ホーム > ソロテックス®ってどんな素材?ソロテックスの特徴について解説
2019.4.18
昔は、綿、麻、絹、ウール、ポリエステルのいずれかというくらい種類の少なかった生地の種類ですが、近年、技術力の進歩によりさまざまな新素材が登場しています。
中でも注目は「ソロテックス®」という素材。
アパレルの方や生地に詳しい方でない限り、あまり耳にしたことはないかもしれません。
どのような素材なのでしょうか?解説していきます!
目次
「ソロテックス®」とはどのような素材なのでしょうか。
「ソロテックス®」ブランドサイトによれば、「ソロテックス®」はユニフォームやスポーツウェア、インナーから裏地まで幅広い活用が可能な万能の生地。
これまでにも万能だとされてきた、ポリエステル、ポリウレタン、ナイロンなどでも叶わなかったやわらかい風合いやクッション性とストレッチ性、さらには発色の良さまで、服作りをするうえで叶えたいと思うオーダーに応えてくれる素材です。どのような用途であっても、着心地が快適なのも嬉しいポイントですね。
ひとことでいうなら……まさにこの図の通り!
ポリエステルとポリウレタンとナイロンのいいとこ取り!!です!
「ソロテックス®」には7つもの自慢できる特徴があります。1つずつじっくり見ていきましょう。
ソロテックス®に触れると、まずそのやわらかさに驚きます。高級素材のカミシアを以上のなめらかな手触りです。ソフト感が存分に堪能できるので、トップスにもぴったりですし、他の素材との組み合わせの相性もバツグンなんです。
ソロテックス®が万能なのは、実は繊維の特殊な分子構造に秘密が。らせん状の形状だから、形態回復機能があってシワになりにくく型崩れも抑えることができます。洗濯機や乾燥機などにかけても影響が出にくいのも感動モノですよ!
タイトな形状で仕立てても、身体の動きに合わせて自在に伸縮するためストレスなく着こなせるのも特徴です。そのため、スリムな見栄えと動きやすさを同時に叶えたいユニフォームや、動きやすさが最重視されるスポーツウェアにもたくさん使用されています。
ソロテックス®は、他の繊維と複合しやすいのも便利で扱いやすいポイントです。化繊だけでなく天然繊維とも相性が良いから、どんな組み合わせもアイディア次第で実現することができます!
前述の形状記憶機能により、マシュマロのようなクッション性を備えているから、へたりにくいのが特徴です。だから、ふんわり温かく包みこんでほしいコートや枕、ふとんなどにも多く使用されています。
ソロテックス®とポリエステルの発色の違いを比較した画像を見てみると……その違いに驚きます。ソロテックス®は易染性が高いため、鮮やかな色彩を実現できます。さらに、色あせづらいのがすごい!
ソロテックス®の一部には、植物由来原料を使用しているから、人にも地球環境にもやさしい繊維なんです。……どこまでもいいことずくめな素材ですね!