ホーム > Tシャツにオススメの生地「トライブレンド」の魅力をご紹介!
2020.3.24
あなたは「トライブレンド」と呼ばれる生地をご存知ですか?
どんなシーンでも着回せて日常使いしやすいTシャツによく使われるようになった生地です。
Tシャツといえば、ポリエステルやコットンが人気。
ですが実はこのトライブレンド生地、他の生地にはない魅力があるのです!
今回は最近話題のトライブレンド生地について、詳しくご紹介しましょう。
目次
「トライブレンド」という生地ってあまり聞かない名前ですよね。
名前を聞いただけでは、どういう意味なのかわからない人も多いかもしれません。
まずは、トライブレンド生地ってどんな生地?ということで、詳しく解説します。
「トライブレンド」と聞くとよく間違われるのが「ドライではないの?」ということ。
確かに、吸水速乾性に優れたドライ生地というものが存在していますし、汗をかく夏場に長時間着ていても肌に張り付かないため、ドライ生地もTシャツに人気の生地です。
しかし、トライブレンド生地はドライ生地とは異なるもの!
ドライ生地は表面がさらっとしているのに対し、トライブレンド生地にはどこか濡れたようなヌメリ感と、それでいてなめらかな触感があります。
ではトライブレンド生地はどんな素材でできているのか?
実は「ブレンド」という名前がついているように、1つの素材ではなく、コットン・ポリエステル・レーヨン3つの素材をブレンド(混紡)しているのです!
混紡する理由は、それぞれの素材の良さだけを引き出すため。
コットンからは、吸水性と吸湿性、そして保温性の高さを。
次にポリエステルからは、耐久性、速乾性の高さを。
そしてレーヨンからは、ドレープ性や高級感のある見た目をピックアップし、それぞれの良さをブレンドしています。
さらにトライブレンド生地のすごいところは、3つの生地の長所を引き出すだけでなく、短所を補い合わせるところ!
コットンの乾きにくさをポリエステルの速乾性で補い、ポリエステルの安っぽさや硬さをレーヨンのドレープ性で補う。
そしてレーヨン生地の弱さを、ポリエステルの耐久性の高さでカバーしています。
まさに多くのクリエイターたちが「こんな生地が欲しかった!」と思うような、魅力的な生地なのです。
次にトライブレンド生地の特徴についてもう少し掘り下げていきましょう。
まず先ほども解説したとおり3種類の生地をブレンドした生地のため、それぞれの良さ=特徴だと言えます。
などなど、使用している素材が多い分、特徴もたくさんあります。
特に注目したいのが見た目と手触り。
見た目からしてコットンやポリエステルのTシャツとはひと味違う高級感がありますし、実際に触ってみるとクセになりそうなほどの柔らかさです。
トライブレンド生地が気になる方は、一度手に取って触ってみることをオススメします!
そんなトライブレンド生地ですが、メリットもあればどうしてもデメリットがあります。
メリットとデメリットをそれぞれご紹介しましょう。
トライブレンド生地はよく見た目の良さを褒められることが多いですが、本領を発揮するのは着用したとき!
まず、吸水速乾性があるため、長時間着ていてもずっと快適でいられるのが魅力。
汗をかいた時の水分や湿度は生地が吸収し、そのまま外へと放出してくれるからなんですね。
もちろん洗濯した後の水分もすぐ外に放出するため、洗濯物が乾きにくい真冬や部屋干しでもしっかり乾きます。
また、ドレープ性があるため着た時に体のラインを綺麗に出してくれるのもポイント!
男性も女性も細見えして、スタイル良く見せてくれるんですよ。
トライブレンド生地の最大のデメリットは、加工方法が制限されてしまうこと。
わりとデリケートな生地なので、生地を傷めるほどの加工をするとすぐにダメになってしまいます。
そのためわりとシンプルなTシャツなどのアパレルアイテムに使われることが多いです。
また、熱により縮みやすいという特性も持っています。
すぐに乾かしたくて乾燥機に入れたら、子供サイズまで縮んでしまうこともあるのです。
トライブレンド生地には速乾性があるため、乾燥機を使わなくてもすぐに乾くことを覚えておきましょう!
