ホーム > 【産地LABO】合繊の産地「福井合繊」の魅力と底力!第一織物の生地をオススメする理由
2018.10.11
国内には色々な生地の産地があります。その中でも最近好調なのが合繊の産地福井県です。
もともとはシルクの生産からはじまり、次第に合繊の産地に変化していきました。
最近の合繊は、高級感もありながら、シワになりにくかったり、機能性があったりするのに
価格もお手頃だということをご存知でしたか?
そこで今回は合繊産地として有名な北陸産地の中でも「福井合繊」の魅力について調べてみました!
目次
そもそも合繊とは?いまいちピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
合繊は「合成繊維」の略で、ナイロン、ポリエステル、アクリルなど、石油を原料とした化学繊維のことです。
このナイロン、ポリエステル、アクリルは三大合繊と言われています。
ポリエステルはしわになりにくく、汎用性があり、生産量も多いため多くの衣類などにも使用されています。
アクリルは羊毛に肌ざわりや保温性などが似ていることに加え、羊毛よりも安価で虫食いが起きないことから秋冬の衣類などに多く使用されます。
ナイロンは断熱性や弾力性があり、スポーツウェアやウィンドブレーカーなどによく使用されます。
世界の繊維生産量のうち60%以上を合繊が占めているほどにさまざまな用途に使用される生地なのです。
福井県で有名な産業といえば鯖江のメガネが有名ですよね。
しかし、実はメガネ産業と並ぶほどに古くから繊維の産地であり、合成繊維の総合産地としても有名です。
福井県坂井市に拠点を置く第一織物は、日本だけでなく欧州やアメリカ、中国など世界中に向けて福井の合繊織物を販売しています。
その生地はファッション性と機能性を兼ね備えており、高級ダウンジャケットで著名なイタリアの「モンクレール」や、アメリカのアウトドアブランド「パタゴニア」さらにはかの有名な「ルイ・ヴィトン」まで世界中のトップブランドから高い評価を得ています。
主力商品は独自の超高密度に織り上げたポリエステル製の合繊。
100%ポリエステルなのに、麻や綿のような手触りと高い質感に仕上がるその秘訣は機械にまかせっきりにせず、職人さんたちの手で織る力を都度調整するから。そのため、ポリエステル製の合繊とは思えないほどに無数の質感やバリエーションが生み出されるのです。
そんな福井合繊を製造する第一織物社の生地の魅力を具体的に見ていきましょう。
第一織物社の社長は以前インタビューで「着ているのがわからないくらい薄い。それでいて、風を通さない強さがある」と表現しています。極細の合成繊維を超高密度に織って生地にしているため、薄さがありつつもしなやかで強く高機能な生地な実現しているのです。
レインコートに使用されている、超高密度ポリエステル生地「DICROS mauri」は、合成繊維と思えないほどにソフトな手触り、かつはっ水性・耐水性・防風性に優れています。
超高密度に織られているため、小さく収納したり、丸めたりしても広げるとしわにならない形状記憶機能があるという優れもの。ゆえに、いざというときに持ち運びのしやすいコンパクトなレインコートの製造に適しています。
また、第一織物にしか製造できないのは「Priantex」という生地。しっかりとした手触りとしなやかな風合いを叶えつつも、「防風性」と「伸縮性」という正反対の機能が実現している、奇跡の生地です。
そんな世界の有名ブランドも注目する第一織物社の福井合繊Dシリーズを生地問屋YAMATOMIでは取り扱っています。
ぜひ生地問屋YAMATOMIの第一織物のページからチェックしてみてください。
アパレルメーカー様はもちろん、個人のハンドメイド作家さまにも少ロットから短納期で生地を販売しています!