ホーム > エコバッグに適した生地ってどんな生地?レジ袋有料化に備えよう!
2020.6.3
令和2年7月1日から、全国でプラスチック製買取袋(レジ袋)の有料化が始まります。
この施策は地球環境を守るためのもので、7月1日を待たずすでにレジ袋有料化を始めているお店も多いですよね。
レジ袋は1枚2円〜5円とそれほど高額ではありませんが、地球環境を守る観点から言えば、レジ袋を使わないことが理想的ですよね。
そこでレジ袋の代わりになるのがエコバッグ!
雑貨屋さんやスーパーの一角にエコバッグコーナーができるなど、全国でエコバッグを持参する取り組みを推奨しています。
今回はエコバッグ作りに適した生地をご紹介するので、ぜひともオリジナルエコバッグを作ってみてください!
目次
エコバッグは通勤カバンや外出用のおしゃれなカバンなどとは違って、スーパーで買った食材や日用品を入れるためのバッグです。
そのためある程度の機能性が求められています。
まずはエコバッグ選びやエコバッグ作りでチェックしたい項目を見ていきましょう。
エコバッグで失敗しないために最初に確認したいのが容量です。
毎日スーパーに買い物に行く人であれば小さなエコバッグでも問題ありませんが、週に1〜2回のまとめ買いをする人や、家族が多くて1回の荷物が多くなるという人は大容量のエコバッグが必要になります。
エコバッグの容量は「L(リットル)」で表され、小さなものは9Lから大きなものは36Lまであります。
日常使いしやすいものなら、15L〜24Lくらいがちょうど良いですね。
しっかりとサイズ感を確認して、自分に適したものを選びましょう。
2Lのペットボトルや牛乳パックなどを入れるとかなりの重さになり、生地が弱いエコバッグは破れてしまうことがあります。
そのため、重い荷物でも耐えられる丈夫さ・耐久性にも着目しましょう。
耐久性は生地の厚さに加え、裁縫の具合(きちんと縫い付けられているか)も確認するといいでしょう。
肉や魚、野菜、果物などの生ものはトレーから汁が出てきたり、野菜についていた水滴が漏れ出てきたりして、エコバッグが汚れてしまいますよね。
また、雨の日でも使わなければいけないことも忘れてはいけません。
そこで、水分や汚れを弾く撥水性・防水性・防汚性の3つもエコバッグには必要です。
普通の布のようなカバンではすぐに汚れますが、表面がツルツルしているものであれば、だいたい上の3つの条件をクリアしているでしょう。
いつものカバンにエコバッグを忍ばせて仕事に行き、仕事帰りのスーパーで取り出す。そういう使い方をする人も多いですよね。
いつものカバンには財布やスマホをいれなければいけないので、エコバッグとは別々に持たなければいけません。
2つも手持ちするのは大変なため、使わないときはコンパクトに折り畳めるかどうかも重要です。
夏は生ものが腐りやすい季節なので、長時間エコバッグの中に置いておいても安心できるように保冷機能のあるものを選びたいですね。
保冷機能のあるエコバッグは、内側に断熱材(銀色のアレ)が入っていたり、はたまた内側に保冷剤を入れられるポケットがあったりといった工夫がされています。
意外と見落としやすいのが、持ち運びやすさです。
どういうことかというと、例えば取っ手の部分が細いと、重い荷物を入れて肩にかけたときに肩に食い込んで痛くなりますよね。
またエゴバッグ自体が重いと、荷物を入れたときにエコバッグ自体の重さも加わるので、持ち運びに疲れてしまいます。
自分が使ったときをイメージしながら、持ち運びやすいかどうかも考慮しましょう。
こうした機能性などから、エコバッグに適した生地をご紹介します!
