ホーム > 【PREMIUMファブリック】東レの開発したサマーシールドのすごさとは?
2018.11.15
スポーツ用品やテント、日傘などに使用されている「サマーシールド」という生地をご存じでしょうか?
化学繊維の大手「東レ」が開発した、遮熱性・遮光性に優れ、紫外線や雨を99.99%防ぐ最強の生地なんです。その3つのこだわりから、スポーツやアウトドアなどで使用する衣類やアイテムの機能性とファッション性をどちらも求める方にぴったりの素材です。そこで今回は東レがこだわった3つのポイントから「サマーシールド」のすごさについてご紹介いたします!
目次
「サマーシールド」には3つのコンセプトがあります。
1つ目は、「高いクーリング効果を再現すること」です。
「高いクーリング効果」というのは、太陽光を遮熱するということなので、夏場に衣類などで着用しても着心地がよく、涼しく感じるということです。効果実証実験ではサマーシールドではない布と比べ、「マイナス4℃」という結果が出たとも言われています。4℃変わると、体感としてはかなり変わってきますよね!
銀座のメインストリートは毎週土曜日・日曜日に歩行者天国になります。その際に登場する「緑色のパラソル」、実はあれにも「サマーシールド」が使われています。
あの緑色のパラソルにはアルミの骨組みが使用されていますが、手で触れても熱さを感じないほど、パラソル内は遮熱効果により涼しい空間を生み出しています。アスファルトの中かなりの暑さとなる銀座の歩行者天国ですが、ひと涼みしたいときにはぜひ、「サマーシールド」を使用した緑色のパラソルで遮光体験をしてみてください!
逆に、これからの寒い季節にもそのクーリング効果は発揮されます。体温を外に逃がさないため、外気温にも影響されずに体温を奪われることがありません。そのため、ダウンジャケットなどにも多く採用されています。冬場のアウトドアに使用するテントをこれから購入する場合には、「サマーシールド」を使用したものが良いですね!
2つ目のコンセプトは、「紫外線カット率の向上」です。
「サマーシールド」には紫外線の遮蔽効果もありますので、日焼けを気にする方のアウトドアアイテムやスポーツウェアにもおすすめです。こちらの紫外線については、なんと99%以上の遮蔽効果が実証されています。さらに、遮光効果については99.99%以上というから驚きです。
その秘密は生地の内側が黒いから。内側を黒くすることで目を紫外線から保護することと、体感温度の軽減機能が期待できます。これにより、紫外線のカットと遮光性の両方を実現させました。
実際に「サマーシールド」が使用されている日傘を使ってみると、その涼しさにびっくりします。百貨店などでも「体感温度が全然違う!」と口コミにより広がったため、売れ行きが良すぎて常に品薄になってしまうのだとか。
3つ目のコンセプトは、「ファッション性を崩さないこと」です。
東レの技術により、高い機能性は保ちつつも、従来のコーティング加工ではできなかった複数の機能を同時に高いレベルで実現しつつ、さらにファッション性にもこだわることができています。
「サマーシールド」の内側の生地を黒くすることにより遮光性と紫外線カットを実現したと前述しましたが、実は「サマーシールド」は「織物」・「白色遮光フィルム」・「黒色遮熱フィルム」の3層構造になっています。そのため、1層目の「織物」部分に内側の黒色が影響せず、デザインにもこだわることができます。もちろん、3層になっている理由はそれだけではなく、1層目はポリエステル素材を使用し紫外線を吸収する効果、2層目は白色遮光フィルムにより酸化チタンを高含有させることにより紫外線を跳ね返し、3層目の黒色遮熱フィルムで肌への透過をカットするというより高い効果もあります。
この3層構造により、水着から日傘、ダウンジャケットなど幅広いアパレル用品やスポーツ用品、さらにはアウトドア用品への採用が実現しています!
生地問屋YAMATOMIではサマーシールドが使われた「マジカルハーモニー」という生地を取り扱っています!特殊山荘ラミネート素材で、なんと高度な遮光度99.99%紫外線遮断率99%以上遮熱性4℃以上低下を実現した高機能素材です。
遮熱、UVカット機能を活かした熱中症予防・紫外線対策商品はもちろんのこと、防水性・防風性を活かしたアウター衣料、遮光性を活かした資材用途などにも幅広くお使い頂けます。
サマーシールドのお取り扱いをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
アパレルメーカー様はもちろん、個人のハンドメイド作家さまにも少ロットから短納期で生地を販売しています!