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綿の産地。綿・コットンってどこの国で一番生産されているの??

2019.5.16

コットン素材の洋服や雑貨のもとになる、『綿』。

普段なにげなくお世話になっている『綿』はどこの国で一番生産されているのか想像したことがありますか?また、地域によってどのような綿があるのかあまり考えたことがないのではないでしょうか。

今回は知られざる『綿』の特徴についてご紹介いたします!

世界で最も綿花を生産している国はどこ?

そういえば、綿はどこで生産しているのでしょうか?

コットンの原料となる「綿花」は、実はこの3つの国で大量生産されています。

それは……

  1. 1位:インド18,530,000トン
  2. 2位:中国 17,148,459トン
  3. 3位:アメリカ12,000,000トン

綿花はふわふわしていますから、「トン」で言われてもいまいちピンときませんが(笑)とにかくものすごい量ですね!

上位3か国はインド・中国・アメリカでここ数年ほぼ変わることはありませんが、実は綿花は世界約77か国で栽培されています。

1位:インド

世界最大の綿産国であるインドは、それまで綿花の生産量が1位だった中国をここ数年でいっきに追い抜きました。

大きな農場で一気に生産するというよりは、小規模な農家がたくさんあるのが中国やアメリカとは異なる点です。さらに、人口の多いインドでは、綿花の生産だけでなく消費もトップクラスです。

オーガニックコットンの生産量も世界トップなんですよ!

2位:アメリカ

1位のインドは生産量こそ世界一ではありますが、前述のように国内での消費量も圧倒的な量です。

そのため、実は輸出量が最も多いのはアメリカなのだそうです。

インドとは異なり、大規模な農園で一気に大量かつ高品質の綿花を収穫し、輸出しています。

3位:中国

綿花の生産量が3位の中国は、その消費量も世界トップ。

人口が世界で最も多いのも要因のひとつですよね。生産量は3位ですが、そのほとんどを自国で消費、外国にはほとんど輸出していないのだそうです。

ほかにも、繊維産業がさかんなバングラディシュなどでも綿花は生産・加工されており、今後の発展が予想されています。

世界三大綿って?

世界三大綿、という言葉を聞いたことがありますか?

がそうだと言われています。

スーピマ綿(アメリカ合衆国)

アメリカ南西部で作り出される長繊維コットンです。エジプト綿とアメリカ綿との異種交配によって作られています。

見た目は決して上質だとはいえないものの、その強度や柔らかさに定評があるのがポイント。色を吸収しやすいため加工しやすく、一般的なコットンより40%ほど強度があります。強度があるのに柔らかい、というのがアパレル製品に多く使用されているゆえんです。

 

生地問屋YAMATOMIのサイトより、オススメのスーピマ綿使用の生地をご紹介します★

品番: fj3260
品名60/- スーピマ天竺
スーピマ綿を使用した天竺ニットの生地です。ふわっと柔らかい風合いが特徴ですので
Tシャツを始め、カットソーなどにオススメです。

ちなみに、生地検索で、「スーピマ」と入力して検索すると沢山の生地をご覧いただけますので
例えば、スカート生地やアウター向きの生地でスーピマ綿使用のものを探したいということでしたら
是非ご覧くださいませ。

ギザ綿(エジプト)

エジプトで採取されるコットンをエジプト綿と呼びますが、世界各地で採取される綿の中でも比較的高級品とされています。一本の繊維が極めて長く、その分他のコットンに比べて糸が細く丈夫になります。そのため、完成したコットンは軽くしなやかな仕上がりなのが特徴です。

すべて手作業で加工されることにより最高級の風合を生み出すとも言われています。

 

生地問屋YAMATOMIのサイトより、オススメのギザ綿使用の生地をご紹介します★

品番: yg6126
品名 ギザンディ50/2天竺ボーダー
ギザ綿を使用したニット生地です。綿の白さ、繊維強力の強さ
コットンながらも上品な光沢感や柔らかい風合いが特徴です。

新疆綿・トルファン(中国)

中国西北部の新疆ウィグル自治区で生産されるのが新疆綿です。繊維がとても長く、光沢があるのが特徴です。日本やアメリカ・欧米などで高級シャツや高級シーツなどに利用されます。

中国ではほぼ自国で生産し、輸出はしないと前述しましたが、この高級な新疆綿は一部輸出の対象になっているようですね◎

 

生地問屋YAMATOMIのサイトより、オススメの新疆綿・トルファン綿使用の生地をご紹介します★

品番: tk27-027G0006020
品名 60/2 引揃トルファンゴールド天竺

高級コットンの新彊綿(しんきょうめん)を使用した天竺。中肉厚で程よいハリコシがあります。コンパクトな表面感と上品な光沢がキレイめアイテムに良く合います。

 

日本ではどのような綿花を輸入しているの?

1970年代~80年代まで、日本は世界で5位以内に入る綿花輸入国だったと言われています。戦国時代後期から明治初期にかけては日本でも綿花栽培が行われていたのですが、1970年代ごろには国内では綿花を生産しなくなっており、全て輸入に頼っていました。そのため、衣類の生産には輸入するしかなかったのです。

現在は当時に比べ10分の1程度にまでその輸入量は減少しています。

その理由は、綿以外の不織布やポリエステルといった他の繊維を使用することが増えてきたためです。

そのため、現代を生きる我々にとっては少し贅沢な存在でもありますよね!

 


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