ホーム > 色落ちを楽しむインディゴ生地の魅力を解説!
2018.11.9
世の中には赤や青、緑や黄色などいろいろな色のファッションアイテムがありますが、元々その色をしたアイテムは少なく、ほとんど染料を使って着色をしています。
同じ染料でも着色のやり方によって、または糸や生地の種類によって発色具合が変わってくるのもおもしろいです。
今回は世の中にたくさんある色の中から「インディゴ」と呼ばれる色について取り上げました!
「インディゴブルー」と言われるほど有名なこの色や、この色を使ったアイテムにはどんな特徴があるのでしょうか?
そしてファッションに取り入れる場合は、どんなファッションアイテムやコーディネートができるでしょうか?
インディゴブルーが好きな人、そしておしゃれが好きな人は参考にしてみてください。
目次
「インディゴ」とは、現代においではデニムの縦糸に使われる青い染料のことです。
「青色」というよりもどちらかというと「藍色」の方がしっくりくるでしょう。
自然の中に生えているアイの葉に配糖体として入っており、昔はインド産のキアイやタデアイから採取されていました。
現在はアニリンから合成された合成インディゴが主流になっています。
この合成インディゴは1878年にドイツで登場し、ピュアインディゴ(インディゴ以外の不純物が混入していない)と呼ばれます。
実は驚くべきことに、染料そのものは赤茶色をしており、それで染めた後に空気に触れることで酸化し、私たちがよく知るインディゴブルーになるのです。
また「インジゴ」と呼ばれることもあるので覚えておきましょう。
インディゴ生地として思い浮かべるのは、デニムのような生地でしょう。
インディゴは綿に染色することができ、その綿を織ってデニムに仕上げています。
最初はインド産のアイから採取された天然インディゴが使われていましたが、デニムの登場の頃にはすでに合成インディゴが主流になっていました。
なので、現在のデニムの色は合成インディゴから作られています。
インディゴで生地を染色した後は、鮮やかな藍色に発色します。
しかし、インディゴの最大の魅力はその鮮やかさなのではなく、その後時間をかけて色落ちしていくことにあるのです!
あなたは新しく鮮やかな藍色のデニムを買ったものの、何度も着たり洗濯したりを繰り返すうちに色落ちしていったという経験はありませんか?
インディゴの染料は色落ちしやすく、特に選択を繰り返すことで色がどんどん薄くなっていくのです。
今までインディゴの色に惚れてファッションアイテムを買っていた人は、ぜひ色落ちすることまで考えて購入してみてください。
インディゴの鮮やかな色をずっと保つことは難しいため、それなら色落ちを楽しみながら着たいですよね!
また、色落ちしやすいという特徴があるので、選択するものは白い洋服やタオルと分けて洗うようにしましょう。
デニムが好きな人の多くは、そのインディゴの色が好きな人も多いですよね。
せっかくならインディゴカラーが色落ちする様子を楽しめるアイテム選びをしたいもの。
ここからは、色落ちを楽しめるインディゴのファッションコーデをInstagramからご紹介します!
おしゃれインスタグラマーはどんなふうにインディゴアイテムを着こなしているのでしょうか?
インディゴと言えば、やっぱり王道のデニムパンツ!
デニムパンツは男性も女性の楽しめる、ユニセックスなファッションアイテムですよね。
パンツスタイルを楽しみつつ、インディゴがゆっくり色落ちする様子も楽しめること間違いなしです。
インディゴの鮮やかな藍色に合うのは、やっぱり純白のトップスではないでしょうか?
白×藍色で爽やかなコーディネートに仕上がります。
スニーカーを履いてもOK、女性ならヒールを合わせてレディライクに仕上げるのもできますよ。
最近は、大きめサイズのデニムパンツも流行しているようです。
スキニータイプもいいですが、大きめサイズもポップでカジュアルな雰囲気がありますよね。
裾を折って履いているのもチェックポイント!
こちらは色落ちしてきたデニムパンツ。
履いているうちに色落ちすることもあれば、販売前の時点で出来るだけ色落ちさせておくこともあります。
それほどインディゴブルーが色落ちした後の色が、多くの人にとって魅力的に見えるんですね。
どんなコーデでも、上からジャケットを羽織ることでよりカジュアルに仕上げることができます。
特に春や秋などの季節の変わり目にジャケットが大活躍すること間違いなし!
