖かいジャケットになりますよね。
また毛足の短いファーを裏地にたっぷり詰めることで、中から暖かくすることも可能です。
見た目も機能性も高めてくれる獣毛にも挑戦してみましょう!
【オススメの獣毛素材】
表面に使われることの多いファー生地ですが、インナーや部分使いにもオススメ!暖かさをキープしてくれるので極寒地でも安心です。
ファッショントレンドは毎年移りゆくもの。今日や明日のコーデに迷う人も多いかもしれません。
もしトレンドを追いかけることに疲れてしまったときには、ぜひトレンドに左右されないミリタリースタイルを取り入れるのがオススメ!
誰にでも似合い、無難なのにおしゃれなミリタリーファッションなら間違いなしです