ホーム > 外国人観光客やZ世代に人気?!『昭和レトロブーム』から見る日本の魅力
2024.8.1
日本で外国人観光客やZ世代の若者を中心に、昭和レトロブームが起こっているのをご存知でしょうか?
昭和に流行ったアーティストのグッズのみならず、そろばんや着物、江戸時代のキーホルダー「根付け」といったアイテムがどんどん売れているのです。
そんな流行の波があるなら、乗らないわけにはいきません!
そこで今回は、昭和レトロブームの背景と合わせて、今後ますます注目が集まるであろう和柄生地・レトロ生地をたっぷりご紹介します。
目次
地域で開催される骨董市などに足を運ぶと、意外にも外国人やZ世代の姿が多く見られます。
そういった昭和レトロブームが起こった背景とは何でしょうか?
実は昨年、アメリカの雑誌等で日本のレトロなアイテムや取り上げられて以降、お土産として買い求める外国人観光客が増えたのです。SNSの影響もありますね。
また円安の影響でインバウンドも増えており、外国人は日本に旅行に来やすい環境でもあります。
そして海外で流行すれば、ある意味逆輸入的に日本の若者の間でも流行り、昭和レトロブームが巻き起こったのです。
日本の「昭和」という時代に改めて注目が集まり、リスペクトしてもらえることはとても嬉しいですね。
昭和レトロブームの様子は、ぜひこちらの動画でもチェックしてみてください!
参考:「ドリフ」に「キャンディーズ」“昭和レトロ”にも熱視線…日本の“懐かしい物”が外国人を魅了
また、主に若者を中心に2000年代の平成時代に流行ったファッションやスタイル「Y2K」ブームも同時に起きています。
トレンドは繰り返すと言いますが、令和時代になった今だからこそ、日本の昭和〜平成を思い起こさせるようなスタイルがトレンド入りしているのかもしれませんね。
日本文化や日本のモノづくりを見てみると、繊細で情緒的なモノが多いことがわかります。
日本は昔から職人気質と言われていますが、そういった気質が外国人にとって「日本が好きな理由」の1つになりますし、気質が現れたモノに対しても価値を見出してくれている、ということ。
特にテキスタイルや縫製においても、大胆に見えて繊細な作りをしている着物や日本古来からの染色技術があるなど、独自に誕生・発展した文化ってありますよね。
【日本が誇る染物】
・友禅染め
・更紗染め
・草木染め
・江戸小紋
・琉球紅型染め
・有松・鳴海絞
など
キーホルダーやお皿、そろばんなどのほか、和柄生地・レトロ生地といったテキスタイルを使ったアイテムも注目されています。
まずどんなアイテムなら人気があるのかを見ていきましょう。
日本の伝統は着物や浴衣なしでは語れません!
近代的でモダンな柄の着物も一時期増えましたが、外国人観光客に刺さるのは王道の和柄。
自分で着ること以外にも、部屋のインテリアとして飾っておいたり、普段着にリメイクしたりする人も多いのだとか。
日本では当たり前のように見かける着物や浴衣ですが、外国人から見ると新鮮でツボを押さえているのかもしれませんね。
普通の和柄のバッグよりも、昭和時代に使われていたような巾着やガマ口財布など、同じ和柄でもそちらの方に目が行くのだとか。
海外には無いような形・デザイン・使い方の入れ物なので、こちらも新鮮に映るのでしょう。
着物よりも普段使いしやすいアイテムなので、自分用や友達用のお土産にも選ばれやすいようです。
現代ではもはやタオルで事足りてしまいますが、あえて手ぬぐいを使う、という選択肢もアリ。
タオルはパイル生地で厚手、手ぬぐいは平織り生地で薄手、という違いがあります。
そのため、手ぬぐいの方がコンパクトに折りたためたり、物を包んだりできるなど、実は利便性の高いアイテムなのです。
また柄の種類がダントツに豊富なのも手ぬぐいの魅力。気に入った柄を買い集めたくなりますよ。
実は、床に布団を敷いて寝る文化は日本やアジア独自の文化。
ベッドで寝る人がほとんどの海外(特に欧米)では、日本の布団で寝てみてやみつきになる人もいるのだそうです。
布団であれば、レトロな柄を選んでレトロなインテリアを簡単に作れるのが魅力。
敷布団や掛布団の他、こたつ用の布団にもぜひ注目してみてください!
生地問屋YAMATOMIで取り扱いのあるテキスタイルの中から、外国人観光客やZ世代に今だからこそ刺さる和柄生地・レトロ柄生地をピックアップ!
柄はもちろんですが、生地の性質や素材、織り方、染め方などもぜひチェックしてみてください。
手描きイラストのようなカセットテープの絵柄がゆるくて可愛いコットン100%の生地。CDやブルーレイを使う現代だからこそカセットテープがノスタルジックですね★
とても可愛らしいおでん柄のコットン生地。「おでん」という日本食であることや、日本語も一緒に描かれている点も含めて、外国人のハートを鷲掴みしてくれます!
日本伝統「歌舞伎」を表現するシーチング生地も外国人ウケが良いデザイン。巾着などの小物でも素敵ですが、手ぬぐいとして持ち歩いているとインパクト抜群です!
柔らかな風合いですがやや厚みがあるため、浴衣や甚平にオススメなワッフル生地。吸水速乾性があり、汗をかきやすい夏でもサラリと着れます★
大人っぽい和柄やメンズでも使えそうな和柄ならこちら!一見すると硬そうですが実は薄手のシーチングで、浴衣はもちろん手ぬぐいや、あえてのシャツにするなど、幅広い使い方ができますよ。
先染め生地は色に奥行きや深みがあって、風情があふれるため、昭和レトロなアイテム作りにぴったり!中肉厚なのでジャンル問わず、衣料、小物、資材、インテリアなど様々なアイテムを作れますよ。
柄はもちろん、素材感も和風やレトロさを追求するなら、二越ちりめん生地がオススメ!ポップでキュートな富士山柄は日本の文化財としてもアピールできるため、積極的に活用してください★
可愛らしい女性に似合う花柄の二越ちりめんもオススメ。着物や浴衣にしても華やかですし、浴衣の帯にもぴったり!日本の匠の技が活きた生地です★
こちらのページでも和柄生地をまとめているので、一緒にチェックしてみてください!
今昭和レトロブームが起きていることは、日本を盛り上げて、日本文化を海外に発信する絶好のチャンス!
そして同時に、日本に住んで日本製を使う私たちだからこそ、その価値を見直す機会でもあります。
昔ながらの技術はありますが、後継者がおらず、後世に残せないかもしれないと言われていることもリアルな現状です。
良いものは古いものでも大切にすることが日本の考え方。そしてSDGsやサステナブルに繋がる価値観でもあります。
ぜひこの機会に、日本文化やモノづくりについても見直してみましょう。