冬でも、裏生地がボアになっているジャケットもあるので、ほぼ年間を通して楽しめますよ。
王道のインディゴジャケットの形はこちら。
襟がついていたり、ボタンがあったりと、誰でも1着は持っていたくなる形です。
デニムやインディゴ好きな人にとっては必須アイテムでしょう。
ちょっと変わったデザインのジャケットをお探しなら、このような形のアイテムはどうでしょうか?
ジャケットの袖と前側の部分で色が異なりますが、どちらもインディゴブルー。
あえて色落ちのバランスをずらすことで、おしゃれなジャケットになるんですね。
他にもいろいろな種類・デザイン・色落ち具合のインディゴジャケットがあります。
寒い冬には裏ボアを、暖かくなってきたらデニム生地のみなど、季節に合わせて着替えるのもおすすめ。
そしてやっぱり、ジャケットの中の白シャツが綺麗に映えますね。
インディゴはデニムだけでなく、日常的に着れるトレーナーやパーカーにも利用することができます。
もちろん着れば着るほど、洗えば洗うほど少しずつ色落ちしてくるので、長く愛用したいときはトレーナーやパーカーがおすすめ!
インディゴブルーのトレーナーなどを着るときは、どんなコーディネートが合うでしょうか?
また、同じトップスのスウェットやTシャツにも注目です!
チェック柄のパンツやグレーのパンツと組み合わせるのもおしゃれ!
こちらのトレーナーはデザインにひと工夫あるので、シンプルなボトムスと合わせるのがおすすめです。
男性も女性も着れるコーディネートなので、お揃いコーデにいかがでしょうか?
ちょっと大きめのパーカーやトレーナーを見つけたら、ワンピースとして着るのがとてもかわいい!
ニット帽やブーツなどを合わせたら、それだけで冬コーデの完成です!
さらにこちらのコーディネートには、白いボアのベストを着ているので、深みのあるインディゴが重くなりすぎないような工夫もされています。
こちらのスウェットですが、ポケットは60年代のディテールを利用しているということで、とても個性的でおしゃれですよね!
ちょっとしたアクセサリーやキャップなどと合わせることで、男性もトライできそうなコーディネートになっています。
また、着込むほど表情が変わっていくのも楽しめるアイテムです。
インディゴはあくまで染料なので、いろいろなアイテムに使えるのがとても魅力的。
このロングTシャツはインディゴ染めしていますが、染め方に工夫があり、1枚でも存在感が出ています。
それを黒いパンツにインすることで、大人カジュアルなコーデに仕上がっていますね。
インディゴアイテムを作りたいとき、自分で藍染めすることも可能。
でもやっぱり、すでにインディゴブルーになった生地を使ってファッションアイテムを作る方が簡単です。
それではYAMATOMIでおすすめする、インディゴ生地と特集ページのご紹介をします★
縦糸にコットン、横糸にリネンを使用したインディゴ生地で、風合い・厚みともにバランスがあります。
ブルーインディゴと黒は硫化染めで染め上げたハケ目調のストライプとシャンブレーの柄のセットアップとなっております。
コーデュロイ生地の深みのあるインディゴブルーとなっており、特にファッションアイテムにおすすめです。
ダブルガーゼが触り心地が良く、ソフトでふっくらとしたワッシャー形状加工にしています。
4種類のインディゴカラー展開ですが、洗えば洗うほど色落ちしやすく、色落ちを楽しむにはおすすめの生地です。
程よい厚みの12オンスセルビッチデニムです。ファッションアイテムはもちろん、バッグやインテリアにもおすすめ!
下記インディゴ特集ページも是非ご覧ください★
インディゴ生地ばかりをピックアップ致しました。
インディゴブルーのデニムやファッションアイテムを選んでいる人は、ぜひ色落ちまで考えて選んでみてください。
色落ちを楽しむことでそのアイテムを長年愛用するようにもなりますし、同じ「インディゴ」でも種類が豊富であることに気付くでしょう。
インディゴアイテムの色落ちを楽しみましょう!