そして最後に、価格が高めであることも無視できません。
やはり3種類の糸を混紡して作るには時間もコストもかかるため、価格が他より高めに設定されているんですね。
これらのデメリットをふまえても、トライブレンド生地のメリットや魅力は大きいですよね。
トライブレンド生地を使いたい人は、デメリットに注意しながら扱うようにしてください!
では、トライブレンド生地ではどんなアイテムが作れるのでしょうか?
トライブレンド生地がよく選ばれるのはオリジナルTシャツの制作なのですが、実はブランドのアパレルラインでもトライブレンド生地の製品が並んでいることもあるんですよ。
まずは実際にトライブレンド生地で作られたアイテムの例を見てみましょう!
やっぱり一番人気なのはTシャツ!
シンプルゆえに、トライブレンドの見た目の良さや機能性の高さを直に感じられるんですね。
まずトライブレンド生地の特徴として、霜降りのような見た目だということを覚えておきましょう。
霜降りを抑えたマットなアイテムもありますが、霜降りの方がカジュアルな印象になります。
オリジナルTシャツを制作している会社では、トライブレンド生地が生地のラインナップに並ぶようになりました。
複雑な加工はしにくいものの、プリントや染色なら問題ありません!
トライブレンドのTシャツを着てみるとこの通り。
すっきりとしたシルエットで細見えでき、着心地もとても快適に過ごせます。
またトライブレンド生地はパーカーやプルオーバーに使われることも多いです。
こちらも無駄な装飾を省いたシンプルなものが多く、男女や年代問わず人気となっています!
パーカーというと厚手のごわごわした生地をイメージしますが、トライブレンドはごわごわしない上質な生地。
薄手のパーカーも作れるため、春先まで使えるベーシックなパーカーにオススメです。
オリジナルTシャツと同様に、オリジナルパーカーを作れるのもいいですね!
クラスTシャツならぬクラスパーカーで、青春を盛り上げてみるのはいかがですか?
女性用のプルオーバーでもダボっとしすぎることなく、程よいサイズ感になります。
実はこれくらいのサイズ感が男心をくすぐるのだとか…?
トライブレンド生地でキッズアイテムを作るのもオススメです!
よく体を動かすお子さんだからこそ、着心地の良さや快適さなどのメリットが活かされていくのです。
プリントしやすい生地ですので、キッズ向けにはこんな可愛らしいプリントがオススメ!
霜降りのような見た目もカジュアルで使いやすいですね。
トライブレンド生地は老若男女問わず使いやすい生地だということがわかりました。
それなら、大人とキッズでお揃いのアイテムを作り、親子リンクコーデなどもできてしまいます!
最後に、YAMATOMIで取り扱っているトライブレンド生地をご紹介します!
より快適で機能的なアパレルアイテムを作りたい方、もしくはオリジナルシャツを制作したい方など、ぜひお手に取ってその質感をご実感ください★
タテ畝組織を丁寧に起毛してコール天のような表情を出した生地です。柔らかくて肌触りがよく、伸縮性のあるニット素材なので、着用時もストレスフリーで幅広いアイテムに活用できます。
上品なラメ感とカジュアルな裏毛のコンビ生地です。
裏毛とラメの組み合わせが大人可愛いので、シンプルなトップスやスカートにオススメです!
普通のコットンとは違う風合いを持つブラジルコットンを使用した、伸縮性もあるテレコ生地です。
ラフ感の中に杢調のナチュラルな素材感を楽しめます。
中肉厚ですが柔らかな風合いが特徴のフライス生地です。
色ムラがどこかUSEDな雰囲気★Tシャツなどにオススメです!
トライブレンド生地はコットン・ポリエステル・レーヨンの3種類を混紡することで、それぞれの良さをいいとこ取りした高品質な生地。
実際に着た時のふわりと包み込まれるような感覚や、長時間着ていても快適なことから、トライブレンドの魅力にハマる人が出てきています!
特に、高級ブランドのアパレルやオリジナルTシャツの制作では人気。
そんなトライブレンド生地を使って、ワンランク上のTシャツをぜひ作ってみてください★