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【YAMATOMI解体新書】潰れかけの老舗もITで蘇る!船場の老舗生地問屋から『生地問屋YAMATOMI』というITサービスが生まれた理由

2017.2.21

2017年3月1日生地問屋YAMATOMIは新たに生まれ変わり、リニューアルオープンすることになりました☆
これも一重に生地問屋YAMATOMIをご利用頂くお客様、仕入れ先、協力会社様のお陰です!
本当にありがとうございます!

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ところで皆さん!
生地問屋YAMATOMIといえば、googleやyahooの検索エンジンで
『生地問屋』『大阪 生地』『生地 仕入れ』『アパレル 生地』というワードで検索をかけるとドン!と1番上に出るサイトで有名ですよね〜。。。ね〜。。。

でも、ネットで検索して、ここのサイトばっかり上に出るなんて何かオカシイ!
きっと上に出るようにお金をどーんとつぎ込んでるんだ!
きっとそうだ!だから他のサイトも余すことなく見るぞー!おー!
そんな思いをすこーしでも持っているかもしれないそこの、、、お客様!

その気持ちすごく分かります。
なぜなら私達も、そしてうちの社長も何故検索結果の一番上に出てくるのかよく分かってないので。。。
そして、なぜならサイトの上位表記に銭は一切出してませんので。。。

それにしても不思議なんですよね。googleで一番上に出るってなにか理由がありそうじゃないですか。
なので!それを解明するべく生地問屋YAMATOMIをYAMATOMI自身で解体してみよー!のこのシリーズ。
それが『生地問屋YAMATOMI解体新書シリーズ』です。


目次

潰れかけの生地問屋山冨商店に訪れた奇跡のお客様

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「 ・・・いや〜大手のアパレル企業さんにとっては生地の仕入れって安易なんでしょうけど。うちらみたいな中小企業や個人事業主、個人でものづくりをするものにとっては生地を仕入れるって結構難しいんですよ〜中国からバーンと仕入れとか出来る体力ないですしね。リスクもあるし。でもね、お願いしている縫製会社さんから山冨商店さんで生地を仕入れることができるよって教えてもらって良かったですよー。いやーそれにしても、これだけ沢山の生地見本から好きに選んで、しかも少ロットでクイックに仕入れができるってホンマ感激ですわー。生地スワッチもきっちり整理されてるし素晴らしい。。。そしたら、まずはこの品番の2番色10mと4番色を20mをここの縫製会社に送ってもらえますか??」

70年前、戦後すぐに祖父が創業した山冨商店。2000年に父が代表を引き継ぎ法人化、僕自身は2012年にこの会社に就職、そこから2年が経過した2014年の年末頃、洋服のアトリエを経営されているというお客様から聞いた言葉に、えっ?と耳を疑いました。
そのころの僕は、売上もお客様も仕入先も減り続ける繊維業界の中で、生地を右から左に流すだけの卸問屋さんはすでに社会から必要とされていないんだろうなと感じていたからです。
あっ申し遅れましたが、私、社長の息子で3代目になります濱本隼瀬といいます。
話を戻します。

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そんな未来を感じることのなかったタイミングで耳に入ってきた「感激です!」その言葉に、そんな人いたんだ!と思いました。でもいやまてよ?確かに大手アパレルメーカーにとっては当たり前の仕入れ方も、個人事業様や中小企業のメーカーさん、はたまたこれからブランドを立ち上げたいと思ってるような方にとっては生地の【仕入れ】ってどこで出来るのか分かりにくいのかもしれないな、、、とも思いました。
それに生地問屋の業界ってなんとなく閉鎖的でご新規さん受け付けない雰囲気もあるよな〜とどこかで思っている自分もいました。
でも、このご時世インターネットで生地の仕入れも出来るんじゃないの??そう思い、生地を仕入れることが出来るサイトを検索をすると、楽天やアマゾン、自社サイトで生地を購入できるECサイトは色々出てくるけど、どちらかというと手芸用のような生地が多く、山冨で扱う服地とは少し違う。それに、販売の流れや仕組みが明らかに違う。
おっ?これってもしかしてWebの生地問屋さんを立ち上げれば、第一号になれるんじゃない??
そんな思いから「生地問屋の見える化!」を掲げ、試行錯誤の後2013年5月に生地問屋YAMATOMIは生まれました。

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※2013年5月に生地問屋の見える化をテーマにWordPressで構築したサイト
※製作会社 studioBRAIN


徹底して生地問屋の見える化を実現したオンラインストア

そもそも、生地屋さんと生地問屋さんって何が違うと思いますか??