オックス生地とは、タテ糸・ヨコ糸を2本ずつ並べて織った平織りの生地のことです。ブロード生地よりも厚手なので耐久性があります。
ナイロン製の糸でできたナイロンオックスであれば丈夫なうえに撥水性もあるので、まさにエコバッグ向き。
しかし厚手のものは小さく折り畳みにくいので、折り畳まずに形状記憶型のエコバッグにするのがオススメです。
【オススメのナイロンオックス生地】
薄手ながらもしっかりとしたコシがあり、裏面にはアクリルコーティングを。
防水・撥水性に優れているので、エコバッグにも安心してお使いいただける素材です。
タフタとは、繊維の長い生地平織りにした生地のことです。ナイロンやポリエステルなどの合成繊維を使うことで、見た目に光沢感が出て、自然と防水性のある生地に仕上がります。
薄くてなめらかな手触りが特徴で、伸縮性はありません。
そのため重い荷物を入れてもエコバッグが型崩れすることなく、繰り返し洗えて長持ちしますよ。
【オススメのタフタ生地】
その名前の通り、ナイロンタフタの中国版です。
より耐久性と防水性があり、さらにウォッシャブルなので自宅での洗濯にも耐えられます。
帆布(キャンバス生地)は、太い糸を高密度の平織りにして、厚みと硬さを持たせた生地のことです。
硬くて本を何冊も入れても壊れないため、トートバッグなどによく使われます。
さらに通気性や吸湿性にも優れているのがポイント!
ただ帆布単体では撥水性や防汚性がないため、外側は帆布、内側は撥水・防汚加工をした別の生地という風に使い分けるのがいいですね。
【オススメの帆布(キャンバス)生地】
11号の帆布生地を染色し、鮮やかでツヤのある生地に仕上げてあります。
帆布らしい安定した生地のため、おしゃれなエコバッグにお使いいただけます。
タイプライターとは、長くて細い糸をかなり高密度で平織りにした生地のことです。ハリがあり、タイプライターで文字が打てることからこの名前がつけられました。
高密度で織ことで耐久性が高まるため、縫製をしっかりすればある程度重い荷物を入れても大丈夫!
キャンバス生地よりも薄手でおしゃれなものが多いので、デザイン性を重視したい人にオススメです。
【オススメのタイプライター生地】
しっかりとしたハリコシがあり、高密度でバッグにもお使いいただける生地です。
ワッシャー加工が施してあるので、スーパーに持っていってもおかしくないナチュラル感です★
リップファブリックはナイロン製の薄手生地です。
とても薄いのにかなり丈夫で、重い荷物にも耐えられます。
もちろん薄いのでコンパクトに折り畳んで持ち運ぶのにも便利です!
【オススメのリップファブリック生地】
縦糸・緯糸ともに30デニールの極細糸を使用しているのでかなり薄手、それなのにとても頑丈という性質を持った生地です。
ナイロン特有の発色の良さはエコバッグにもぴったりですね!
50dECOPET(R)COMFORTAS(R)WRリップストップ
ペットボトルからリサイクルされた合繊を使った薄手のリップストップ生地です。
マットな表面感としなやかな風合いが使いやすく、サスティナブルも機能性も着心地も全てを叶える新素材です。
最近はおしゃれなエコバッグも増えてきましたね。
目を引くような華やかなデザインから、「こんな方法があったのか!」と思うような面白いアイディアまで!
最後に、使いやすくておしゃれなエコバッグアイディアをご紹介します。
最近人気なのは、レジかごに取り付けて、かごに入れる容量で収納できるエコバッグです。
レジかごにぴったりハマるサイズなので、袋詰めコーナーでバッグが倒れて入れづらいという事態を防ぎます。
こちらは取っ手が太く、手持ちでも肩にかけても痛くならないエコバッグ。
北欧モダンなデザインは若い人から主婦まで大人気です!
あえて透け透けのナイロンメッシュ生地を使うことで、通気性を良くしたエコバッグもあります。
通気性が悪いと野菜が腐りやすくなるので、これはいいアイディアですね。
見た目からもわかるとおり、しっかりと撥水性のあるエコバッグがこちら!
小さく巾着のように折り畳めるので、カバンに入れても邪魔になりません。
実はこの形状はレジ袋と同じ。荷物をバランス良く入れられて、持ち運びやすい形状なのです。
こちらは畳めば手のひらサイズに収まるので、ポケットに突っ込んで持ち歩くのもアリ!
レジ袋有料化が本格的にスタートすれば、誰もがエコバッグを持つ時代になるでしょう。
まだ無償でレジ袋を提供しているお店は多いですが、7月を待たず、今からでもエコバッグを持ち始めるのもいいですね。
エコバッグを持ってレジ袋有料化に備え、地球環境も守りましょう!