ホーム > 凹凸(シボ)感がおしゃれ!リップル生地の特徴と暮らしでの楽しみ方
2025.9.2
表面に小さな凹凸(シボ)があることで、見た目が特徴的なリップル生地。
実は肌離れがよく、さらっと涼しい着心地を実現する生地でもあります。
軽やかで快適なことから、夏の洋服や浴衣などに大活躍!
けれども、実は見た目の表情や独特の風合いを活かして、秋冬ファッションやインテリアにも取り入れられる万能素材なのです。
今回は、そんなリップル生地の特徴と魅力をじっくり解説します。
目次
リップル生地は、生地の表面に波打つような凹凸(シボ)があるのが最大の特徴です。
この立体感のある仕上がりが見た目のアクセントになるだけでなく、機能性にも大きくつながっています。
また「ミラクルウェーブ」と呼ばれることも!
サラッと涼しい着心地を実現することから、夏の洋服や寝具に多く用いられますが、実はその独特の風合いを活かすことで、季節を問わずファッションやインテリアなど幅広いシーンで親しまれている素材です。
リップル生地の魅力は、やはり表面に浮かび上がる凹凸(シボ)!
「ripple」の名前には「さざ波」という意味がある通り、生地全体に波のような模様が広がり、光の当たり方や角度によって表情が変わるため、シンプルな色でも奥行きのあるデザインに仕上がるのです。
また、柄がプリントされたリップル生地では、凹凸によって模様に立体感が出るため、フラットな生地とはひと味違った印象に★
可愛らしさや涼やかさを演出できる見た目の特徴が、浴衣や夏のカジュアルウェアに選ばれる理由のひとつです。
リップル生地は、綿やポリエステルといった定番の素材で作られることが多いです。
綿は吸水性があり、肌触りがやわらかいため、夏用のパジャマや浴衣にぴったり。
一方で、ポリエステルを使ったリップルはシワになりにくく扱いやすいので、日常の洋服や雑貨にも広く活用されています。
凹凸(シボ)を作る加工方法にはいくつかありますが、代表的なのは「縮緬(ちりめん)加工」や薬剤を使った「収縮加工」です。
部分的に糸を縮ませることで生地に立体感を出し、ぷくっとしたリップル特有の表情を生み出します。
この加工によって、生地全体が平らにならず、表面に変化が加わることで独特の風合いと機能性が生まれるのです。
リップル生地の凹凸は、見た目のおしゃれさだけでなく機能性にも直結しています。
表面に凹凸があることで肌に触れる面積が減り、汗をかいても生地がべたつきにくいのが最大の魅力だと言えるでしょう。
そのため、夏場でもさらっと快適な着心地を保つことができます。
さらに、生地と肌の間にわずかな空気の層ができるため通気性が高く、風が通り抜けやすいのも魅力。
加えて、軽やかで柔らかい風合いを持つため、洋服だけでなく寝具やインテリアファブリックにも心地よく取り入れられます。
まさに「見た目」と「快適さ」を兼ね備えた素材といえるでしょう。
リップル生地というと夏の素材のイメージが強いですが、実は秋や冬にも活躍する万能素材です。
凹凸(シボ)による独特の表情が、季節を問わずファッションや暮らしに彩りを与えてくれます。
ここでは、リップル生地が夏以外の季節や、暮らしのさまざまな場面でどのように取り入れられているのかを見ていきましょう。
凹凸のあるリップル生地は、涼しげなイメージだけでなく、独特の立体感を秋冬の装いに取り入れるのもぴったりです。
たとえば、無地のトップスやワンピースにリップル生地を使うと、シンプルながらも表情豊かな仕上がりに。
薄手で軽く重ね着をしてもごわつきにくいため、カーディガンやジャケットのインナーとしても快適に着られます。
また、リップル生地のやわらかさや軽やかさを活かして、秋冬のストールやルームウェアに取り入れるのもおすすめ。
凹凸の影によって生まれる奥行きが、温かみのある見た目を演出してくれます。
リップル生地はファッションだけでなく、暮らしを彩るインテリアにも幅広く使われています。
洋服ではワンピースやブラウス、子ども服など、軽やかで動きやすいアイテムに人気。
浴衣や甚平といった和装にも欠かせません。
一方で、インテリアに使えば、シーツや布団カバー、クッションカバーなどに独特の立体感をプラス。
サラッとした肌触りが心地よく、季節を問わず快適に使えるのが魅力です。
バッグやポーチといった小物に使えば、持ち歩きやすく扱いやすいのに、見た目にはちょっとした個性を加えることができますよ★
リップル生地は、見た目のユニークさと機能性を兼ね備えているからこそ、長く愛されてきた素材です。
涼しい着心地や通気性といった機能は夏にぴったりですが、その一方で凹凸のあるデザイン性があるため、季節や用途を問わず幅広いシーンで活用できます。