確かに昔はそんな生地問屋さんもあったみたいなんですが
時代は変わるもので、生地問屋界も大きく変わりました。
僕の知ってる今の生地屋さんと生地問屋さんの違いはこうです。

・生地屋さんは在庫リスクを持って販売するからその分価格が少し高い。生地問屋さんは色々な生地メーカーの生地を取次いで販売するためリスクが少ないから価格が少し安い。

・生地屋さんはその場で1mからカットしてもらえる。生地問屋さんは、パイプのある生地メーカーから手数料を払ってカット見本を1mから取寄せる。

・生地屋さんはお店の特徴に合わせた生地を取り揃えている。生地問屋さんは多種多様な生地メーカーとの繋がりがある。

生地屋さんはお店の特徴に合わせた生地を取り揃えている。生地問屋さんは多種多様な生地メーカーとの繋がりがある。

なので、YAMATOMIは昔の生地問屋さんをネットで表現するのではなく、今の生地問屋の仕組みを見える化したオンラインストアにしようとしました。


生地問屋の見える化を実現したオンラインストアの特徴

生地屋さんで生地を購入するってお店で商品を買うのとほとんど変わりません。
飾ってある生地をレジに持って行き「この生地を◯m下さい」といえばベテランさんぽいおじちゃちゃんや、ナチュラル系のおしゃれなお姉さまが、定規でm数を測り裁ちばさみでスーっとカット、慣れた手つきで生地を畳み紙袋に入れて代金を請求、そして商品を引き渡す。そんな流れですよね。
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※積み上げられた生地から裁断してその場で販売と現金決済の生地屋さん

でも、生地問屋さんで生地を購入する、仕入れるって上で書いた流れと全然違うんです。
どんな流れかというと

①数千種類ある生地サンプルのカタログからイメージしている生地を探す
②いくつか生地のスワッチをピックアップする
③必要に応じて生地スワッチの依頼を行い持ち帰る
④社内で検討、または自身のお客様と共に生地を何点か選定する
⑤サンプル品制作のため手数料を払って何点か1m〜カットオーダーをする
⑥サンプル品を制作
⑦本生産のため量を増やして購入

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ざっくりした流れはこんな流れです。
なので、YAMATOMIは生地問屋さんを見える化するためこんな特徴を用意しました。

■ YAMATOMIは、何千種類もの生地を取扱い全てWebに掲載しています!(価格も載せてます!)
■ YAMATOMIは、気になる生地がありましたらサンプル帳を無料で送ります(部数は制限して)
■ YAMATOMIには、1m〜カットで仕入れる仕組みがあります(カット手数料はかかりますけど)

そして+α
新規の顧客様との出会いに期待して

■ YAMATOMIは、個人の方でも気軽に利用できる生地問屋です(間口広いです)

というのも特徴にしました。


そんなこんなでオープンから1年が経過したころ

■ 顧客数が30倍増えました
■ 売上が3倍増えました

そして一年間を通して色々なお問い合わせや相談を頂いたことでYAMATOMIの力は更にパワーアップ
仕入先も増え、協力会社さんも増えました。
まさにお客様と共に育つとはこういうことか〜と幸せを噛み締めております。

さて、何故顧客数が増えて売上も増えたのか。。。
色々考えた結果、1番の要因は
冒頭で少しお話した『google検索で1番』になったから\(^o^)/なんです。
なったからというより、なっていたんです\(^o^)/笑


まとめ

■ 顧客数が30倍増えました
■ 売上が3倍増えました
から更に2年が経過しました。

本当に信じれない位立派な会社様からご相談を頂いたり、某映画の中で使う生地を手配させて頂いたり、某舞台団体の衣装で使う生地を手配させて頂いたり、独立をされる事業者さんのお手伝いをさせて頂いたり、その方が大手セレクトショップさんと契約されていくのを目の当たりにしたり、フリーマケットで事業者さんより売上いいんじゃないか?と思う主婦の方とお取引させてもらったり、沢山の刺激と喜びを頂ける毎日にウキウキしながら仕事をさせて頂いております。そして、半年前にオフィスとショールームを開設することもできました。

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さて、生地問屋YAMATOMIが生まれた理由を中心に生地問屋YAMATOMIを解体してみました。
やはり何か特別なことをした訳でもなく、ただ山冨商店として船場センタービルで昔からお客様に案内をしていたやり方をWebという場所で、同じようにお客様に案内しているだけなんだと思います。

自分たちや同じ業界にいる人にとってはきっと当たり前のことも、わからない人の立場にたってしっかりと伝えていく。きっとこの真面目に一歩一歩時代に合わせてどう取り組んでいくかと歩みを進めてきたことがgoogle先生に認めてもらったのかな??と思います(^o^)

というわけで、生地問屋YAMATOMIはこれからも徹底して生地問屋の見える化をする!のスタンスを貫き通し
さらにお客様の困ったや分からないを解決できるよう向き合わせて頂きます☆

どうぞ皆様、新しく生まれ変わりました生地問屋YAMATOMI、山冨商店を末永くよろしくお願い致します。
そして、まだまだ未熟な私達です。時にイラッとさせてしまうこともあるかもしれませんが
何卒ご指導ご鞭撻頂きますよう、宜しくお願いします!


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