さらに、綿やポリエステルなど素材の選び方によっても表情が変わるため、年代やライフスタイルに合わせた楽しみ方ができるのも魅力。
ファッションに取り入れるのはもちろん、暮らしを快適にする日用品としても重宝され、幅広い世代に支持され続けているのです。
その涼やかな着心地と見た目の立体感から、ファッションからインテリアまで幅広く取り入れられているリップル生地。
ここでは、実際にどんなアイテムにぴったりなのかをご紹介します。
リップル生地は涼しげな凹凸(シボ)感が浴衣や甚平にぴったり。
汗をかいても肌にまとわりつかないので、夏祭りや花火大会などでも快適に過ごせますよ。
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子供用甚平にすると可愛さMAX!通気性が良いため、汗っかきなお子様でも安心です。
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襟や袖にちょっとした装飾を施すとさらにキュートに!レースやフリルなど軽やかさを後押しする装飾がオススメです★
ワンピースやブラウス、子ども服など、軽やかで動きやすい洋服に人気です。
見た目も可愛らしく、日常のおしゃれに自然な立体感をプラスしてくれます。
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リップル生地には柄物も多いため、可愛らしい柄のブラウスやワンピースが人気。見た目も楽しくなりますね。
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無地でシンプルに決めても、凹凸が独特の雰囲気を醸し出してくれるため、飽きのこない1着になること間違いなし!
凹凸のおかげで汗をかいてもベタつかず、さらっとした着心地が続きます。
夏はもちろん、通年で心地よいリラックスタイムを支えてくれる素材です。
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圧迫感がなく、通気性抜群で着心地の良いルームウェアにはやっぱりリップル生地が欠かせません!長袖にすれば春や秋にも使えますよ。
シーツや布団カバー、クッションカバーに使えば、さらっと快適な寝心地を演出できます。
立体的な風合いは、インテリアにおしゃれな表情を添えるのも魅力です。
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大きめのリップル生地が入ったら、ベッドシーツや枕カバーなどのリネンに取り入れてみて★肌に触れる凹凸が気持ち良くてクセになるかも!?
リップル生地は軽く扱いやすいので、バッグやポーチ、小物作りにもおすすめ。
和装では帯に取り入れると、個性的で涼やかなコーディネートが楽しめます。
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和装用のバッグもリップル生地で合わせると、全体的に軽やかで統一された印象に。和装コーディネートもとことん楽しみましょう!
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リップル生地のハンカチも可愛らしくてオススメ。ハンカチなら季節を問わず通年使うアイテムなので、普段使いしやすいですね。
生地問屋YAMATOMIでも涼しげで軽やかな生地のオーダーが多数。
中でもリップル生地は大人気商品の1つでもあります。
今回は手に取っていただきたいリップル生地をピックアップしました!
透け感がありふわりと軽い、まさに“エアー=空気”なリップル生地。薄手のブラウスや、インナーを付けてスカートになどオススメです!
キュートな柄とリップル生地は相性抜群!大人用のブラウスから子供用のワンピースはもちろん、甚平や浴衣など実は和風アイテムにも似合います♪
ソフトな風合いと凹凸感が作り出すナチュラルなシワが爽やか!実は耐久性もあり、イージーケアなので春夏にオススメです★
コットン100%で肌触りが心地良く、なおかつ上品でクラシック感のあるリップル生地。落ち着いた大人っぽいアイテムにぜひご活用ください!
その他のリップル生地はこちらのページにもまとめています!
リップル生地によく似た「サッカー生地」もオススメですよ★
凹凸(シボ)のある独特の風合いが魅力のリップル生地は、涼やかで快適な着心地を叶えるだけでなく、見た目にも表情をプラスしてくれる万能素材です。
浴衣や日常ウェアから寝具、インテリア、雑貨まで幅広く活躍し、季節を問わず私たちの暮らしに寄り添ってくれます。
おしゃれさと機能性を兼ね備えたリップル生地を、ファッションや暮らしのアイテムに取り入れて、その魅力をぜひ日常で楽しんでみてくださいね!